ぺいるーとは大手治験募集サイト。
札幌から福岡・東京・大阪はもちろん、全国各地の治験・臨床試験募集情報を掲載している。
その中でも特におすすめなのが女性向けの治験モニター。
私たちがこうしている今も、新しい薬やスキンケア・化粧品、健康食品などが開発・改良されています。
そのような製品の効果や安全性を確かめるために、健康な人や患者さんに協力してもらって行われるのが治験や臨床試験です。
治験に参加すると、報酬として負担軽減費を受け取ることができます。特に、医薬品の治験は健康的な男性の募集が多いイメージですが、入院の治験などは報酬が高額なので、多くの女性が気になっていると思います。
女性でも治験に参加できる?
結論から言うと、女性でも治験への参加はできます。
しかし、治験の募集サイトを見てみると、「日本人男性」という条件を見かけることが多いと思います。
それでは、なぜ女性の治験募集は少ないのでしょうか?それは男性と女性の体の機能の違いや、妊娠への影響が原因となっています。
ホルモンバランスの影響20代〜40代の女性は若く健康的な年代ですが、体の仕組みの1つとして月経があります。
月経により女性のホルモンバランスは変わりやすく、薬の効果もホルモンバランスによって左右されやすいのです。
また、月経中に行う尿検査では、血液が混じってしまいます(尿潜血と言います)。
血液が混じっていると、「治験薬によっておきた副作用」なのか「月経が原因」なのか、治験自体の安全性を正確に判断することが難しくなってしまうんです。
そのため若い女性の治験募集は少なくても、閉経された女性を対象とした治験の募集の数は、若年層の女性と比べると多い傾向があります。
女性を対象とした治験が少ないのは、女性の体と妊娠した時の安全性を守るための予防措置でもあるのです。
治験に参加するときの注意点
実は、よくよく探してみると女性向けの治験もたくさんあります。
それでは女性が治験に参加するときの注意点もチェックしましょう。臨床試験の中でも治験は、薬を使ってその効果や安全性を調査するものですから、特に注意が必要です。
避妊は絶対に守ること治験に参加する際に注意事項を説明されますが、特に重要なのが妊娠のこと。
治験では、治験期間中に避妊にご協力いただきます。これは治験薬が母体や赤ちゃんに影響を及ぼす可能性を避けるためです。
もちろん、すでに妊娠している女性は治験に参加できません。
もし妊娠した場合はすぐに申告避妊していたとしても、長期試験などの場合は、参加途中で妊娠する可能性もゼロではありません。
もし妊娠が発覚した場合はすぐに治療を中止しなければなりません。お腹の中の赤ちゃんへの影響を考えると、妊娠がわかった段階で治験を継続することはできないからです。
その際、すでに妊娠期間中に治験を受けてたことになるため、赤ちゃんが無事に生まれるまで「経過観察」や「追跡調査」が必要です。安全に元気な赤ちゃんを産むために、妊娠が発覚したらすぐに申告を行いましょう。
薬やサプリメントの服用制限日常的に薬やサプリメントを飲んでいる女性もいるかと思いますが、治験や臨床試験の内容によっては、治験期間中これらの薬やサプリメントの服用制限がある場合があります。これは、効果や副作用が出た場合に、何の影響なのかが正確に判断できないためです。
また、1度治験に参加をしたら期間を空ける治験を受けるだけで報酬がもらえるため、何度も治験を受けたくなりますよね。
しかし、男女問わず、1度治験を受けたら基本的に「3ヶ月以上」間を空けなければいけません。
これを休薬期間と言います。
参加した治験薬の影響が体内に残ったままに次の治験を受けると、その薬の正確な効果を測定しにくくなってしまうのです。
また、薬を使い続けると身体に悪い影響を及ぼしかねないため、最低でも指定された期間は間を空けましょう。
ただし、健康食品やスキンケア・化粧品などの臨床試験の場合は医薬品の治験とは異なり、休薬期間も短くなるケースもあり1ヶ月ほど期間を空ければ参加できるものもあります。
女性向けの治験や臨床試験
それでは、女性向けの臨床試験や治験にはどんな案件があるのかを具体的にご紹介しましょう。
化粧品や健康食品の臨床試験女性向けの臨床試験として最も多いのが化粧品モニターです。
ハンドクリームやシミを薄くするもの、乾燥肌を改善するものまで、幅広い案件があるのが特徴です。
女性にとっては嬉しいモニターかもしれませんね。
また、健康食品のモニター募集もあります。
便秘を改善したり、肌にうるおいを与えたりする健康食品などが多いです。
さらに、気分が落ち込みやすい人の精神を安定させるなどといった一風変わった健康食品モニターもありますよ。
こうした臨床試験なら入院の必要もないので、女性でも気軽に参加できるでしょう。
薬を使った治験一方、薬を使った治験の案件では、女性特有の症状を緩和する案件が多いです。
月経過多の女性を対象とした薬や、閉経後の女性を対象とした薬、更年期障害の症状を緩和する薬など。
数回の通院のみで参加できる治験もありますが、中には入院が必要な場合もあるため、自分の生活の調整をしたり、家族との相談も必要になるかもしれません。