ハロー!プロジェクトの12人組グループ、BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)。 クイック・ジャパン146 BEYOOOOONDS特集 もはやアイドルグループというよりもパフォーマーというほうがしっくり来るくらい、ユニークなエンターテイメントを届けてくれている。 エンターテイナーの集まりがアイドルという肩書を借りて活動しているような錯覚にさえ陥るが、もともと彼女たちがエンターテイナーだったわけではない。むろん素質はあっただろうけども、歌やダンスが好きなアイドルにあこがれる女の子たちだった。 そんな12人を集結させてスケールの大きなエンターテイメントに昇華させるには、制作陣の創意工夫なしにはあり得なかっただろう。パフォーマンス制作に携わるスタッフ陣もさることながら、ここではビジュアル面に大きく貢献しているとある1人の人物を取り上げたい。 それは北野篤さん。博報堂ケトル所属の、つまり大手広告会社のプラナーである。父親がビートたけし(北野武)さんであることも知られている。 母親や友だちの影響で音楽好きになり、大手CDショップでアルバイトをしていた北野篤さん。店頭ポップを描いたりバイヤーをつとめたりした経験から、 自分の仕入れたCDをどう紹介していくのかを考えたり、それがどう売れていくのかを見てるのが面白かった音楽以外の世界も見てみたい!! 自分はもっといろいろなことができる人間な気がする! と感じるようになり、CDショップを辞めた約1年後に博報堂に入社する。 そこで 自分が出した企画を面白がってくれて、それを実施するためにいろんな人が動いて形になっていくっていうのがすごく面白かったので、そこで「こんな仕事もあるんだな! 面白いな!」って仕事に対する意識が変わった と北野さん。はじめての映像の仕事はTVのCMで、そこからしばらくしてハロー!プロジェクトなどのMV制作に携わるようになる。 北野篤×BEYOOOOONDS BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)との仕事は北野さん自身も「キャリアのターニングポイント」になったと語るほど。MV制作やCDジャケットデザインの企画をはじめ、SNSプロモーションやグッズにも使用されるツアーロゴなどさまざまな企画を手掛ける。まさにBEYOOOOONDSのビジュアル面を語るのに外せない存在が北野篤さんなのだ。 トリプルA面シングル『眼鏡の男の子 /…