先日、BSで放送された劇団☆新感線の時代劇『髑髏城の七人 Season花』、ご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 実は私、ミュージカルにはまっていた20代の頃は劇団☆新感線の斬新なお芝居は敬遠してしまい、30代にして初めて観たときはなんとも鋭く胸を突く哀しい物語だったため、その後はまた新感線の舞台から遠のいておりました。 しかし、『髑髏城の七人Season花』は「さすが!いのうえ歌舞伎!」と叫んでしまうほど非常にかっこよくて面白くてはまってしまったのです! こちらでは、劇団☆新感線の時代劇『髑髏城の七人 Season花』を控えめにネタバレをこぼしつつご紹介いたします。 出典:Village Inc.~髑髏城の七人 Season花 ゲキ×シネ より 劇団☆新感線 『劇団☆新感線』は、1980年に大阪芸術大学在学中にこぐれ修、いのうえひでのりらが旗揚げした演劇集団です。 当初、小劇場演劇の『第四世代』でつかこうへいの“コピー劇団”として人気を博し演劇ブームの一翼を担いました。そのレパートリーは現代演劇から時代劇と幅広く、斬新な演出は老若男女問わずファン層の厚い劇団なのです。 いのうえ歌舞伎シリーズ いのうえ歌舞伎とは、シリーズのひとつで神話や史話などを題材に用いた、劇団いわく『ケレン味を効かせた時代活劇』です。 その言葉どおり、時代劇にしてはかなり奇抜で照明を効果的に使い、歌舞伎ならではの見得(みえ)を切る演出は関西から東京に進出した当初からの大人気シリーズです。 『髑髏城の七人 Season花 どくろじょうのしちにん~シーズンはな』 『髑髏城の七人 Season花』は、『髑髏城の七人』のシリーズでIHIステージアラウンド東京のこけら落とし公演として2017年に上演されました。 『髑髏城の七人』は1990年初演。以来、7年ごとに演出を変えて上演されており、『花』『鳥』『風』『月(上弦の月、下弦の月)』と銘打ったこの期は『極』と合わせ6作品のロングラン公演として話題になりました。 『髑髏城の七人…