こんにちは、薬膳コーディネーター、中国漢方ライフアドバイザー、メディカルハーブセラピストの資格を持つredzingerpickle(紅生姜)です。 冷え性に悩まされる人はとても多いですね。私も、漢方の知識を持つ前はひどい冷え性で、冬場は膝下から先が氷のようになっていました。 夏まっさかりに、あえてこの話題を出すのは、冷え性は夏くらいから対策しないと冬までに治らないからです。 冷え性の改善は数ヶ月単位で取り組み体質改善を行うことで効果がでるので、冬につらい思いをするのを避けたかったら、今から動きましょう。 この記事では 冷え性のタイプ分け 冷え性の基礎的養生 夏から対策!冷え性VS夏冷え について紹介します。 ●冷え性のタイプ分け 冷え性は主に3タイプに分けられます。 ①全身冷え性:体の芯から冷える。内臓の働きが悪く体が熱エネルギーを作れない ②末端冷え性:手足の先や耳鼻が冷える。体力がなく血の量も足りず、血液によって熱を体の末端まで回せない ③下半身冷え性:上半身は温かいことが多いが下半身が氷のように冷たい。血流が悪く、体力も熱エネルギーも血の量もなくはないが、血流の悪さ故に、上半身はのぼせ下半身は冷えてしまう この3タイプです。 ●冷え性のタイプ別基礎的養生 では、この3タイプが冷え性を改善するにはどうしたらいいのでしょうか。夏から取り組みたい基礎的な養生法をまとめました。 ①全身冷え性: 体を芯から温める食材を取るよう心がける ウォーキング程度の疲れを感じない運動もできるとよい ②末端冷え性: 血の量を増やし体力もつける食材を取る ヨガや太極拳のような汗をかかないゆっくりした運動をする ③下半身冷え性: 血液の流れをサラサラにする食材を取る ストレッチとともに、ジョギングなどの骨盤を中心に動かすような軽い運動もして血流を改善する これらが基礎的養生法です。これらを夏頃から意識的に取り組むと、冬には変わっているはずです。 冷え性のタイプ別による漢方(薬膳)、食材のとり方 ①全身冷え性: くるみ、エビ、羊肉、なまこ、ニラ、ピーマン、アジ、パプリカ、唐辛子、黒砂糖、コショウ、シナモン、フェンネル、クローブ、乾燥生姜(乾姜)、ヒハツ(長胡椒)、山椒 日常のおやつにくるみを取り入れたり、紅茶(これも薬膳的には体を温める作用あり)にシナモンを加えてみたりして取り入れてはいかがでしょうか。また、…