入院がおこなわれている医療機関
健康な成人男性の入院の治験。通称「治験バイト」と呼ばれる治験は、実は限られた施設でのみ実施されています。
今回は、その治験がおこなわれているクリニックや病院すべてをまとめてみました。
2020年現在、その地域は、北海道の札幌市、東京、神奈川、埼玉、茨城、福井、大阪、福岡、熊本だけであり、日本中探してもその施設数は20数カ所に過ぎません。
この20数カ所の施設で、一般的にいわゆる「高額報酬の治験バイト」などと言われている新薬やジェネリック医薬品の創薬ボランティアの入院の治験がおこなわれています。
入院施設内には、漫画やDVDなどの娯楽をはじめ、PCやゲームが自由に持ち込めたり、院内にインターネットルームが備え付けられているところまであったりします。娯楽にこだわっている施設はトコトンこだわっているので、色々な施設で参加してみるとその違いがわかってきて面白いかもしれません。
それでは、北から順に紹介して参りましょう。
北海道の治験
札幌市の入院の治験は、全国でもTOPクラスの実施数となっています。清田区や厚別区・白石区などの医療機関で随時募集がおこなわれているため、北大をはじめ札幌の学生さんにとっては至極身近な存在に治験があります。
関東の治験
次に関東。東京都は新宿区、台東区、墨田区、豊田区、八王子などで入院の治験の募集があります。埼玉県は上尾市。神奈川県は横浜市や相模原市。茨城県はつくば市で募集されています。関東は便がいいようで悪いため、参加しやすそうで参加しにくいと感じる方が多いようです。
北陸の治験
福井県福井市でも入院の治験が募集されている事があります。関西圏にお住まいの方で足を運ぶ方もいるとかいないとか…。
関西の治験
関西では大阪府で入院の治験が募集されていますが、今のところ吹田市と大阪市の二つの医療機関で募集があります。
九州の治験
九州の福岡県と熊本県。特に福岡県は日本一入院の治験がおこなわれていると言っても過言ではありません。短期入院から長期入院に至るまでとにかく種類が豊富です。福岡県は久留米市や博多区、東区の医療機関で実施されていて、熊本県は熊本市の医療機関で実施されています。
いかがでしたでしょうか?身近に参加できる施設はありましたか?
私は治験に参加できる?地方からの参加や20歳未満の治験参加
結論からいうと、基本的に治験バイトと言われている入院の治験は20歳未満の方は参加できません。
そのため、高校生はもちろんですが、大学生になっていても20歳未満の方(18歳、19歳)は治験に参加できないのです。
また、地方からも、上述した医療機関のある都道府県近隣の方以外は参加できない事が多いです。
稀に募集人数が足りない場合には、遠方からの参加に特別支給が出て、「事前検診参加で15,000円まで出します!」などということはありますが、治験参加中や参加後に緊急事態があった際に、遠方の方だと適切な処置がしづらいという、被験者保護の観点からもやはり遠方の方よりは近隣の方が優先される傾向にあります。
入院中の生活や合格率アップの秘訣を大公開!
治験の入院ができる場所はわかったけど、実際にどんなことされるの?という不安をお持ちの方も少なくはないと思います。実際に4泊5日の入院の治験スケジュールを例に、治験に参加したらどんな生活を送るのかをご説明します。
また、事前検診で不合格とならないために、知っているのと知らないのとでは大きく結果が違う「治験合格の秘訣」を大公開しちゃいます!詳細は下記のリンクからご確認ください。