治験は大学生がおっかなびっくり、時にはこっそり大金欲しさに参加する身体を張った高額アルバイト的な位置付けにありますよね?
しかも、2019年には日本国内で治験バイトに参加した20代の男性がてんかんの治験薬の実験で死亡したという不幸なニュースがありました。この事故については、厚生労働省も因果関係を否定できないと認めています。
既に参加した人はもちろん、これから参加を予定している人も今回紹介する記事をみて、本当に治験が危険なアルバイトなのかという点について考えてもらう機会にして欲しいと思っています。
- 厚生労働省の見解
- 治験バイト死亡事故のニュース
日経新聞の記事でも大きく取り上げられました。
男性死亡、薬との関係「否定できず」 エーザイの治験 日本経済新聞 2019/12/1
- 個人ブログ系
札幌の治験事情とプロ治験ラッターの治験の歩き方
このようにさまざまなニュースやブログで取り上げられた今回の事故。
私も以前、医療業界に携わっていた事がありますが、実際問題、日本で「初」の死亡事故が治験で発生したという事が、逆に安心な治験が実施されているということを示していることになった気がしています。
今こうしている間にも、治験が盛んな都市では治験バイトが行われています。その数は日本国内だけでも年間数万人を対象に実施されています。
今回、日本初の死亡事故が起きてしまったことは非常に残念ですが、その確率とやらは一体どれほどの確率なんでしょうか?
統計でデータを公表したら良いと思いますが、実際の確率は数十万分の一とかその程度なのではないでしょうか。このようなニュースが発表されると、短絡的に「治験バイトってやっぱり危ないんだな」とか「怖いからやめとこう」とか、いろんなニュースのネタになったりします。
決してそれが悪いことだとは思いませんし、しようがないことだとは思います。でも、治験バイトが進まないことは、結局自分たちの首を締めることになりかねないと思いました。
これを読んだ読者が、少しでも考える機会になれば幸いです。