ローマは観光名所だらけの歴史的価値の高い街。
ヨーロッパの噴水が大好きな私は、中でも「トレヴィの泉」に行くのが本当に楽しみでした。
現在は日本でもプロジェクション・マッピングなどで噴水などもどんどん面白くなって来ましたが、そんなものが無い20年前などでも既に、ヨーロッパでは水量や勢いがどんどん変わる夜の噴水の多様なライトアップが存在しており、私の目を楽しませてくれました。荘厳なトレヴィの泉は、夜のライトアップがまたとても美しい！けれど夜のローマは益々スリが多いので、訪れる時は気を付けて下さいね。
2015年に修復を果たしているそうです。驚いたのは、小道のようなところから、そこを抜けるといきなり大迫力のトレヴィの泉が堂々とそびえているところでした！でも、泉の周りは人・人・人・・！！人だらけ。 みんなラフ過ぎるいで立ちで、足を広げて座っていました(^^; そして肝心の泉と言えば、お金だらけ...( ﾟДﾟ) 投げられるコインは一日に三十万円にもなるとかで、集めてローマ市と慈善事業とに使われているそうです。
古代ローマ皇帝アウグストゥスの命で造られたトレヴィの泉は、はじめにヴィルゴ水道から水を引いたのが起源で、現在の場所に落ち着いたそうです。教皇クレメンス12世が建築家に依頼して改造して1762年に完成しました。この泉の建築に携わった人々の名前の凄さからも、歴史的な建造物である事が分かりますよ。
ポーリ宮殿の壁を背にして海の神ネプチューンをはじめとするバロック彫刻の数々は重厚で重みがあり、大きさでも圧倒されます。昔は石灰成分も無く、とても美味しい飲み水が存在したそうです。
少女達が戦に行く恋人へ忠誠を誓う為にこの泉の水を一杯飲み、コップを割る事で忠誠の証とし、将来の愛を誓ったとか。
人間の歴史はいつでも、戦禍と争いの中にあり、今生きているこの時代もまた未来から見れば争いと自己主張の絶えない歴史の一部。地球の自然災害にも翻弄され、安心・安全・確実とはいつの時代も遠いのかもしれません。
人間の存在はとても危なっかしく、過去の歴史への痛みを考える時間やそれを大切にする心、各国の文化への尊敬や憧れなど、お互いにお互いを認め合い讃えあわなければ、なんとか今ギリギリの均衡で保たれている平和も、もろくも一瞬で崩れていくものなのかもしれません。
互いの良さを讃えあい、違いを認め合う教育が、人類の未来には何より大切なのではないでしょうかー。
トレヴィの泉においてのコイン、投げる回数で意味合いが違うとか、よく言われますね。
後ろを向いて左肩越しに泉にコインを投げ入れると幸せになれると聞いて、みんなやってみたりするのですが、注目すべきはその意味合いの違いです。
一回投げる；もう一度ローマに戻って来られますように。
二回 ；好きな人や恋人と、永遠に一緒にいられますように。
三回 ；嫌いな夫や妻と別れられますように(！？)
えっ何それ！？一緒に居たいんじゃ無かったの？？？
いつ嫌いになったの・・？？？( ﾟДﾟ) ((´∀｀))
ここはローマの歴史的にも愛を誓う場所だった筈..。
人間ってとことん我儘でどうしようもない生き物なのでしょうか！？
好きな人とずっと一緒に居るのが夢だった筈なのに、いざずっと一緒に居たら、悪いところや完璧でない部分が目について嫌になってしまい、もう耐えられなくなったら三個のコインを投げる事になるのでしょうか(笑)
訪れた人口に比べて、トレヴィの泉の収益が上がれば上がるほど、恋人や伴侶と別れたい現代人が増えていると言えるのですよね..どなたかに統計を出して貰いたい程興味があります(^_^;)
スペインなどではバルセロナを含むカタルーニャ自治州の独立運動などがあっても、他のEU諸国が難民問題で揺れに揺れても、なんとかEU内の平和は保たれています。兵役はあるでしょうが戦争に行った恋人を思う事はほぼない訳ですから、三枚コインを投げる人は増えていたりして('Д') 気になりますね！
ローマでは最初の洗礼が待っていました。
ローマのコロッセオ(円形競技場)付近で、気が付いたら女性のジプシー一族に囲まれ、スリに遭いそうになったのです。
大きな観光名所などに通じる細い路地などが、一番狙われ易い場所です。皆さんも気を付けて下さいね。
日本の女子大生5人・・私がスリだったら、確かに一番先に目を付けるかもしれません(>_<)
のんきで世間知らずだから、とても狙い易い|дﾟ)
日本人はもともと安全な島国でぼーっとしているので、狙いやすいと思います。突然合う不幸など、想像もしてはいないのです。被害に遭った瞬間、大声で叫ぶことが出来る女子学生は、果たしてどのくらいいるでしょうか？
合気道や空手でもやっていない限り、なかなか一瞬で声を出すことは出来ないと思います。
