夏になり暑くなると、成長が早くなってくる雑草。そんなときに活躍するのが、刈払機(草刈り機)だ。しかし、さまざまな機種があり、購入が初めての場合、選ぶのに迷うだろう。
それぞれのタイプの特徴や、メリット・デメリットについてまとめ、家庭等でも使用しやすいものを紹介する。
それぞれのタイプの特徴や、メリット・デメリットについてまとめ、家庭等でも使用しやすいものを紹介する。
電動式とガソリンエンジン式の違い
刈払機は、大きく分けて、電気で動く電動式と、レギュラーガソリンに2サイクルオイルを混ぜた混合油で動く、ガソリンエンジン式がある。それぞれのメリット・デメリットを紹介していく。
電動式の種類とメリット・デメリット
1つ目は、本体をコンセントにさして使用するタイプである。このタイプは、直接電源をとれるため、刈払機としてのパワーは十分であるとともに、電池切れの心配はないという点がメリットである。
一方、延長コードの届く範囲での使用となってしまう点が最大のデメリットである。
2つ目は、本体に充電池をはめて使用するタイプである。
このタイプは、どこでも使用できるという取り回しの良さが特徴である。
一方、刈払機としてのパワーは、使用していて不足を感じるものから、ガソリンエンジン式に匹敵するものまであるため、購入の際は注意が必要だ。充電池の電圧(例えば、14.4V、18V、36V)を十分に確認する必要がある。
なお、電動式に共通する最大のメリットは、静音性である。市街地などで使用することを考える場合は、電動式がよいだろう。
一方、延長コードの届く範囲での使用となってしまう点が最大のデメリットである。
2つ目は、本体に充電池をはめて使用するタイプである。
このタイプは、どこでも使用できるという取り回しの良さが特徴である。
一方、刈払機としてのパワーは、使用していて不足を感じるものから、ガソリンエンジン式に匹敵するものまであるため、購入の際は注意が必要だ。充電池の電圧(例えば、14.4V、18V、36V)を十分に確認する必要がある。
なお、電動式に共通する最大のメリットは、静音性である。市街地などで使用することを考える場合は、電動式がよいだろう。
エンジン式はどうか?自身で修理もできる
エンジン式のメリットは、刈払機としてのパワーが十分であること、電源や充電池の充電の心配がないことである。
一方、デメリットは、エンジン音が大きいことである。そのため長時間・広範囲を除草する場合において、騒音をあまり気にする必要のない場所では、エンジン式がおすすめである。
なお、著者は電動式、エンジン式ともに使用しているが、長持ちしているのはエンジン式である。電動式は、動作しなくなったなど故障した場合、自身で修理することは困難だが、エンジン式については、エンジンの分解清掃でたいていの故障は治ってしまうためである。
一方、デメリットは、エンジン音が大きいことである。そのため長時間・広範囲を除草する場合において、騒音をあまり気にする必要のない場所では、エンジン式がおすすめである。
なお、著者は電動式、エンジン式ともに使用しているが、長持ちしているのはエンジン式である。電動式は、動作しなくなったなど故障した場合、自身で修理することは困難だが、エンジン式については、エンジンの分解清掃でたいていの故障は治ってしまうためである。
刃の形状でも、切れ味は変わる!
刈払機に使われる刃は、ナイロンカッター、樹脂製カッター、そして金属刃(二枚刃・四枚刃・チップソーなど多様な種類がある)がある。それぞれの特徴を紹介する。
安全に、草だけが刈れるナイロンカッター
ナイロンカッターの例:セフティー3 ナイロンカッター クイックロック方式 SNCR-1 出典 アマゾン
ナイロンカッターとは、ナイロン製のコードを回転させることで、草刈を行うことができる。庭など、障害物が多いところでは第一の選択だ。
大きなメリットは、まず安全性。小石などが飛んでくる危険は少ない。また庭木や壁など硬いものは刈ることができないことから、壁際まで草刈りをしたいときに便利である。
一方、ナイロンコードで草を断ち切るという特徴から、草の破片が多く飛んでくること、その他の刃と比べ、力が弱く感じることが、デメリットとしてあげられる。
刃の交換が容易、切れ味が維持できる、樹脂製カッター
(樹脂製カッターの例:フジ鋼業 草刈り 改良型スーパーブレードIII 出典 アマゾン)
樹脂製カッターとは、専用のプラスチック製の刃が高速回転することで、草刈りを行う。ナイロンカッターでは力不足だが、障害物もあるところでの使用に向く。
最大のメリットは、刃の交換が容易であることだろう。樹脂製カッターはワンタッチ式ではめかえることができ、切れ味が維持しやすい。
ナイロンカッターに比べ、切れ味がよいにも関わらず、プランター等プラスチック製品にあたってしまっても、大きな問題にならない。一方、壁際などでは、プラスチック刃が折れてしまうこともあるので、注意が必要だ。
広い場所でもすいすい刈れる、金属刃
(金属刃の例(JohnnyNayutaさんによる写真ACからの写真))
金属刃には、二枚刃、四枚刃、八枚刃、のこ刃、チップソーなど多様な種類がある。
最大の特徴は、とにかく切れ味であろう。広い場所でもすいすい、草刈りを行える。障害物がない場所を刈る場合には、第一の選択肢だ。
その反面、プランターなども切れてしまう上に、壁に当たると危険を感じるとともに、刃もかけてしまう。また、刃は研ぐことで再度使えるものもあるが、少々の慣れが必要だ。
用途に合わせた、機種・刃の選択を!
庭での使用を想定する場合、“電動(充電式)”+“ナイロンカッター”がおすすめだ。住宅地での使用は静音性が求められ、障害物も多いと思われるため、この組み合わせがよいと思う。
ちょっとした農地や、裏山の草刈りをするという場合は“エンジン式”+“金属刃”がおすすめだ。しっかり草刈りを行えること、さらに長時間の運転にも適することがあげられる。
なお、著者の場合は、“エンジン式”+“樹脂刃”で使用している。エンジン式を使用しているのは、慣れてしまえばメンテナンスが容易で、ガソリンを入れればすぐ使えること(事前に充電が不要である)。さらに、草刈りをする場所が、主にプラスチック製ポットも混在する土地であるためだ。
この記事が、刈払機を選ぶにあたっての一助になればと思う。また、刃の部分については、後程交換可能な機種が大半だ。
なお、使用にあたっては、安全に配慮しよう。