こんにちは、薬膳コーディネーターのRedzingercolorです。そろそろ秋も深まってきました。もうすぐ風邪に気をつけなければいけませんね。
実は、ウイルス性の風邪には特効薬というものはありません。消化の良いものを摂って休んで、自力で治すしかないのです。
今回は、そんな風邪を治す助けになる薬膳茶や薬膳を紹介します。
今回は、そんな風邪を治す助けになる薬膳茶や薬膳を紹介します。
●寒気がある熱の出始めに:薄荷パクチー茶
パクチーと生姜には体を温めて発汗させる作用があり、薄荷には体の悪いものを発散させる作用があります。
材料:
材料:
パクチー3本
ペパーミント5g
生姜1片
ペパーミント5g
生姜1片
作り方:
- 材料すべてを細かく刻む。ペパーミントは市販のハーブティーのティーバッグで代用可能。
- 細かく刻んだ材料を急須に入れ、熱湯を注いで5分蒸らせば完成。
●熱に:りんご葛茶
りんごも本葛粉も体の熱を取ってくれます。
材料:
りんごジュース200ml
本葛粉20g
本葛粉20g
作り方:
- りんごジュースに本葛粉をよく溶かす
- 鍋に入れて火にかける
- よく混ぜながら本葛粉を煮溶かし、とろみが付いたら完成
●喉の痛みに:梨蜂蜜茶
梨と蜂蜜は喉を潤し、炎症を鎮めてくれます。
材料:
材料:
梨1個
蜂蜜大さじ3
水50ml
蜂蜜大さじ3
水50ml
作り方:
- 梨の芯と種を除いて皮ごとすりおろす
- 鍋に入れて水・蜂蜜とともに10分ほど煮る
- 汁をこして飲むかそのまま食べる
※すりおろすのが面倒なら梨の蜂蜜コンポートにしてもいい
●吐き気のある風邪に:紫蘇生姜茶
紫蘇と生姜はそれぞれ体を温め、消化器官の機能を正常にしてくれます。
材料:
材料:
紫蘇15枚
生姜1片(15g)
黒砂糖大さじ2
水800ml
生姜1片(15g)
黒砂糖大さじ2
水800ml
作り方:
- 生姜と紫蘇を千切りにする
- 鍋に生姜と水を入れ、強火で沸騰させた後中火で10分煎じる
- 紫蘇を入れてとろ火で5分煎じる
- 黒砂糖を溶かし、生姜と紫蘇を濾して完成
●咳や頭痛がする風邪に:青じそ梅干し茶
青じそは気管支の分泌物を正常にし、梅は咳止めと喉を潤す効果があります。
材料:
青じそ3枚
梅干しの大きな粒2つ
熱湯300ml
梅干しの大きな粒2つ
熱湯300ml
作り方:
- 梅干しを急須に入れ、少し潰す
- 青じそもちぎって急須に入れる
- 熱湯を注ぎ、10分蒸らす
※二番煎じも十分効果があり、飲める
●咳に:生姜大根茶
大根には咳止めの効果があり、生姜は痰を取る効果があります。大根の冷やしすぎる効果も抑えてくれます。
材料:
材料:
生姜10g(1片、皮付き)
大根250g(1/4本)
黒砂糖30g
水1L
大根250g(1/4本)
黒砂糖30g
水1L
作り方:
- 生姜と大根を千切りにする
- 水・黒砂糖とともに鍋に入れて、強火で沸騰させたらとろ火にして20分煎じる
- 生姜と大根を濾して完成
●悪寒と鼻水が止まらない風邪に:あさつきと生姜のお粥
あさつきと生姜は体を温め、汗をかかせて悪いものを発散させる作用があります。もち米は体力をつける効果があり、酢は血行を良くして体の循環を良くする効果があります。黒酢だと体を温める効果があり、より効果的です。炊飯器で炊いてもいいですが、土鍋で炊いても時間は変わりません。
材料:
材料:
もち米1/3カップ
生姜1片
あさつき7本
水1.8L
黒酢大さじ2
生姜1片
あさつき7本
水1.8L
黒酢大さじ2
作り方:
- 生姜は皮付きでみじん切りにする
- あさつきは根をよく洗い、根の側から10cmに切っておく
- 土鍋に生姜ともち米、水1.8Lを入れて強火にかける
- 沸騰したら、あさつきを入れて弱火にし、フタをずらして弱火で40分炊く
- 黒酢を加えてよくかき混ぜたら完成
以上、風邪の症状別に薬膳茶や薬膳を紹介しました。風邪をひいたときは、無理に風邪薬で抑え込まずに、これらのものを摂ってゆっくり養生して治してください。