介護施設における面会の頻度 引用:みんなの介護 介護施設では御利用様との面会は想像以上に行なわれています。面会に来る方は…御家族、ご親戚、昔の友人、民生委員、ケアマネージャー、市町村職員、果ては弁護士まで…実に様々な人の出入りがあります。 一般的には面会というと家族と御利用者様が会うというイメージが強いかもしれません。 しかしある程度自立した生活ができるが施設に入られている御利用者様は、出前を取ったり通販で物を買ったりされています。閉鎖的なイメージが介護施設にはどうしても付きまといますが、案外最近の介護施設はオープンな雰囲気を出す施設が増えています。中にはカフェまで開く認知症に対応した施設も存在します。 その理由は、閉鎖的な空間に御利用者様を長く居させることは、介護度を上げてしまう要因になると世界的に認識されているからです。 介護施設における面会の意味とは? まず面会は御利用者様にとって大変重要だといっておきます。よく最近の介護業界ではQOLを上げなければならないと盛んに言われています。 QOLとはクオリティオブライフ、つまり生活の質が大切であると現在の介護業界ではされています。安心安全は最早当たり前の時代であり、どれくらい快適に御利用者が施設で過し活動出来るかが重要視されています。 特にその中でも御家族の方が面会に来て、外出される際は御利用者様は大変喜ばれます。認知症の方も多くの場合は…御家族や友人や市町村の職員やケアマネージャーや孫…の誰かお1人は覚えて居られます。 つまり面会は過去や現在の御利用者様にとっての人間関係の一部であり、QOLの実現の為には外すことのできない要素なのです。 アンケートに協力した入居者は面会を 「家族が自分を大切にしてくれているという実感が持てる」 「家族が持ってきた好きな物を食べる事ができる時間」 「『また来るね』の言葉が次回までの楽しみになる」 と捉えていた。面会により、家族に対する満足感が向上することや家族と特別な時間を持てること、次回の面会が楽しみになること等が、面会による QOL の向上に繋がったと推察する。 引用:第17回 新潟医療福祉学会学術集会38ページより 介護施設において面会を禁止する場合はあるのか? しかしそんな面会も制限あるいは禁止される場合があります。 2020年にコロナウイルスによる感染症が大流行することで介護施設…