コロナが蔓延している中、ちょっと熱が出てとりあえず市販薬で様子をみたいという方、万が一熱が出たりした時の為に家に薬の備蓄をしておきたい方は多いのでは無いでしょうか? ただ、市販薬も沢山あってどれを選べばいいのか分からない人も多いはず。 2020年3月18日にWHO(世界保健機関)の発表に伴い、フランスの保健相は発熱した時には解熱鎮痛薬パラセタモール(アセトアミノフェン)の服用を勧めました。 あまり聞きなれないアセトアミノフェンという成分は解熱剤の中で1番優しく安全とされているものです。お医者さんからはよくカロナールという名前でアセトアミノフェンのお薬が処方されています。 【第2類医薬品】 タイレノールA 20錠 そして、市販薬でもアセトアミノフェンの入った風邪薬が沢山あります。 ただ、アセトアミノフェンだけが入っている商品は少ししかなく、大体一緒に咳や鼻炎を抑える成分が配合されたお薬が大半です。咳や鼻炎を抑える成分を医師の診断なく服用しても安全かどうかは分かっていません。 そこで爆発的に売れたのが「タイレノール」というアセトアミノフェンだけ配合した市販薬です。残念ながらタイレノールを今買いに行っても品薄の為あるかどうかは運次第です。 ですが安心して下さい! 実はアセトアミノフェンだけが入っている市販薬は実は他にもあります! まずはラックル速溶錠! 【第2類医薬品】ラックル(12錠)【ラックル】 え?腰痛?と最初は誰もが思うはず。しかし箱の側面と後ろ面を見てみて下さい。
こんにちは、中国漢方ライフアドバイザーのredzingercolor(紅生姜)です。 風邪といえば葛根湯、そう思い込んではいませんか?けれど実際には、葛根湯は風邪の初期、症状が出はじめのときにしか効きませんし、セキ・喉にもあまり効きません。 この記事では、風邪の症状別に、合う漢方薬を紹介していきます。 漢方薬以外にも風邪薬はありますが、漢方薬は眠くならないという大きなメリットがありますので、ぜひ使い分けてみてください。 ●喉が痛い→桔梗湯 桔梗と甘草でできた漢方薬です。どちらも抗炎症作用があるため、喉の腫れや痛みを抑えます。桔梗は痰も出しやすくしてくれます。 ●頭と喉が痛くて痰がでる、口がかわく→銀翹散 金銀花と連翹(写真は連翹の花)という生薬を中心に作られた漢方です。金銀花・連翹ともに熱を取って、膿を出す作用があるため、喉の炎症を抑え、痰を出すのを助けます。 ●さらさらした鼻水や痰が多い→小青竜湯 サラサラした鼻水が出る人は体が冷えていることが多いため、体を温める生薬が多く配合されています。そのため、この漢方薬を飲んだ後は体を冷やさないようにすると効きが良くなります。 小青竜湯には、水分代謝を良くして体の中の余分な水を尿として出し、体の穴を引き締めて余計なものを漏れ出にくくする生薬も配合されています。アレルギー性鼻炎や花粉症にも効く漢方薬です。 ●粘っこい鼻水で鼻詰まりがひどい→葛根湯川弓辛夷 葛根湯に、鼻詰まりに効く辛夷(こぶしの花)という生薬と。血行を良くして側頭部の頭痛に効く生薬の辛夷を足したものです。特に、温かい蒸気を吸入すると一時的に良くなるタイプの鼻詰まりによく効きます。 ●体力がなく、熱があって汗をかいている→桂枝湯 寒気のある風で、すでに汗をかいている場合、または葛根湯を使うには体力がない場合(葛根湯に含まれる麻黄はそれなりに強い生薬のため)に使われます。桂枝(シナモン)で体を暖かくして寒さによる風邪を追い出す漢方薬です。 ●空咳や粘っこい痰が続く→麦門冬湯 麦門冬という肺を潤す生薬が中心の漢方薬です。気管支を潤してたんを出やすくし、喉の渇いた感じを鎮め、咳も鎮めます。 ●体力があり、体の節々が痛く、汗がでていない風邪のひきはじめ→麻黄湯