緊急事態宣言の解除だけでも驚きですが、どうも世の中は再び旅できる時代へと移ろうとしているようです。 それはそうと、今回は2年前に初めて訪れたチェコのお話をします。チェコと言えばプラハですが筆者が訪れたことのある都市は1か所だけで、しかもプラハではなくパルドゥビツェという超普通の町でした(笑)。超普通とは言っても旅人にとっても案外楽しい町でしたよ! ということでチェコの超普通の町、パルドゥビツェ(Pardubice)を独断と偏見で紹介していきます。 そもそもパルドゥビツェはどこ? 確かにパルドゥビツェは地球の歩き方には載っていませんが実は首都プラハから近いです。プラハから普通列車に乗っても1時間少々かかる程度で、ユーロシティーなら1時間ぴったりで到着です。空港もありますがなかなか面白い体験だったので別の機会でじっくり共有します(笑)。ちなみに筆者は空路でのアクセスでした。 そんなパルドゥビツェはチェコ第8の都市で、観光業が大いに盛り上がるプラハと違ってここは工業が中心産業になっています。重機械工業や化学工業、電気設備工場などが集積するパルドゥビツェは第8の都市でありながら重要な産業都市として位置づけられています。 余談ですがパルドゥビツェに拠点を置くHCパルドゥビツェはアイスホッケーの国内リーグの強豪です。 超普通の町だけど... パルドゥビツェは超普通の町ではありますが何もないということは決してありません。むしろ影が薄くて気づかれないでいると言った方が正しいでしょう。その副産物として観光客でごった返すことがないので過ごしやすいですし、生活感のあるチェコを体感しやすいです。しかも住民曰く、プラハよりかは物価が安いそうです! それにしてもここ、超普通とか言っておきながら明らかに普通ではない迷要素もあります...。 如何にも工業都市という町並み チェコというとメルヘンというキーワードが先行しますが、パルドゥビツェは工業で栄える都市とだけあってそれに相応しい街並みを堪能できます。写真は宿泊先のアパートから撮影したものですが、20世紀前半あたりにタイムスリップしたかのようなプラハとはまた異なる趣のある町並みで、町の工業の発展した歴史を物語るかのようです。 超普通の町とか言っておきながら既に旅人受けしそうな予感がします(笑)。 公園から眺める旧市街 高台にある公園からは写真のように旧市街を一望することがで…