英語もプログラミングも言語のうち
プログラミングやサイトデザインのスキルに自信があるのに、給与の面でなんか割が合わない思いを感じている人には、思い切って海外に目を向けることをお勧めします。
でも実際に海外に行く必要はありません。
Upwork などフリーランス紹介サービスを通じて日本にいながら、アメリカでの仕事を取ってこれます。実際にアメリカのプログラマー給与水準にアクセス出来るとあって、登録しているフリーランスの国を見ると、アメリカ以外、例えばインド、東欧、南米などがとても多いです。
日本でメジャーなランサーズでのプログラマーの時給を、英語圏で一番メジャーなフリーランスサイトでもあるUpwork と比べると、日米でかなりの違いがあることも分かります。
例えば、ランサーズで「ウェブサイト制作・デザイン」や「Web・システム開発」の分野で、実績が多く評価の高い認定ランサーと呼ばれる人達の時給が高くても4000円位です。流行りの Pythonのエキスパートでも時給は変わらないですね。
かたや、「web design」でUpworksでフリーランサーを探すと、一番多い時給帯が $30-$60(2018年11月で3,300〜6,600円位)で同じくらいの数が $60& above(6,600円以上)の時給帯となります。更に実績、評価が高い人は軒並み時給は$100(1,1000円)を超えています。
アメリカ人の時給が一概に高いけれども、インド、東欧圏(ロシア、ウクライナ)のフリーランサーでも実績のある人は時給$100位で仕事をとっています。
プログラミングも言語。英語という言語で簡単なコミュニケーションを乗り越えることが出来れば、フリーランスとしてかなりの世界が広がり、高い稼ぎを狙えると思います。
実際に必要な英語のスキルは読み書きができたらOKです。クライアントがスカイプで面接をしたいと言っても、チャットでならOKということで問題ないでしょう。チャットでも自信がない人はグーグル翻訳を駆使して対応するのも、一つの国際経験かもしれません。
何よりプログラミング、エンジニアでのフリーランスの仕事で求められているのは技術です。英語力では有りません。
Upworkでフリーランスを初めてみようかと考えている人に
日本からでもUpworkのアカウントを作れます。
支払いは日本の銀行口座に円で貰うことが出来ます。
支払いは日本のペイパルのアカウントで円で貰うこともできます(Upworkのアカウントを作った時のメールアドレスと同じペイパルアカウントである必要が有ります)。
プロジェクト単位での固定払いと、時給単位での支払いがあります。時給帯での仕事の場合、Upwork自動的にスクリーンショット、キーボード活動などの作業日記を作って、日単位で働いた時間を記録します。この作業日記は、クライアントがチェックできます。フリーランサーがこの作業日記を編集することはできます(中には個人でのチャットしているスクリーンショットなどが混じっていたりします。あまりチェックしてないし気にしてないのかな)。
注意点として、同じクライアントからの支払いが$500以下であるときは、20%の手数料が差し引かれます。それ以上$10,000以下は10%の手数料、またそれ以上は5%の手数表が引かれます。この点、クライアントが手数料の全てを払うランサーズとは違います。
自分が過去に関わった日本でのプロジェクトでも、ポートフォリオに載せることは非常にアピールになるでしょう。
最初にプロファイルを完成させて仕事が来るのを待っているよりも、少なくとも二週間に一回はアップデートしていく方がいいと思います。探す方からの経験で、二週間以内に活動している人のプロファイルが検索結果の上位に来ます。また、最初に一気に完成と考えると、その時点でかなり疲れてしまうと思います。
具体的にアカウントを作る方法は、と〜げのブログさんに詳しく載っています。
プロフイールを作ったら、待っているのではなく、積極的に仕事にオファーしてみることをお勧めします。実績ができたら、思い切って時給を上げていけるでしょう。仕事を初めて3ヶ月位したら、プロフイールでの時給を倍くらいに更新しているのを良く見かけます。
日本にいながら、アメリカの給与水準で仕事を取ってこれるプラットフォーム。
英語のサイトなので最初は壁が高く感じるでしょうけれども、多くの事において、最初の一歩が一番むずかしかったりします。それに、実際に米国に行って働くよりは、よっぽど手軽なことは確かでしょう・・・。
プログラミングだけでは有りません。
例えばマーケテイングなどで登録して、日本でのマーケテイングの仕事を取ってくることも出来ると思います。また、日本から登録している人は(まだ)とても少ないので、日本に特化したマーケテイング、PRの仕事が出来る人は競争が少なくチャンスであるとも思います。
一つの「海外仕事体験」として、初めてみるのもどうでしょうか。新たなアンテナを張ることで、思わぬチャンスが巡ってくることはありますから。