お家にいる時間が長くなり、何となく鬱屈とした気分を味わっていらっしゃる方も多いと思います。仲間とともに大きな声を出したり、身体を存分に動かしたりということが叶わない今、見るだけでもスカッとするバレエ動画をご紹介します。
Unsplash Daria Rom より バレエって優雅なイメージだけれど・・・とお思いかもしれません。確かに、バレエには「優雅」という面があります。 でもそれは、一面に過ぎず、ワイルドな男性ダンサーの踊りや、胸のすくような高く美しいジャンプ、汗が飛び散るような回転や男女が競い合うように息をつく間もなく踊るパ・ド・ドゥがバレエ作品の中には存在しています。 Sergei Polunin(セルゲイ・ポルーニン)「Take Me to Church」 最近パパになったばかりのセルゲイ・ポルーニン。 こちらの動画は、そんな彼が、英国ロイヤルバレエ団を電撃的に退団した3年後に発表されたものです。 彼は天才的なバレエの才能を持ち、信じられないほどの努力家でした。最年少で英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルとなり、栄光を極めたと思われた矢先に退団。そのことについて彼は「バレエから離れたかった」という理由を述べていました。でも、やっぱり踊ることはやめられなかったのですね。 踊らなかった間のなにもかもを爆発させるように踊るポルーニンにはもはや、神々しささえ感じます。 白い光や、この曲を歌うアイルランド出身歌手Hozier(ホージア)の声の力強さとも相まって、「解放」や「自由」という言葉が思い浮かぶバレエ動画だといえるのではないでしょうか。 クラシックではありませんが、ぐっと伸びたつま先やしなやかなジャンプ、ぐっと伸ばされた長い足は、バレエの持つ美しさを十分に保持しています。 美しいのに力強く、何度も何度もリピートしてしまう方も多いでしょう。 Flames of Paris(パリの炎 )よりパドドゥ バレエで男女が踊るというと、男性が女性を支え、しっとり踊るというイメージかもしれませんが、この「パリの炎」は違います。男女が恋人同士ではなく、兄弟という設定ということもあり、甘い雰囲気は皆無。それぞれが伸びやかに踊り、ともに同じくらい高く跳び、回転します。特に冒頭のジャンプは、清々しく見ていて気持ちのいいものです。 tales of beatrix potter (ピーターラビットと仲間たち)より ピ…