BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)とは BEYOOOOOND1St Amazon.co.jpより 令和元年8月7日にメジャーデビューした、ハロー!プロジェクトの一番新しいグループ。12人組。 お家でもびよんず学校とは 4月20日~5月31日までの間、Youtubeを通して配信されたコンテンツ。メンバーがそれぞれ趣味や特技を生かした授業を行い、企画・撮影・動画編集まで自身で行う。1本あたりの授業は5分前後で、毎日配信された。 個性が際立つメンバーたち BEYOOOOONDSはもともと個性が強いメンバーが集まっているグループである。そのことはライブやTVなどで定番のように披露される”自己紹介”からもわかるだろう。まずは一言ずつ、いつも行っている自己紹介をご覧いただきたい。(年齢は2020年5月31日時点) 一岡伶奈「東京都出身、21歳の一岡伶奈(れいな)です。好きな電車はE233系の中央線です」 島倉りか「東京都出身、19歳の島倉りかです。最近気になっている恐竜はパラサウロロフスです」 西田汐里「京都府出身、16歳の西田汐里(しおり)です。好きなお漬物は沢庵です」 江口紗耶「兵庫県出身、16歳の江口紗耶(さや)です。好きなマカロンはフランボワーズです」 高瀬くるみ「栃木県出身、21歳の高瀬くるみです。好きな白黒の動物はパンダです」 前田こころ「埼玉県出身、17歳の前田こころです。好きな空手の技は正拳突きです(※実演)」 山﨑夢羽「愛知県出身、17歳の山﨑夢羽(ゆはね)です。好きなのび太のクラスメートはあばら谷一郎くんです」 岡村美波「大阪府出身、15歳の岡村美波(みなみ)です。好きなピンクのキャラクターはマイメロディちゃんです」 清野桃々姫「東京都出身、15歳の清野桃々姫(ももひめ)です。好きなヒューマンビートボックスのフレーズは(※実演)です」 平井美葉「東京都出身、20歳の平井美葉(みよ)です。好きな宝塚の演目は『若き日の唄は忘れじ』です」 小林萌花「東京都出身、19歳の小林萌花(ほのか)です。好きな作曲家はヨハネス・ブラームスとヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトです」 里吉うたの「東京都出身、19歳の里吉うたのです。好きな「科捜研の女」の鑑定は歩容認証と成傷器鑑定です」 と、これだけでもそれぞれの興味の幅広さが伝わるが、そんな個性の強いメンバー…
ハロー!プロジェクトの12人組グループ、BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)。 クイック・ジャパン146 BEYOOOOONDS特集 もはやアイドルグループというよりもパフォーマーというほうがしっくり来るくらい、ユニークなエンターテイメントを届けてくれている。 エンターテイナーの集まりがアイドルという肩書を借りて活動しているような錯覚にさえ陥るが、もともと彼女たちがエンターテイナーだったわけではない。むろん素質はあっただろうけども、歌やダンスが好きなアイドルにあこがれる女の子たちだった。 そんな12人を集結させてスケールの大きなエンターテイメントに昇華させるには、制作陣の創意工夫なしにはあり得なかっただろう。パフォーマンス制作に携わるスタッフ陣もさることながら、ここではビジュアル面に大きく貢献しているとある1人の人物を取り上げたい。 それは北野篤さん。博報堂ケトル所属の、つまり大手広告会社のプラナーである。父親がビートたけし(北野武)さんであることも知られている。 母親や友だちの影響で音楽好きになり、大手CDショップでアルバイトをしていた北野篤さん。店頭ポップを描いたりバイヤーをつとめたりした経験から、 自分の仕入れたCDをどう紹介していくのかを考えたり、それがどう売れていくのかを見てるのが面白かった音楽以外の世界も見てみたい!! 自分はもっといろいろなことができる人間な気がする! と感じるようになり、CDショップを辞めた約1年後に博報堂に入社する。 そこで 自分が出した企画を面白がってくれて、それを実施するためにいろんな人が動いて形になっていくっていうのがすごく面白かったので、そこで「こんな仕事もあるんだな! 面白いな!」って仕事に対する意識が変わった と北野さん。はじめての映像の仕事はTVのCMで、そこからしばらくしてハロー!プロジェクトなどのMV制作に携わるようになる。 北野篤×BEYOOOOONDS BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)との仕事は北野さん自身も「キャリアのターニングポイント」になったと語るほど。MV制作やCDジャケットデザインの企画をはじめ、SNSプロモーションやグッズにも使用されるツアーロゴなどさまざまな企画を手掛ける。まさにBEYOOOOONDSのビジュアル面を語るのに外せない存在が北野篤さんなのだ。 トリプルA面シングル『眼鏡の男の子 /…
ハロー!プロジェクトの12人組グループ、BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)。そのエンターテインメント性の高さは、いったいどうやって生まれたのか。 前回はCDジャケットやツアーロゴなど、デザイン面で大きく貢献している北野篤さんチームについて取り上げた。(記事はこちら→エンターテイナー・ビヨーンズの魅力を紐解く[制作陣編] 北野篤×BEYOOOOONDS) 今回注目したいのは、BEYOOOOONDS楽曲の振付を手掛けるコレオグラファー(振付師)だ。パフォーマンスに欠かせない要素である割には、振付師の名前は意外と表に出ることが少ない。だが、その存在はBEYOOOOONDSショーに間違いなく大きな影響をもたらしている。 この記事では、グループの基盤となったデビュー時の振付師・熊谷拓明さんと、現在の振付師・原さち穂さんの振付の魅力に、いちファンとして迫っていこうと思う。 【デビュー時を支えた振付師・熊谷拓明さん】 熊谷拓明さんはシルク・ドゥ・ソレイユのメンバーという経験を経て、現在は「ダンス劇作家」という職業のもと活躍しているアーティストだ。 いや、アーティストというありふれた肩書きよりも、「ダンス劇作家」とそのまま彼の言葉を借りるだけに留めたほうがいいだろう。ダンサーという言葉にも違和感が出るのは、彼の発する言葉を聴いてきたからかもしれない。 YouTube:踊る『熊谷拓明』チャンネル さて、BEYOOOOONDSのデビュー曲はトリプルA面シングルであったが、この3曲ともを熊谷氏が振付担当している。 『眼鏡の男の子』『ニッポンノD・N・A!』『Go Waist』 ちょっと個性的なグループだけあって、振付も歌詞に沿ったユニークなダンス。楽曲の世界観をグッと立体的なものにしている。 BEYOOOOONDSの基盤となったユニークな振付 たとえば、デビュー曲『眼鏡の男の子』ではメガネを表す振付が印象的だが、男の子がコンタクトに替えたらコンタクトを入れる振付になるという徹底ぶりだ。「やさしい顔した…」という歌詞の最初は「や」を表す振付、「ガラスのベールの…」という歌詞では「ガ」を表す振付からはじまるという小ネタも。(メンバー(清野桃々姫)のブログより) こういうユニークさは、後述する原さち穂さんも受け継いでいるように思うが、私がいいなあと感じる熊谷拓明さんならではの特徴は、やわらかさがあることだ。 サビはキ…