日々の生活でもクレジットカードで決済することで、マイルをガンガン貯めている人は少なくないと思います。しかし、綺麗に使い切るのはなかなかに難しいものです。
そこで、中途半端に残ったマイルを座席のアップグレードにしませんか?
交換方法と更にお得に交換できる方法も併せてご紹介します。
JALマイルを航空券に
「陸マイラー」という言葉を耳にした事がある方が多いかと思います。これは航空会社が発行するクレジットカードを日常生活費の決済に使用することによって、マイルを貯める人たち(マイラー)の事を指します。
勿論、マイルを貯めるにあたって一番効率的なのは、飛行機に乗ることですが、誰しもが実現可能な事ではないのが現実です(時間的にも、費用的にも)。
そしてその貯まったマイルを何かに交換する場合、最も率がいいのは航空券に交換することです。もっと言うならば、国内線ではなく、国際線の航空券への交換です。上手くすると1マイル=16円にまで価値が上がります。
中途半端なマイルはこう使う
さて、話が逸れました。
一言で「マイルを航空券に交換する」といえど、そう簡単に貯まってくれません。ましてや、家族の数が増えれば増える程、それに比例して必要マイル数が増えます。
また、貯めに貯めたマイルを航空券に替えたとしても、綺麗に使い切ることもまた難しいものです。マイルには勿論有効期限が存在します。折角貯めたものを、期限を理由に失ってしまう事ほど勿体ない事はありません。
そんな場合は、座席のアップグレードに利用しましょう。
片道から予約が出来ますので、手元に残っているマイル数とアップグレードしたい座席数を鑑みてください。
必要マイル数は座席クラスと路線によって異なりますが、一番少ないマイル数で片道1人当たり9,000マイルとなっています。行先は、香港や上海などの中国各空港またはマニラで、エコノミークラスからプレミアムエコノミークラスへのアップグレードです。
詳しくは、JAL公式サイト【JAL国際線アップグレード特典 マイル早見表】にてご確認ください。
是非、復路をアップグレードしよう
手元のマイル数によっては、行きか帰りかのどちらかしかアップグレードできない場合があるかと思います。
その場合の往路と復路、どちらをアップグレードするかというと、是非とも『復路』(=帰り)をアップグレードしましょう。
それはなぜか?
最も大きいメリットは、預け荷物の制限が緩和されることです。
通常、エコノミークラスでは23㎏×2個となっています。
これがビジネスクラスとなると、32㎏×3個となります。この1個当たり9㎏×2個+丸々32㎏×1個の荷物制限の緩和はかなり大きいです。誰しもが行きより帰りの方が、荷物が多くなる傾向にあるので。
23㎏の荷物は、結構あっという間です。直ぐにギリギリになってしまいます。
そもそも、外側のスーツケースにそれなりの重量がありますから。
一つデメリットを挙げるとするならば、機内での楽しみの一つである「機内食」の作り手が現地の方である事。別に不味いとかいう訳ではないのですが、メニュー構成にどうしても海外のエッセンスが含まれているからです。
「洋風寄りの和食」と考えれば、これはこれで面白みがあって楽しいのですが。
座席アップグレードの手順
座席をアップグレードするに至って、以下の3つの手順があります。
①事前ネット予約
往路・復路共に予約している飛行機の出発時間から、25時間前まで予約可能です。
JAL公式サイトのマイぺージにログインして手続きを行ってください。
②電話
往路・復路共に予約している飛行機の出発時間から、24時間前まで予約可能です。
勿論、渡航先からも電話にて予約することが出来ます。ただし、滞在先と現地のJAL予約センターの所在地の関係で時差が発生する場合があります。例えばハワイに滞在している場合、予約センターはロサンゼルスにあります。この間の時差は3時間マイナス(冬季は2時間)。営業は18時までですが、ハワイ時間では15時となってしまいます。
③当日アップグレード予約
その名の通り、当日空港カウンターにてチェックインする際に、座席をアップグレードする旨をスタッフに伝える方法です。
当日の申し込みに関しては、2020年3月31日までの搭乗便に対して「ディスカウントマイルキャンペーン」が開催されています。前述の方法と違って確実な席の確保はできませんが、路線によっては少ないマイルでアップグレードすることが出来ます。
搭乗日前後の空席率などを鑑みて、こちらの方法をとってもいいかもしれません。
ただしハワイ線・グアム線などの一部の路線、または座席クラスによってはこの特典の適応外のものがあるので、事前にネット・電話にて手続きしておくことをおすすめします。
まとめ
JALマイルを航空券へ交換。少し余った中途半端な少ないマイルは座席のアップグレードに使おうについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?航空券への交換程の率の良さではありませんが、メリットはなかなかあるかと思います。搭乗予定のある方は、ぜひ検討してみてください。