「心理的瑕疵(かし)物件」というのを聞いたことがありますか? 心理的瑕疵物件とは、主に事件や事故が発生し、 その内容を知った人が居住を避けたくなるような可能性を持つ物件のことを指します。 事故が起こった後もリフォームなどをして賃貸を続けていることがザラにあります。 勘が鋭い人は避けたほうが良い物件です。 さてそんなことを話す根拠である、わたしの身に起こった事件と 瑕疵物件の見分け方をこれからご紹介致しますね。 瑕疵物件の部屋に住んで大後悔したわたしの実話 今から40年くらい前のことです(長い時間が経過していてビックリです)。 我が家は建て替えをするために、 家族4人と猫1匹でしばらく近くのアパートに仮住まいすることになりました。 築数十年経過している近くのおんぼろアパートでした。 2階には襖で隔てた和室が2部屋。 受験生だったわたしは1室をもらいました。 1人でコツコツ勉強をしていたら、後ろから気配がする。 振り返っても誰もいない、というようなことがよくありました。 しかし本当の恐怖はそれだけではありませんでした。 その晩、家族が寝静まっている中、 いつものようにわたしは1人で勉強をしていました。 何時だったかハッキリは覚えていませんが、急にガラス戸がバタバタ鳴り始めたんです。 あまりに急だったのと激しい風?で、なんだか怖くなって、 電気を消して布団に潜り込みました。 家族はすぐ隣の部屋で、襖を開けてひとつづきの部屋にして寝ています。 その日もそうして寝ることに。 ですが、寝付けません。 なにか気配を感じるのです。 ずっと足元が気になるのです。 目をそらすことができず、目をつむることもできない・・! わたしは強い金縛りに遭っていました。 足元の暗闇に人間の顔があるように感じられました。 ハッキリ見えているわけではないのですが、そう感じる。 怖いから目をつむって寝てしまいたいのに目が閉じず、身体もまったく動きません。 長い時間、そうこうしていると飼い猫のミケが 階段を上がって帰ってきました。 「ミケ!!!」 わたしは安心して、(なぜかその時ばかりは身体が動けました。) ミケを布団へ入れようと触ったんです。そしたら・・ 「フーッ!!!」 ミケはわたしに向かって激しく威嚇しました。 1番なついていて、ほぼ毎晩一緒に寝ている彼が。 その事実にわたしは戦慄しました。 「やっぱり何かいるんだ・・・ミケが感じるモノが・…