IT業界が急成長する中、プログラマーに転職を考えている方も少なくないのではないでしょうか。
近年では未経験からのエンジニア転職を謳う広告や転職サイトも増えてきています。
そこで今回は、未経験からプログラマーになるにはどのようなプロセスを踏んで行くべきなのかを、私の経験を踏まえてお話ししていこうと思います。
もともとはエンジニアと無縁の音楽業界にいた
高校を卒業した私は音楽の専門学校に進学しました。
そこで音楽理論や作詞法といった作曲についてのことを学び、専門学校を卒業してからはアルバイトをしながら音楽活動に励んでいました。
路上ライブやステージで曲を披露することや、自身のオリジナル曲をCD化して50枚ほど販売するなど積極的に活動していました。
しかし当然、音楽活動だけでは食べていけず、アルバイトをしながら生計を立てていました。
そんな生活を続けていた時
- このまま売れなかったらフリーターとして生きていくのか
- 一生結婚できずに暮らしていくのか
このような思いが脳裏をよぎり突然将来が不安になったため、好きなことをやるのならまずは生活を安定させようと就職を決意しました。
手に職をつけたいという強い想いがあったため、数ある職業の中でプログラマーを目指すことにしました。
エンジニア向け転職サイトを活用
転職サイトにはエンジニア向けのものが豊富に存在していました。
それぞれ特徴があり、20代のためのエンジニア転職サイトが存在しました。
などがありましたが、私は「リクらくエンジニア」を活用しました。
エンジニアは高度な技術を必要とし、難しい印象がありますがしっかりと学べば誰でもなることができます。
人材紹介会社の方から聞いた話によれば、未経験からとなると、採用されやすい年齢のリミットは30歳くらいまでとのことでした。
私は人材紹介会社から紹介されたステップアップを見込めるとのことで、エンジニア派遣をする会社へ就職することにしました。
研修内容が豊富なエンジニア派遣会社
就職をして3ヶ月間の研修期間がありました。
内容としては、Androidアプリなどの幅広い用途で、用いられるプログラミング言語の「Java」の学習や、クラウド上の顧客管理システムツールの基礎、また配属先を決める際に必要となってくるマナー研修や自己PRの方法についてでした。
給料も6割程度支給されたため、安心して研修に取り組めたことにより、知識もしっかりとつける事が出来ました。
研修のスピードはかなり早く感じましたが、休日も自主的に勉強することによって問題なくついていけた上、基礎的な資格も取得する事が出来ました。
配属先にてプログラマー業務を任される
研修を終え、知識をつけたとは言えど、現場では働いた事がないため実績はありません。
私が就職した会社では開発などの高度な技術はほとんど扱っておらす、サポートデスクの業務が中心と言われていました。
実績を積むという意味では研修も含めてかなり条件が良いため、開発業務はしないと思っていました。
しかし私の配属先では主に開発をする部署だったため、配属2日目からプログラマー業務を行うことになりました。
難しそうに感じるかと思いますが、上司の方からやり方などを教えていただけたので、プログラミングの知識さえあれば行えるような内容でした。
いきなりプログラマー業務を行うことは稀なことかもしれませんが、このようなことからエンジニア派遣会社への就職は経験を積んで行くのにかなり有効的だと思います。
次回、より良い条件の会社に転職する際には、今回受け持ったプログラマー業務のことを経歴に書く事ができるため、選択できる企業の幅が広がっていきます。
未経験からの1社目はエンジニア派遣会社、2社目からはそれらの実績を活かして正社員を目指すことが効率の良いひとつのルートとして考えられるのではないでしょうか。
未経験からプログラマーへの転職は可能である
音楽活動ばかりでパソコンの知識を全くと言っていいほど、持ち合わせていなかった私でもプログラマーになる事が出来ました。
まだまだ初心者プログラマーですが、経験を積んで行く事で、さらに技術力に磨きをかけ、上級プログラマーになる事が可能だと思います。
ぜひ転職の参考にして頂ければ嬉しいです!