女性のジプシー達は、バッグを狙って引っ張りましたが、友達が抵抗したので、壮絶なバッグの奪い合い( ゚Д゚)になりました。取られそうになったバッグを奪い返す為に、声を出せなかった友達三人がかりがバッグを守り引っ張り続けました。ジプシーのスリ集団も気が付くと女性三人になっていました!綱引き状態でらちが空かないと思った私は、横から出ていき、手でジプシー達を追いやり、とっさの事だったのでついスペイン語で「放しなさい!警察呼ぶよ!」と大声で言いました。大声でそう言われると、周囲に居た人々も気付いて、こっちを見ました。ジプシーのスリ集団は少し後ずさりして、動きが一瞬止まりました。その隙にバッグを思い切り引っ張り、見事奪い返したのです! 大切なのは、すぐに大声を出す事!言葉が間違ってたって構いません!こういう時、すぐに大声で叫ぶ事は、実はとても大切なんです。 すぐにです、すぐに!!!瞬時に!!!いきなり!!大声で!!! 相手がひるんだ隙に、逃げるなど次の行動を起こしましょう!! 助けて!泥棒!!おまわりさん捕まえて!!! 日本人は我慢・忍耐の中でコツコツ努力をする面で精神性は優れているのに、普段から自分を押し殺している為、大事な時にとっさに声を出せない人がとても多い!普段から周囲が自分と意見が違うのを恐れ、とりあえず誰かが何かを発信するまで待ってからその場に合わせた発言をする癖が染みついているからです。周りを気にせず自分の感情を表に表す練習をしましょう!そうでないと、大事な時にとっさに声が出せずに犯罪に巻き込まれ易くなりますからね! コロッセオ自体は、ローマ帝国皇帝のウェスパシアヌス帝が、建設させたものです。ローマの大火や内戦による被害から復興していなかった上に、ネロ帝が行った放漫財政を正すため、緊縮財政を行いました。市民が暴動をおこさないよう、円形闘技場を建設して市民向けに娯楽施設を作って目を眩ませた訳です。始めの頃は様々な見世物が行われていましたが、最終的には剣闘試合では多様な猛獣などが5千頭も殺され、ローマ帝国のキリスト教化前はキリスト教徒がここで猛獣の餌食にされたりして殉教したとも伝えられており、血生臭いイメージの中にも一種の聖地としての側面もあります。数々の公開処刑の場としての利用もあった事から現在では死刑廃止のイベントなどにも利用され、死刑廃止の国が出るとライトアップされたり、死…
大学四年間を無事スペイン語スペイン文学科で過ごした私は、卒業旅行に友人達とイタリアを二週間程周りました。 ローマは観光名所だらけの歴史的価値の高い街。 ヨーロッパの噴水が大好きな私は、中でも「トレヴィの泉」に行くのが本当に楽しみでした。 現在は日本でもプロジェクション・マッピングなどで噴水などもどんどん面白くなって来ましたが、そんなものが無い20年前などでも既に、ヨーロッパでは水量や勢いがどんどん変わる夜の噴水の多様なライトアップが存在しており、私の目を楽しませてくれました。荘厳なトレヴィの泉は、夜のライトアップがまたとても美しい!けれど夜のローマは益々スリが多いので、訪れる時は気を付けて下さいね。 2015年に修復を果たしているそうです。驚いたのは、小道のようなところから、そこを抜けるといきなり大迫力のトレヴィの泉が堂々とそびえているところでした!でも、泉の周りは人・人・人・・!!人だらけ。 みんなラフ過ぎるいで立ちで、足を広げて座っていました(^^; そして肝心の泉と言えば、お金だらけ...( ゚Д゚) 投げられるコインは一日に三十万円にもなるとかで、集めてローマ市と慈善事業とに使われているそうです。 古代ローマ皇帝アウグストゥスの命で造られたトレヴィの泉は、はじめにヴィルゴ水道から水を引いたのが起源で、現在の場所に落ち着いたそうです。教皇クレメンス12世が建築家に依頼して改造して1762年に完成しました。この泉の建築に携わった人々の名前の凄さからも、歴史的な建造物である事が分かりますよ。 ポーリ宮殿の壁を背にして海の神ネプチューンをはじめとするバロック彫刻の数々は重厚で重みがあり、大きさでも圧倒されます。昔は石灰成分も無く、とても美味しい飲み水が存在したそうです。 少女達が戦に行く恋人へ忠誠を誓う為にこの泉の水を一杯飲み、コップを割る事で忠誠の証とし、将来の愛を誓ったとか。 人間の歴史はいつでも、戦禍と争いの中にあり、今生きているこの時代もまた未来から見れば争いと自己主張の絶えない歴史の一部。地球の自然災害にも翻弄され、安心・安全・確実とはいつの時代も遠いのかもしれません。 人間の存在はとても危なっかしく、過去の歴史への痛みを考える時間やそれを大切にする心、各国の文化への尊敬や憧れなど、お互いにお互いを認め合い讃えあわなければ、なんとか今ギリギリの均衡で保たれている平和も、も…