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金額だけではない? 携帯電話キャリアとMVNOではこう違う

2019/10/16 更新 2020/06/29
もはや生活する上では、欠かすことのできない携帯電話。しかし、通信費は高額になりがちで、毎月の生活費を圧迫しているのが実情です。人によっては、月1万円を優に超える方もいるでしょう。






そんな中で注目されているのが、格安で利用できるMVNOです。「Mobile Virtual Network Operator」(仮想移動体通信業者)が正式名称で、頭文字をとって「MVNO」と呼ばれています。

2019年1月にNTTドコモモバイル社会研究所では、スマートフォン利用者のMVNO利用率について調査を行いました。その結果、スマートフォン利用者の約18%はMVNOを利用していると伝えました。すべての世代で昨年に比べ上昇傾向にあり、30代以降では約20%という伸び率を示しています。(参照 NTTドコモモバイル社会研究所http://www.moba-ken.jp/project/others/mvno02.html) 

キャリアでも料金の見直しが続く中、MVNOの需要は高まる一方です。とはいえ、キャリアとMVNOの違いをどれだけご存知でしょうか。双方にメリットとデメリットが存在し、適切なサービスを選択しないと、後悔する可能性があります。 今回は、そんなキャリアとMVNOの、金額だけではない違いについて解説していきます。






キャリアとMVNOの根本的な違い



キャリア

キャリアとは、自社で通信環境(基地局)を設け、整備と増強を行い、消費者や他の事業者に通信サービスを提供する事業者です。要するに、携帯電話の電波を飛ばすアンテナを所有している会社を指しています。事業者には、ドコモ、au、ソフトバンクがあり、この三社を「キャリア」あるいは「大手キャリア」などと呼びます。

 ちなみに、「キャリア」は一般的な通称で、正式には「Mobile Network Operator」(移動体通信事業者)といい、頭文字をとって「MNO」と呼ばれています。
 

MVNO

MVNOとは、キャリアが設けている通信環境を借りて、消費者向けに通信サービスを提供する事業者です。キャリアをビルオーナーに例えるなら、MVNOがテナントといえます。

一般的には「格安スマホ」や「格安SIM」という呼び方が、馴染み深いかもしれません。






「貸す」キャリアと「借りる」MVNOのサービスの違い



一見すれば、同じ通信サービスを提供しているように見える両者ですが、契約者に提供できるサービスの質がまったく異なります。そこには、通信環境を「貸す側」と「借りる側」の立場による違いがあります。次は項目ごとに、両者の違いを見ていきましょう。






費用の違い


通信費

キャリアとMVNOの最大の違いに、通信費の差があります。キャリアは高く、MVNOは安いです。なぜ、このような違いが出るのでしょうか。

その理由は、通信サービスを提供する際の維持費が違うからです。キャリアは日本全国の通信環境を維持するため、莫大なコストを支払っています。その上、店舗の運営も行っているので、契約者からは相応の利用料を貰わないと立ち行きません。

それに対して、MVNOは通信環境へのコストの負担がなく(厳密には一部負担がある)、安価にサービスを提供できます。しかも、店舗の運営はほとんどのMVNOが行っていません。キャリアと比べても、遥かに低いコストですみます。その結果、通信費に大きな差が生じるのです。


端末費

両者には、契約時にも違いがあります。キャリアは契約段階で端末の購入が必須なのに対し、MVNOは必ずしも購入する必要がないことです。

キャリアは、常に新しい高性能の端末を購入する必要があります。確かに優れた機能が多いのは確かですが、その分高額になります。大概それを分割決済で購入するので、月々の支払いが高くなります。

これに対して、MVNOは「SIMフリー」といい、契約段階でSIMカードが渡されます。これを自前で準備した端末、あるはすでに持っている端末に挿入することで使用ができます。事前に、ちゃんと使えるかチェックは必要ですが、うまくすれば端末代金がまるごと節約できます。






通信速度の違い



キャリアとMVNOでは、通信速度で差が出ることがあります。これにも「貸す側」と「借りる側」の違いがあり、キャリアは安定して速く、MVNOは不安定で速度にムラが生じやすいです。

キャリアは自社の通信環境をフル活用できるため、常に速度が安定しています。時間帯による速度の変化はありますが、日常的に使う分には気にならないでしょう。この安定性は、キャリアの強みといえます。

対するMVNOの最大の弱点は、回線が混雑しやすいことにあります。キャリアが貸出している通信環境は、あくまでも一部分にすぎません。MVNOはそのごく限られた範囲で、サービスを展開していくことになります。

契約者が携帯電話を集中して使用する朝の通勤ラッシュ、昼のランチタイム、夕方の帰宅ラッシュは回線が混み合うため、速度低下は顕著に現れるでしょう。この不安定さは、キャリアに太刀打ちできない部分になります。






サービスの違い


キャリアとMVNOの違いには、細かなサービスの部分にも差が出てきます。ここからは、その主な違いについて解説していきしょう。


店舗

通信費を高く設定しているキャリアは、日本全国に店舗を展開しています。契約や解約は即日対応でき、修理の受付もしてくれます。機種変更によるデータ移行や操作案内もしてくれるので、契約者も安心して利用できます。

しかし、MVNOはその多くが店舗を持っていません。契約と解約はインターネットもしくは電話の受付のため、即日対応とはいかない場合があります。家電量販店で即日開通のみ受け付けていることもありますが、ごく一部に限られています。細かなケアも、メールか電話での口頭案内で終わってしまうのが実情です。通信費が安い分、こうしたサービスが心もとないのは仕方がありません。


キャリア決済サービス

キャリアが提供するサービスの一つで、インターネット上で受けられる有料サービスを、月々の使用料とまとめて支払う決済システムです。主に、GooglePlayストアやAppStoreなどに利用できます。しかし、MVNOは大半が利用できず、UQmobileやY!mobileなど、一部例外的に利用可能なところがある程度です。


通信費の支払い方法

キャリアは口座振替、クレジットカード決済、請求書といった支払い方法が選択できますが、MVNOはほぼクレジットカード決済のみとなっています。一部対応するところもありますが、本当にごく僅かです。基本的にはクレジットカードが必須になる、という認識でよいでしょう。






オススメのMVNO



MVNOはいくつかのデメリットを抱えているとはいえ、その料金の安さが魅力的であることも事実です。重要なことは、自分にとって最適なサービスを選択することに尽きるでしょう。ここでは、今人気のMVNOをいくつか紹介していきます。






Y!mobile

MVNOでは真っ先に名前があがるブランドとして、地位を確立している通信サービスです。かつてはイーモバイルとウィルコムが併合して、第4のキャリアとしてサービスを展開していました。しかし、現在はソフトバンクに併合されたことにより、サブブランドとして展開されています。

そんなY!mobileの特徴は以下の点です。
  • 通信速度が安定している
  • 店舗がある
  • キャリア決済サービスがある
  • 口座振替とクレジットカード決済が選べる
  • Yahoo!プレミアム会員の特典が使える

かつてキャリアであっとこともあり、MVNOになった後も、キャリア並みのサービスを展開している稀有なブランドです。契約後はY!mobaile専用のYahoo!プレミアム会員が無料オプションとして付いてくるので、Yahoo!会員であれば一考の価値があるMVNOになっています。

UQmobile

auのサブブランドとして展開しているMVNOで、Y!mobile同様に真っ先に名前があがる通信サービスです。ピンク・レディーの「UFO」のBGMに合わせて、ピンク色のガチャピンと青色のムックが出てくるCMは、誰もが印象に残っていると思います。UQmobileの充実したサービスには、キャリアに劣らない魅力があります。

そんなUQmobileの特徴は以下の点です
  • 通信速度が安定している
  • 店舗がある
  • キャリア決済サービスがある
  • 口座振替とクレジットカード決済が選べる
  • auの端末であればSIMロック解除なしで利用できる

UQmobileは、キャリアと変わらないほどのサービスと質が売りといえます。何よりauの端末なら、そのまま利用可能なのも魅力的です。現在、auを利用して通信費を見直したいと考えているのなら、検討の価値は十分あります。


楽天モバイル

MVNOの中で高い人気を誇っているいのが、楽天モバイルです。「第4のキャリア」として注目を集めており、2019年10月より「無料サポータープログラム」という試験運用を開始しています。

そんな楽天モバイルの特徴は以下の点です。
  • 月々の支払いで楽天スーパーポイントが貯まる
  • 貯まったポイントを月々の支払いに使える(端末の分割払いは対象外)
  • 口座振替やクレジットカード決済、一部デビットカード払いに対応している
  • 店舗がある

多数の支払い方法に対応し、店舗も構えていることが魅力的です。しかし、楽天モバイルの最大の魅力は、月々の支払いを楽天スーパーポイントに還元することができ、かつ支払いにも使えることでしょう。口座振替ではポイントの使用はできませんが、それ以外は可能なので、通信費の節約する上で助かるサービスといえます。


マイネオ

マイネオは、関西電力グループのオプテージが展開している通信サービスです。マイネオ契約者とマイネオスタッフが参加するコミュニティサイト「マイネ王」があり、盛んに交流や情報公開が行われています。TVCMなどでも積極的に宣伝している、人気のあるMVNOの一つです。

そんなマイネオの特徴は以下の点です。
  • ドコモ、au、ソフトバンクの回線を利用している
  • シンプルでわかりやすく手頃な料金プランがある
  • 他の人とパケットを分け合える「パケットギフト」がある

マイネオの最大の特徴は、大手キャリアの3つの回線が利用できる点です。このことにより「SIMロック解除」が不要になる場合があります。事前のチェックは必要ですが、うまくいけば諸経費のみで乗り換えることが可能です。余ったパケットを他のマイネオ契約者に送ることができる「パケットギフト」も独自のサービスとして展開しています。わからない点があれば「マイネ王」で情報交換ができるので、初めての人でも乗り換えやすいMVNOだといえます。






まとめ



キャリアとMVNOの違いについて解説していきましたが、いかがでしょうか。単純な料金の違いだけではなく、提供できるサービスにも大きな違いがあります。キャリアには高い信頼があり、MVNOには独自のユニークなサービスがあります。どちらも一概に良し悪しは決まられません。

2020年のオリンピックを前に「5G」のサービスが開始されます。普及すればキャリア、MVNOともにサービスの内容は変わってくると思います。双方の動向に注目しながら、お得で快適な通信サービスを選択していきましょう。





##MVNO, ##キャリア, ##携帯電話, #モバイル
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