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冷え性を治したいなら夏から対策を!冷え性タイプ別の薬膳・漢方による対処法

2020/08/13 更新 2020/08/19


こんにちは、薬膳コーディネーター、中国漢方ライフアドバイザー、メディカルハーブセラピストの資格を持つredzingerpickle(紅生姜)です。

冷え性に悩まされる人はとても多いですね。私も、漢方の知識を持つ前はひどい冷え性で、冬場は膝下から先が氷のようになっていました。

夏まっさかりに、あえてこの話題を出すのは、冷え性は夏くらいから対策しないと冬までに治らないからです。

冷え性の改善は数ヶ月単位で取り組み体質改善を行うことで効果がでるので、冬につらい思いをするのを避けたかったら、今から動きましょう。

この記事では

  • 冷え性のタイプ分け
  • 冷え性の基礎的養生
  • 夏から対策!冷え性VS夏冷え

について紹介します。



●冷え性のタイプ分け


冷え性は主に3タイプに分けられます。

①全身冷え性:体の芯から冷える。内臓の働きが悪く体が熱エネルギーを作れない

②末端冷え性:手足の先や耳鼻が冷える。体力がなく血の量も足りず、血液によって熱を体の末端まで回せない

③下半身冷え性:上半身は温かいことが多いが下半身が氷のように冷たい。血流が悪く、体力も熱エネルギーも血の量もなくはないが、血流の悪さ故に、上半身はのぼせ下半身は冷えてしまう

この3タイプです。


●冷え性のタイプ別基礎的養生



では、この3タイプが冷え性を改善するにはどうしたらいいのでしょうか。夏から取り組みたい基礎的な養生法をまとめました。

①全身冷え性:
  • 体を芯から温める食材を取るよう心がける
  • ウォーキング程度の疲れを感じない運動もできるとよい

②末端冷え性:
  • 血の量を増やし体力もつける食材を取る
  • ヨガや太極拳のような汗をかかないゆっくりした運動をする

③下半身冷え性:
  • 血液の流れをサラサラにする食材を取る
  • ストレッチとともに、ジョギングなどの骨盤を中心に動かすような軽い運動もして血流を改善する

これらが基礎的養生法です。これらを夏頃から意識的に取り組むと、冬には変わっているはずです。


冷え性のタイプ別による漢方(薬膳)、食材のとり方


①全身冷え性:

くるみ、エビ、羊肉、なまこ、ニラ、ピーマン、アジ、パプリカ、唐辛子、黒砂糖、コショウ、シナモン、フェンネル、クローブ、乾燥生姜(乾姜)、ヒハツ(長胡椒)、山椒

日常のおやつにくるみを取り入れたり、紅茶(これも薬膳的には体を温める作用あり)にシナモンを加えてみたりして取り入れてはいかがでしょうか。また、生の生姜は、汗を出す作用が強く、逆に体を冷やすので、必ず乾燥生姜を取り入れてください。


②末端冷え性:

体力をつける:山芋、キャベツ、じゃがいも、かぼちゃ、ブロッコリー、さつまいも、しいたけ、クリ、桃、鶏肉、牛肉、豚の腎臓、カツオ、マナガツオ、イワシ、サバ、タラ、スズキ、ウナギ、タチウオ、米(もち米も)、はちみつ、水飴、オートミール、なつめ

血を増やす:ほうれん草、にんじん、レバー類、豚ハツ、豚足、イカ、タコ、赤貝、ぶどう、ライチ、落花生(薄皮付き)、卵、牛乳、チーズ、牡蠣、アサリ、しじみ、はまぐり、ホタテ、イカ、まぐろ、あなご、羊肉、黒砂糖、黒ごま

体力をつける食材と、血を作る食材を組み合わせて調理すると、効果が高まります。ひとまず、普段の主食は米を多くしましょう。お好み焼きの小麦粉を米粉に変えて山芋を入れて焼くなどもいいでしょう。


③下半身冷え性:

玉ねぎ、らっきょう、みょうが、チンゲンサイ、ナス、れんこん、黒きくらげ、黒酢、よもぎ、ターメリック、シナモン、小豆、黒豆、ピーマン、小松菜、ニラ、ネギ、にんにく、パセリ、ブルーベリー、桃、かに、アジ、山椒、赤ワイン

よもぎは食べるのではなく、入浴剤にしても効きます。普段からたくさん食べられるものとしては、玉ねぎがおすすめです。みょうがも夏の旬の間に薬味としてたっぷり取っておきましょう。


●夏から対策!冷え性VS夏冷え




夏は意外に冷える季節になります。

クーラーがあちらこちらにある上に、着ているものは夏の薄着だからです。なので、体を冷やさないためにこの2つをできるだけ守りましょう。


3首を冷やさない


3首とは、首、手首、足首です。血管が皮膚一枚下にしかないので、ここを冷やすと冷えに直結するとされています。ストールや羽織るもの、ストッキングなどを活用して、クーラーの下ではなるべく3首を露出しないようにしましょう。


胃腸を冷やさない


胃腸は食べ物の栄養を吸収する、体のすべての要です。ここが冷えておかしくなってしまったら、冷え性を治すための体質改善ができなくなってしまいます。冷たい飲み物はなるべく控える、冷たい飲食物を取ったあとは温かい飲み物を飲むなどして胃腸を守りましょう。

以上、3タイプの冷え性の夏からの改善法を紹介しました。冷え性は本当に辛いですし、冷えは万病の元です。ですから、この夏こそは治すために動きましょう。



薬膳・漢方による体質改善をより知りたい方へ


この記事で書きました冷え性対策は、根本的には薬膳・漢方による体質改善によって冷え性にならない体を作ることにあります。

より体系的に薬膳・漢方による体質改善、健康な体作りに興味のある方は、日本国際薬膳師会による「体質改善のための薬膳」、または薬日本堂による「毎日役立つ からだにやさしい 薬膳・漢方の食材帳」を読んでみることをお勧めします。


体質改善のための薬膳



毎日役立つ からだにやさしい 薬膳・漢方の食材帳





普段はこんな文章を書いています。よろしくおねがいします。









#薬膳, #冷え性, #漢方, #体質改善
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