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親

親の介護へ向かう前段階に気付いて、正しく身を守ろう Ⅰ

 
  筆者はオンリー・チャイルド(一人っ子)です。      親との半同居  結婚後に共に生活していたパートナーが、暫く単身赴任をする時期がありました。  子供も二人いて、一番大変な時期に赤ちゃん連れで二回目の転勤についていくには勇気が要りました。    その前に、パートナーの転勤に付いて行って、1人の知人も居ない新しい土地で一から二年間働いて知人をつくり、出産時だけは里帰りをしましたが、自分で選んだ訳でもない土地で七年も不自由に子育てをしたからです。    パートナーが出張で一週間不在の時には子供が高熱を出し、ギャンギャン泣いて大暴れしている子供を抱えて薬局にいる間に、自分も熱を出している事に気付きました。急にめまいがして立てなくなり、薬局で座り込んでしまいました。薬局の人がタクシーを呼んでくれ、パートナー不在の中、子供と二人でダウンしてしまった事がありました。    今度の転勤は上の子が幼稚園、下が赤ちゃんの時でした。転勤に付いて行っても、また出張でパートナーは一週間家に居ない間に、誰も頼る人が居ないのはかなり不安です。子育ては想定外の事の連続で、泣きながら自分の心に蓋をしなければならない日が沢山あるからです。    そんな事情もあり、二回目の転勤の時にはパートナーが単身赴任をする事になり、今はパートナーも戻ってきたのですが、両親が弱って来たので、そのまま両親の隣の家に住んでいます。       フォト蔵より     救急車、呼ぶ 呼ばない   血圧220で運ばれた母は、一か月前に家で転んで膝を骨折しました。1か月は本当に何も出来ない生活で、料理や掃除や洗濯をみんなで分担して乗り越えました。    リハビリが始まる頃に、母は三半器官から来る不調で目まいや吐き気がし、それが原因で220の血圧になりました。  車の運転中だったにも関わらず、自力でコンビニの駐車場に安全に車を停車させ、父に電話をかけました。    帰宅した私はそれを聞き、救急車を呼ぼうと言いましたが、父はこう言いました。    「入院先の事を考えると、今お母さんは県境の埼玉県に居るから、埼玉県の病院に搬送されてしまう。それに、今どこに居るか分からないから、自分達でまず向かうしかない。」  と言われて、そんなもんかと急ぎ用意をしている間、父親は今日の夜の地元の飲み会のメンバーにキャンセルの電話をしていました。ちょっとした違和感がありましたが、その時の私には何がとは言えませんでした。       flickrより       母が倒れている…
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2018/11/19

親の介護へ向かう前段階に気付いて、正しく身を守ろう Ⅱ

 
  我慢に我慢を重ね、傷付き過ぎて来たから、すぐキレる親  自分のコミュニケーション能力が低いのは十二分に分かっているから、そこに家族がズカズカと本当の事を言って来たら、今まで長年会社で我慢して来た分、キレてしまうという事なのですー。    父親は、ご近所の変わっている方と深く関わってしまい、近所で怒鳴り合い合戦を繰り広げてしまったり、母親もその人に急にクラクションを大きく鳴らすなど、近所で目立つ行動を取ってしまっていました。それにより私が、両親が悪くならないための時系列での状況整理の書類を作成し、警察に提出したりなどして両親を守ってきました。    この状況を上手くまわすのには、コツが要るー。  それが分かってしまっている時点で、もう二人の介護を同時にこなしているのです。            毎日毎日、親の介護から逃げられないとどうなるか  でも、自分がそれに気付いていなかったので、自分の心に負担をかけ過ぎてしまいました。    「どうして、こんなに私ばかり、大変な役をやらなければならないのだろう?パートナーは、仕事だけで、いいな。  私は、仕事にすら行かせて貰える環境にないのにー。  私がやらなければならない事は全て、無償の役目ばかり。私はどんなに勉強して大学を出ても、求められるのは所詮、発展途上国の家事労働を全てやらされる女の子と同じだな。  どこに働きに出る時間が捻出出来るのだろう?結婚なんて、ただの愛情の搾取だな。体よく騙されたって訳か ー 私も若くて愛とか信じて、馬鹿だったな」    そんな事ばかり考えながら、日々台所に立っていたので、台所に立つとその考えが頭から離れなくなり、台所に立っただけで泣いてしまう現象が続きました。悔しくて、仕方がなかった。    それを同時にこなしていたら、人生で初めて鬱になってしまいました。          台所に立つと、結婚して18年間の、女性として生きる全ての悔しさを思い出して、泣いて過呼吸になったり、泣いて興奮してしまうので、近寄れなくなりました。    パートナーの事は「ジャックと豆の木」に出てくる、その家の鬼の主人のように見えていました。    台所に立つとパニックになるので、一時は離れた場所で過ごしました。  両親2人と、パートナーに二人の子供、全員が私にぶら下がっているから、家から一生出られないんだという妄想が自分に取り付いていました。私には妄想でも何でもなかった、ただ毎日続く辛い現実なだけ。    夜中に寝られなくて、裸足で外に駆け出したい衝…
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2018/11/19

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