情報が価値を持つときは、決まって"誰にも知られていない"ときです。それは逆を言えば、知られてしまった瞬間に価値を失い始めます。 今までは情報というのは、書籍やテレビ、ラジオなどの媒体によって発信されてきました。しかし、今やブログやSNSなどのソーシャルメディアプラットフォームが当たり前のように利用される現代は、情報が瞬時に更新されていく時代です。つまり今僕たちは、1つ1つの情報の価値が物凄い早さで失われ続け、また新たに情報の価値が生み出され続ける時代に生きています。 そんな中、いかにして価値のある「生きた情報」に触れ続けられるか、そんな立ち回り方が、情報が目まぐるしく変化していく現代では必須になっています。 ~死んでいる情報と、生きている情報~ 更新されなくなった情報というのは、その時点で時間が止まっているということ、言い換えるならばそこで死んでしまっているも同然です。 これまでの書籍やテレビなどの媒体だと、一度発信されてしまえばその情報はその時点でしばらく変化はありません。 例えばAさんが書籍で誤った情報を発信したり、あとで意見や考え方が変わってしまっても、それを更新して再度読者に届けるにはそれ相応の手数や時間が必要です。しかしブログというメディアプラットフォームを使えば、瞬時にその情報を更新を知らせ、読者がブログのRSSに登録しておけば素早くその情報をキャッチすることができます。 他にも、バラエティ番組やニュース番組で誤った情報が流されている時、SNSではそれをリアルタイムで間違いを指摘するといった例がこれまで多く見られています。 こういったSNSやブログなどといったソーシャルメディアプラットフォームは、情報の更新頻度がはるかに高いです。そのプラットフォームに身を置いた情報配信者は、すぐさまに情報やコンテンツをアップデートし続けることで、「生きた情報」を配信でき、さらにそのプラットフォームに参加している視聴者や読者は、常にそのアップデートに触れ続けられます。 ~情報をデザインする~ ここで言うデザインとは、自ら発信する情報をデザインすると言うことではなく、こちらへの情報の入り方をデザインすると言うことです。 時間は有限です。一般的に1日の3/2くらいは睡眠と仕事で奪われていて、それ以外にも趣味や料理、友人との交流にも時間を割くでしょう。残りの時間で入ってくる情報はすごく限られています…
戦争が本格化し、美男もシラノも戦場に行きました。その間、美男には内緒でシラノは美男の名前で戦場から1日2回もロクサーヌに情熱的な手紙を書き続けていました。長年の想いを綴るのに、戦争中でも何の困難もありませんでした。溢れる想いを鳥の羽のペンにインクをつけてしたため、美しい筆記体で記していく手紙には、時々涙の跡やインクの滲み、興奮して急いで書くのであちこちにインクが垂れた跡があったり、指紋がついてしまったり、拳を握ってクシャッと折れてしまったり。それはそれは個性的で情熱的な手紙でした。それに気付いた美男は、彼女に想いを打ち明けるべきだとシラノに言いましたが、戦争で美男は帰らぬ人となってしまいます。ロクサーヌは、自分への情熱的な愛の手紙は全部、美男の夫からだったと信じたままー。シラノの彼女への想いは、永久に封印されてしまったのです。 喪に服するロクサーヌでしたが、歳をとってシラノと最後のささやかな昔話をしている最中に、手紙の主がなんとシラノだった事に今更気が付いたのでした。それが分かったロクサーヌは、鼻の事など気にもせず、ただシラノを愛しているから生きてくれと伝えましたが、そのささやかな最後の愛も叶わぬままシラノは天国に召されてしまいます。ロクサーヌの腕の中で静かに亡くなったシラノの上を通り過ぎていく風と、木々のざわめき。ロクサーヌの衣装はいつもドラマティックなまでに美しく、現実離れした視覚的美しさの中、極上の言葉が紡がれていく、極めて芸術度の高い映画です。 不便さの中にはドラマがあり、その人にしか紡ぐ事の出来ない言葉や振る舞いがあります。不便だからこそ、一生懸命会いに行ったり想いを伝えようとして、ドラマが産まれたのでしょう。 SNS 逆にSNSは、理不尽な事に我慢しないために協力し合う時には圧倒的な効果を発揮すると思います。証拠写真なり動画を撮り、しっかり正しく主張すれば、こちらが正しければもう我慢しなくて済むのです。私は実際に、長年両親が受けていた近隣の方からの嫌がらせを、動画を撮り文章を作り、警察に持ち込むことで解決してしまいました。両親は数十年我慢し続けていましたが、この新しい方法の導入で、半年足らずで解決に持ち込むことに成功しました。活用すべき場所で活用する、がSNS使用の新基準だと思えば、それ以外のところでは縛られない為の良い距離感も必要かもしれません。 筆記体と手紙の…
最近では、誰もが利用しているTwitter。 Twitterは便利だが、扱いを間違えれば大変なことになる。 例えば、炎上。 最近は、炎上になったツイートをした人は住所や個人情報を晒されるというのが多々見られる。 なにより、自分がツイートしたことにより周りに迷惑がかかる。 そんなことも考えられない人は、そもそもツイッターなどのSNSを使うべきでないと思う。 炎上をするのがかっこいいと思っているのか分からないが、今後の人生を自らドブに捨てているようなものだ。 今はいいかもしれないが将来のことを考えるとやめた方が良い。 確かにTwitterは便利だ。 Twitterを利用している人なら誰とでも繋がることができるし、利用している人は大体絡んでもらいたいと思っている。 しかし、扱いを間違えれば本当に危険。 その自覚を持ってTwitterを利用している人がどれだけいるだろうか? 炎上といってもどういうツイートが炎上するのかわからないという人もいると思う。 今回は過去に起きた具体例を紹介していく。 炎上した具体例 ・パトカーの上に乗り器物破損する人 →漁師の少年2人逮捕 ミニパトカーの上に乗り、10~20cmの傷をつけた。 漁師ということで日頃の疲れやストレスがたまっていたのだろうか… ・スーパーの食品の上に寝た学生 →退学処分 あるスーパーでアイスクリーム用冷凍庫に入り、その様子を撮影してTwitterに投稿。 その後、多額の賠償、警察へ被害届を出された。 「退学になるのは当然」ということが何故分からなかったのだろうか… ・蕎麦屋の店員ご洗浄機に頭を突っ込む →蕎麦屋閉店 ある大学生がこの行動を行い、店は閉店になった。 当時ネットニュースでも話題になり、蕎麦屋に対する同情の声が多数上がったのは言うまでもない。 ・マックスバリューのあずきバーの置いてあるアイスコーナーにダイブ →無職の少年書類送検 ダイブした後の写真を公開。 あずきバーの陳列が乱れており、袋が空いていた。 ・学生で飲酒や喫煙の様子を投稿 →退学 その後、就職や進学が困難になり、行く先々で炎上した奴といわれたそうだ… その日の話だが、寝ていると、夜にスマホが光っていたので見ると炎上していたという。友人から連絡も来ていた。 「投稿を消してくれ」 そんな思いも虚しく、「退学おめでとう」「通報しておいた」、「死ね」など数々のコメントが送られてきていた。 この時彼は、文化祭の準備に明け暮れていたと…