「ねぇバーチャルYouTuberって知ってる?」
Vtuberとも略されるバーチャルYouTuber。一度くらいは耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
しかし詳しく知っている人は少ないように思います。実際に僕の友人に聞いてみると、
A 「Vtuber? ああキズナアイね」
B 「絵が動くYoutuberでしょ」
C 「アニメみたいなやつだよね」
大体こんな返事が返ってきます。
ちがあああああああああう!
オタクの僕はそう叫びたいのを必死に堪えました。
いや、間違ってはいないんです。どれもVtuberの側面をやんわりと言い当てているんです。けれどどうも表面的な気がしてしまいます。
「アニメ調のキャラがYoutuberをやってる」
これが世間一般の認識なのかもしれません。
僕が思うVtuberとは
じゃあ、Vtuberって何なのか。ネットの中を探せば多くの定義が見つかると思います。例えばニコニコ大百科によると
と出てきます。またweblio辞書から引用すると
と定められています。どちらにも共通しているのは「Youtubeで活動するキャラクター」ということです。
……あれ? 世間の認識、間違ってなくね? なにが「ちがああああああああう!」だよ!
そう怒らないでください。その振り上げた拳を下ろしましょう。そうです、何も間違っていません。あくまで僕は一人のオタクとして違う定義をしたいのです。
僕にとってVtuberとは
いつでも会える、会うことのできない友達
なのです。
何を訳のわからないことを言ってるんだ? そう言われても仕方がありません。それを説明するために、まずはVtuberの特徴を見ていきましょう。
Vtuberを二分する
人間は何でも二つに区別したがりますよね。天使と悪魔。陽キャと陰キャ。たけのこの里派ときのこの山派。僕もその例に漏れず、数あるVtuberを二分したいと思います。大きく分けて
- 動画投稿を主とするVtuber
- 生配信を主とするVtuber
この二つだと言えるでしょう。
さきほどチラッと挙げたキズナアイさんは世界初のバーチャルYouTuberなのですが、どちらかというと前者に分類され、ほぼ毎日動画投稿をしています。その内容は多岐に渡り、ゲーム実況から歌ってみた、企画や検証動画など様々です。僕は毎日、彼女から元気をもらっているのです。
他方、動画より生配信を中心に活動するVtuberも存在します。もちろん、個人で生配信を行っている方も多数いらっしゃいますが、設備の問題やコンプライアンス的な問題で企業が運営する方が主流といっていいでしょう。
そんな数あるVtuber企業の中で、特に僕が紹介したいのが「にじさんじプロジェクト」です。
「にじさんじプロジェクト」って?
公式ホームページを抜粋すると
とあります。どれくらい多種多様なのかといいますと、2019年7月末時点で総勢なんと79人ものVtuberが所属しています!
ご覧いただける通り、本当に色々なキャラクターがいます。王道の女子高生からお姫様、悪魔やエルフ。奇抜なところだと、宇宙人や農家のおじさん、子犬や会社員などですね。
このようにたくさんいるにじさんじのVtuberの中で、この記事では特にオススメを紹介したいと思います!
ぶっ飛んだエピソードから繰り出されるキレッキレのトーク! 清楚?なJK「月ノ美兎」
まずはこの動画を見てみてください。約10分で終わりますが、内容が濃すぎてとても10分には感じられません。
意味が分かりませんよね。大丈夫です、僕も意味が分かりません。けれど本当にトークが面白いですよね。
この動画は僕が初めてみたVtuberの動画であり、またVtuberにハマるきっかけになった動画でもあります。
彼女の名前は月ノ美兎(つきのみと)といって、公式では高校2年生。性格はツンデレだが根は真面目な学級委員と紹介されています。本人も自分のことを清楚だと語っています。
ですが、その常人離れした経験やぶっ飛んだトークから常にリスナーからは「清楚・・・?」などと困惑した反応が見られます。彼女はにじさんじの一期生で、にじさんじと言えば月ノ美兎、と名前が挙げられることも多いです。
にじさんじのイメージをつくり上げたと言っても過言ではないと思いますので、気になった方はぜひ彼女の配信を見に行ってください!
※ちなみに清楚な月ノ美兎さんはこちらです
霊能力者なのにホラーが苦手? クズで三下? でも憎めない関西弁JK「椎名唯華」
にじさんじには先程も書いた通り様々なキャラクターがいて、その特性に合った配信をすることもあります。下の動画では霊能力者の女の子がホラーゲームをするのですが、ホラーが得意でない方や大きな音が苦手な方は注意してご覧ください。
怖くない!と震えた声で言っているのが可愛らしいですね。恐怖でつい出てしまう関西弁のギャップがたまらないと感じるファンも多いようです。僕もその一人です。恐怖のあまりベッドにふっ飛ばされるシーンは歴史に残る場面と言えましょう。
そんな霊能力者の椎名唯華さんなのですが、彼女にはまた違った側面があります。
それはクズで三下という面です。それがよくわかるのが以下の動画です。
これは同じにじさんじメンバーの魔界ノりりむさんとMAX ENDという激辛ペヤングを食べているシーンです。りりむさんがなんとか完食した瞬間に「二杯目入りまーす」と椎名さんが楽しそうに言い放ちますが、彼女はまだ一杯も食べていません。
結局食べなければいけなくなり「半分食べて! 死んじゃうよ! お願いしますぅ…」と、りりむさんに必死に頼んでいるところに僕は声を出して笑いました。
こんな風にクズムーブという小悪魔のような言動や三下ムーブと呼ばれるヘコヘコした態度が大好きだという声もよく聞きます。
こんなクズで三下だけれど、ホラーでビビってしまう可愛らしい椎名唯華さんの配信も要チェックです!
その声はまさに虹色!? 全にじさんじメンバーの声真似をする女子中学生「遠北千南」
カービィってご存知でしょうか? ピンクで丸くて吸い込んで何でもコピーできるあのゲームのキャラクターです。下の動画に出てくるのは、2019年2月の時点で64人いたにじさんじのメンバーを一人で声真似する女子中学生です。
初めてにじさんじを見る方にはわからないかもしれませんが、かなり声真似が似ています! 平均的が80点と言われるくらいです。
そんな物真似のクオリティーや見た目のピンク髪も相まって、彼女はしばしば「にじさんじのカービィ」と呼ばれています。
そんな遠北千南さんは今年の4月に高校生になりました。普段の配信では学校で起きた面白い出来事や勉強のことなどをまったりと話しているので、リラックスしたい人にオススメです!
それでも僕がバーチャルYouTuberを見る理由
現在、さまざまなコンテンツで世の中では溢れかえっています。アニメ、漫画、ゲーム、映画などなど。それぞれとても面白いのですが共通して欠けている点があります。
それは、更新頻度が遅いこと、これにつきます。アニメや漫画は早くて一週間、ゲームや映画に至っては種類やシリーズにもよりますが年に数回ということもしばしばあります。
そんな中、Vtuberは一線を画します。そう、毎日コンテンツが供給されるのです。これ以上の強みがあるでしょうか?
僕はVtuberとはいつでも会える、会うことのできない友達だと書きました。まさしくその通りで、彼らは正月だろうがお盆休みだろうがクリスマスだろうが、毎日配信を行うため、僕たちはいつでも会えるのです。自分が送ったコメントやメールにVtuberが反応して行動してくれる。その行動によって他の色々なVtuberとのコラボが生まれる。そうやってリアルタイムで関係性が変化していくのは何よりの魅力だと僕は感じます。
ただ忘れてはいけないのは、彼らはバーチャルの存在だということ。どれだけ手を伸ばしても実際に会うことはできません。いついなくなってしまうかも分かりません。けれど、そんなVtuberとリスナーの儚い関係性だからこそ、心の底から応援できると思うのです。
おわりに
この記事を読んで少しでもVtuberに興味をもってくださったのなら何よりの幸いです。これからますますVtuber業界は盛んになっていくと思いますので、ぜひご注目ください。
「推しは推せるときに推せ」
そういう言葉もあるように、今しか応援できないVtuberもいるはずです。一生に一度しかない出会いもきっとあるはずです。皆さんがよりよいV生活ができることを願ってこの記事を結びたいと思います。