スペインのバル文化って? 皆さんはスペインの「バル」を知っていますか? 日本でも最近街中でよく「バル」の文字を見かけるようになりましたよね。バルと言えばワインやタパス(おつまみのような軽食)を楽しむ場所というイメージがありますが、スペインにおけるバルという存在は、私たち日本人が思うよりもずっと生活に密接に関わっているのです! 例えば、バルによってはランチ営業しているところもあるので、お昼ご飯を食べに行くこともできます。休憩時間には、コーヒーを飲んでくつろぐこともできます。仕事終わりには友達とビールを飲み、ビリヤードやダーツを楽しむことも…日本で言うところのカフェと居酒屋とバーを合体させたような存在、それがスペインのバルなのです。 スペインバルの面白文化①:バルは20時から開き始める! スペインは日本よりも食事の回数が多いというのをご存じですか? 一般的にスペイン人は一日に4~5回食事を摂る人が多いと言われています。そのためか、夕食の時間が遅く、21時頃に夕食を食べるのが普通だそうです。そのため、多くのバルは17時頃にはまだ休憩中であることが多く、日本の居酒屋の感覚でバルに入ろうとすると困ってしまうこともあるかもしれません。 また、スペインの友達と飲みに行こう!となると、「じゃあ21時集合ね!」と言われることが多いです。日本人からすると、21時開始の飲み会はかなり遅く感じますよね。日本の都市部だと学校や職場に電車で通う人が多いので、終電の時間を考慮して夕方開始の飲み会が一般的ですが、スペインでは近くのエリアに住んでいる人が集まることが多いので、21時から深夜1時くらいまで飲むのが普通です。 スペインバルの面白文化②:席は勝手に選んでいい! 日本だと、レストランや居酒屋に入ったら店員さんが来て席に案内してくれるのを入り口で待ちますよね。ですが、スペインのバルを始めとしヨーロッパの多くの飲食店では、自分で席を見つけて勝手に座るのが一般的です。メニューが置いていない席もあり、座っていいか不安になる人もいるかもしれませんが、他のお客さんが座っていない限り、どこでも座って大丈夫です。 店員さんがなかなか来ないこともありますが、基本的には座って待っていればいつかは来てくれます。メニューなどを持参せず、「飲み物どうしますか」と聞かれることもありますが、メニューが見たい場合は「メニューを見せても…