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LGBT

LGBTと住宅(マイホーム)購入について

7月31日、日本では、前田敦子と勝地涼が結婚したり、桐谷美玲と三浦翔平が結婚したりと、超美男美女の結婚速報が飛んだ。  凄い。どんなハイスペックな子供が生まれるんだろうか?  きっとキムタクの娘並みに、ハイスペックな子供が産まれるのだろう。      さて、結婚といったら、子育てやマイホームなどが話題に上がってくる。  LGBTの場合、基本的に子育てはないので、マイホームの方が気になる話題だと思う。    つい最近、知り合いの35歳のゲイが、マイホームを購入した。「ゲイはずっと賃貸か実家のイメージ」という勝手な偏見があったので、まさかのマイホーム購入に驚いた。  相方がいるわけでもないので、まさかの一人暮らしだという。  2階建てのマイホームを田舎街に建て、一人暮らしという面白い選択だ。東京から引っ越すらしい。(理由を聞いてみたところ、家賃払いがバカバカしくなった、とのこと)      なんとなくだが、日本においてLGBTの住宅購入はまだハードルが高い印象。  周りを見ても、マイホームを購入するLGBTなんて全く見ない。    しかしアメリカなどでは、LGBTカップルが住宅を購入することは結構あるらしい。(日本と比べて)    純粋に羨ましい。例え相方がいるにしても、一生賃貸暮らしは確かに不安である。。    LGBTカップルが家を購入することのメリットとデメリットを考えると、どうなんだろう。ややメリットの方が多いのだろうか。。    最近だと、例えば三井住友信託銀行が、住宅ローンをLGBTに対応できるように、商品改訂をした。  「ペアローン」「収入合算」などにおける『配偶者の定義』に、同性パートナーが含まれることになったのである。    まだどうなるか分からないが、LGBTカップルが何も臆することなく、自由に住宅を購入することができる、そんな未来はもしかしたら近いのかもしれない。。    ■やはり老後対策になる    個人的にLGBTと老後問題は切っても切れない関係にあると思っている。  やはりLGBTカップルが住宅をローンで購入することで、家賃払いを卒業できる、というメリットは大きい。    賃貸だと、一生自分たちの物にはならないし、65歳を超えても家賃払いをしていかなければならない。    住宅を購入できれば、ローンの返済さえ終われば生活にゆとりが生まれるはず。  そして購入した住宅は所有物=資産になる。    日本では同性婚が認められていないため、遺言状や公正証書は必須になるが、もし相方より自分の方が早…
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2018/07/31

レズビアンの呟き ~カミングアウト「わたし、彼女がいます」~

by maiago

  「私、実はっ…左利きなんだ!」  ある日、友人にこう言われたとしたら、皆さんは何を思うだろうか。へぇ、とか、そうなんだ~、とか、そんな感じだろう。珍しいと思うかもしれない。しかし、だからといってその人に対する見方が変わるわけでも何でもない。  では、次の場合はどうだろう。  「私、実はっ…レズビアンなんだ!」  人によっては、お茶を吹くかもしれない。そうなんだ~、とか、そんな感じの人もいるだろう。        しかしこの二つ、どちらも同じ確率で皆さんが受けるかもしれないカミングアウトなのだ。実は、LGBTと呼ばれる人々は、左利きの人と同じくらいの割合で存在すると言われている。  それでも両者には大きな隔たりがある。恋愛観をあまり表に出さない国民性もあるだろうが、しかし、世の中への浸透っぷりの違いが最も大きいだろう。    今回はそんな世の中で、娘からレズビアンであるというカミングアウトを受けてしまった母親の衝撃について、体験談を語ってみようと思う。  伝える方は言うまでもなく荷が重いが、実は言われる方も結構大変なのかもしれない。そんな、エピソード。    母と二人、なんてことなく過ごしていた白昼。ふと、今なら言えるかなと思った。    「お察しかと思うんですが…私、長野に彼女がいます。笑」    私が笑顔で軽くポロリと彼女の存在を告げた、その瞬間の母の顔は忘れられない。  言葉にするならば「何言ってるの、この子」だ。  咄嗟の拒絶反応に、思った以上に私自身もショックを受けてしまった。それまでわりと多様性だのなんだのということに理解ある母であった分、あの戸惑いの表情は衝撃的だった。          お察しではなかった…。微妙に複雑な心境になってくる。  何とも言えない無言が続く。普段どちらかというと仲の良い親子だというのに、非常に気まずい沈黙の時間。目が合わない。なんだこの感じ。  いろいろな考えが頭の中をぐるぐるした。そうして結局、「偏見がないといいな」とだけ言い残して、私はその場から逃げてしまった。  家族は、誰よりも近しい存在だからこそ、受け入れてくれた時の安心感は凄まじいし、拒絶されたときの絶望感もまた凄まじい。ただ、好きな人が居ると告げただけなのにな。  相手が男性だったら?「彼氏ができたよ」だったら?  いわゆる普通の、反応が返ってきたのだろう。そのことがまた悲しくて悔しかった。  その日の夕飯時、母は何事もなかったかのように接してきた。それがまた切なかったが、私自身も疲れ…
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2019/04/14

自民党の杉田議員がLGBTに対し「生産性がない」と発言⇒大炎上

またまたLGBT×炎上案件である。  自民党の杉田議員の発言に注目が集まっており、ネットを中心に大炎上している。    杉田議員は、某月刊誌の寄稿で、「LGBTって、実際そんなに差別されているものでしょうか?」「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもをつくらない、つまり『生産性』がないのです」などと綴った。    わりと過激である…    杉田議員のTwitterは当然のごとく大炎上。さらに、「自民党の人から励まされた」などと投稿したことで日に油を注ぐ形に…  自民党も杉田議員の考えを支援するのだろうか。多くのLGBT当事者がこれには失望している。    なお、自民党の二階俊博幹事長は、「人それぞれ」とした上で「人生観もいろいろある」とあくまで静観する姿勢を貫いている。    しかし、国民民主党の玉木雄一郎共同代表などは、杉田議員に発言に対し、「子供を持ちたくても持てない人を傷付ける発言だ」と指摘。ナチスの優生思想にも通じるとして「許せない」と一刀両断した。      ■最近カミングアウトしたことで話題になった勝間和代の意見    同性と交際していることをカミングアウトしたことで注文を浴びた勝間和代。  「きっと勝間和代、何か言うだろうな…」と思っていたが、案の定言及していた。    まず、この寄稿自体を「論外」とした上で、もっと核心に迫る問題提をしている。      「より大きな問題点を私が感じたことは、『このような誤った論調を助長しかねない論考に対し、政権与党であり、LGBTの理解促進法を作ろうとしている自民党がなぜ、容認するのか』という点に尽きると思います」    「自民党はLGBTの理解促進についてまったく当事者の気持ちを理解していないことになります」    「党内で意見が異なっていいものもあるでしょうが、今回の杉田氏の意見はすでにそのレベルを超えていると少なくとも私は感じますし、このような発言を個人の見解として容認する自民党に大変な失望感を覚えています」    【引用:http://news.livedoor.com/article/detail/15062317/】      勝間和代は、自身がカミングアウトしたことで、こういう発言も堂々とできるようになった。バサバサ問題提起をする勝間和代は頼もしい。発言にも影響力があるので…    そう、今回の件に関して、杉田議員なんて正直どうでもいのだが、自民党に対する失望感がある。  「あ、容認してし…
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2018/07/25

LGBT全体の権利獲得運動・活動について。そして「壁」とは?

これまで色々LGBTについて述べてきた。自分自身のこれまでの人生を振り返りつつ、真っ直ぐでリアルな想いだけを執筆している。    さて、「日本ではLGBTは到底受け入れてもらえない」「日本在住の多くのLGBT当時者が、受け入れてもらえることを諦めている」「そもそも、現状維持のままでいいと思う」というようなことを書いてきたわけだが。。  そういう人達の根底にあるのは、「これまで、差別・偏見など辛い経験をしてきた」という過去であり、「これから、淡い希望を持って、裏切られたり叩きのめされたりするぐらいなら、いっそのこと"どうせ受け入れてもらえない"と思い込む方が自分自身、楽」なのかもしれない。  半分、逃げでもある気がしてきた。  そういう意味で、私は社会と戦っていない。  LGBTアクティビスト達は、LGBT全体の権利獲得のために、社会と、世間と、戦っているのだろうか。    LGBT全体の権利獲得。  これについて一晩考えてみた。日本でLGBT差別偏見撲滅を謳っている人達(戦っている人達)はたくさんいるのだが、一体、最終的な目標・着地点はどこなのか?  差別偏見を"100%"なくすこと?誰もが生きやすい世の中に改革すること?安倍政権を終了させること?性別という概念を取っ払うこと?    ここで一つ思った。LGBTが奪われている権利って何だ?と。同性愛が犯罪なわけではないし。(日本だと)    もしかしたら、結婚権かもしれない、と思った。同性結婚。    LGBTアクティビスト達が以前言っていた言葉がある。「どうして同性同士の結婚が認められないのか?私達が何か悪いことでもしたか?権利は平等ではないのか?」と。  確かに、その点においては、"権利が奪われている"気がする。改めて考えると、同性同士だと、日本では結婚できないのだ。    日本国憲法の解釈次第で、同性結婚は認められる、という意見・主張もある。しかし、今の日本の政治家を見ている限り、同性結婚云々の話をしている余裕はないと思う。。    世界中で同性結婚の達成がLGBT全体の権利獲得運動・活動の最終的な目標地点だとしたら、どれだけ長い戦いになるのだろう。もしかしたら、自分が生きている間には達成されないかもしれない。    ただ、明るい(?)ニュースもある。  アジアで始めて同性結婚が認められる国がある。2~3年後の適用にはなるのだが、台湾で同性結婚が認められることになった。  日本も台湾に続く可能性は、ある。    さら…
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2018/06/17

【LGBT】親へのカミングアウトはするべき?実体験を紹介【少し後悔】

親へのカミングアウトについて、賛成派もいれば反対派もいることだろう。カミングアウトをし、受け入れてもらえた時はいいが、失敗して、ボロクソ言われた時はもう最悪だ。  親にカミングアウトをせずにこの世を去ったLGBTは一体どれだけいるのだろうか。  実際、正解はない。カミングアウトをしたからといって幸せになれるわけでもないし、関係性が良くなるとも限らない。イチかバチかみたいなところがあり、何とも言えないのである。  でもそうなら、親にカミングアウトする意味は?思うに、誰しも存在を受け入れて欲しいのだと思う。ありのままの姿を、せめて自分を産んでくれた親にはさらけ出し、「あなたはあなたのままでいいんだよ」と言って欲しいのだと思う。  私もその一人で、事実、1年ほど前に母親だけにカミングアウトをした。特に問題なく受け入れてもらえたかと思ったが、意外とそうでもないかもしれない。    ①バイセクシャルであって欲しいと願う    自分が同性愛者だとカミングアウトした後、親は当然驚いていた。でも、時間の経過とともに受け入れてくれたみたい。しかし、やはり心のどこかで『バイセクシャルであって欲しい』と願っているようだ。  会話のはしはしに、「女性との出会いはないの?」「きっと素敵な女性に出会ったことがないだけで、そのうち出会えたら価値観が変わるはず」「やっぱり結婚した方がいいんじゃない?」という言葉を挟んでくる。  頭では理解しているのものの、やはり全面的に受け入れることはできない様子だ。    ②自分のせいで同性愛者になったのだと思い込んでいる  以前、「私の育て方のせいでゲイになってしまったのかな」と言われたことがある。  そんなことは断じてないのだが、やはり、責任を感じているようだった。  そもそも、"ゲイになってしまった"と言っている時点でやはり後ろめたさを感じているのだと思う。    ③性的嗜好だと思っている    男性・女性を好きになるかは性的指向である。しかし、「性的嗜好」だと思っているようで、女性との恋愛を経験してみれば異性愛者に変われるのだと本気で信じている模様。  中学生の時に女性との恋愛経験はあるのだが・・・    ④まだどこかで信じれない部分があるらしい    やはり、子供には"普通"の人生を歩んで欲しいらしい。私がゲイとして生きていることに対し、まだどこかで信じられないみたい。  いつか、「全部ドッキリでした~」って言ってくれるんでしょ?と言われたことがある…
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2018/08/30

日本国憲法から見る婚姻制度とLGBT

今回は日本国憲法から見る婚姻制度とLGBTというテーマで書いていく。    2018年現在、日本において、同性結婚はまだ法的に認められていない。    アメリカやオランダ、オーストラリアなど数十か国で同性結婚が認められている一方で、同性結婚どころか同性愛が犯罪になる国も多く存在する。    日本においては、渋谷区を皮切りに「同性パートナーシップ制度」を採用する自治体も少しずつ増えてきて、これが積み重なっていけばいつか日本でも同性結婚が認めらる日が来るのではないか、という希望もある。    しかし、何故日本では同性結婚が出来ないのか?    平等を謳うのなら、「同性同士だから」という理由で結婚できないなんて本来おかしなことである。    日本の法律はどうなっているのか?    日本における同性結婚に関する決まりごとについて、日本国憲法を紐解きながら記していきたい。    …    日本では同性結婚ができない。その答えは、日本国憲法第24条1項と2項にあった。    "「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」    「配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して制定されなければならない」"    この「両性」とは、「男性」と「女性」を指しているという説と、それぞれが独立した両方の性として同性同士の組み合わせも含まれると解釈する説もある。    つまり「両性」という言葉の捉え方によって、解釈の仕方が180度変わるということだ…      ■「両性」は「異性」を意味するのか?    2018年現在、日本で同性結婚が認められていない理由としてはやはり、「両性」が「男性」と「女性」として解釈できるからと言える。    第97代内閣総理大臣安倍晋三も、2015年の参議院本会議において「現行憲法の下では、同性カップルの婚姻の成立を認めることは想定されていない」と述べている。    また2015年4月の衆議院予算会議でも、同性結婚について、「憲法で結婚については"両性の合意"ということになっている。慎重に議論していくべき課題だ」と真剣な眼差しで述べている。    "慎重に議論していくべきだ"か…    そもそも、日本国憲法制定時に、同性結婚の可能性については考慮されていなかった(想定されていなかった)と考えるのが一般的だと思う。      ■合憲論を唱える人達。「両性…
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2018/06/24

職場でLGBTを隠すのはストレス?カミングアウトすべき?

LGBTとカミングアウト。  カミングアウトをしたことがない人もいれば、日常的にしている人もいるだろう。自分次第なので正解とかはない。個人的には、会う人会う人全員にカミングアウトするべきではないと思っているが、誰にもカミングアウトしないという選択もまた悲しいと思っている。  例えば、職場。ビジネスマンなら、一生のうちに会社で働く時間が最も長い。友人や家族、恋人と会う時間よりも長いのではないか。  今の職場でカミングアウトしているだろうか?  私場合、特に必要性を感じなかったので、カミングアウトはしなかった。でもしないと、異性愛者だという前提で彼女の有無や結婚観の話を聞かれるのでまぁめんどくさい。  よく、「異性愛者の男性は、自分から"私は女性が好きです"なんて言わないよね?ゲイの人だって言う必要ないんじゃない?」という綺麗事を言われれうが、確かにそれも一理ある。  だが、カミングアウトしない限り、ずっと異性愛者だと思われてしまうのも事実。。なんとも難しいところだ。    日本には何百万という会社が存在し、LGBTフレンドリーな会社もあれば、LGBTフレンドリーとは程遠い会社もある。当然、カミングアウトしやすい環境もあれば、しずらい環境もあるだろう。カミングアウトできる雰囲気ではなく、直属の上司やグループに隠しているために、ストレスを抱えている社員も多いはずだ。  さて、そもそも、職場でLGBTを隠すのはストレスに繋がるのだろうか?  色々調べていたところ、米国での面白い研究結果があった。  ジョージア大学で心理学を研究するRachel Williamson氏は、性的指向と関連した職場的行動についての研究結果を纏めた論文を発表した。  LGBTセンターなどで募集された89組のカップルに対し、職場におけるカミングアウトの状況を綿密にヒアリングし、それが生活に及ぼす影響や仕事へ与える影響、満足感、家庭における満足感や幸福度を調査したのだ。  結果、職場においてLGBTを隠すことは、不健康に繋がることが判明。  さらに、仕事だけでなく家庭環境にも影響を及ぼし、パートナーとの関係にも緊張をもたらしていることが分かったのだ…  研究者のRachel…
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2018/06/26

親友&教養がない人にはカミングアウトできない現象

カミングアウトについての動画をYouTubeで見ていた。    ・ゲイが母へカミングアウト | Coming out to my mother【LGBT】   https://www.youtube.com/watch?v=wM1CeZbHzWE    ・LGBTQ100人のカミングアウト!僕らはひとりじゃない!100 Japanese LGBTQ people celebrate National Coming Out Day !  https://www.youtube.com/watch?v=Gk5zdDF2bBk    YouTubeに上がっているカミングアウト系の動画について、ある程度の共通点がある。  それは、  ・みんな違ってみんないい、あなたは一人じゃないよというメッセージ性  ・カミングアウトを遠回しにでも促す構成  ・カミングアウト=正義みたいな風潮    つい最近、バズフィードという月間数億PVを誇るニュースメディアが、勝間和代さんのカミングアウトについて触れ、インタビューを実施していた。そこでもやはり、「(セクシュアリティをオープンにして)自分らしく生きているLGBTの人達がすごく素敵だった」という勝間和代さんを正義とするような内容だった、と思う。    このメディアの傾向について、私は少し危機感を覚える。  当事者がカミングアウトについて語るのはまだいいのだが、非当事者がカミングアウトを促すようなシーン・情報発信も少なくない。  カミングアウトは、そんな簡単なものじゃないし、言って取り返しのつかないことになる可能性もある。    それに、これは前にも述べたのだが、カミングアウト=正義ではない。  カミングアウトが正しいのか正しくないのか、するべきなのかしない方がいいのか、いまだによく分からない。カミングアウトは、「カミングアウトされる側」に負担を負わせてしまうことでもあるので、もはや一人の問題ではないのだ。    ということもあり、私は親友であれば親友であるほど、カミングアウトができない。  相手に負担を負わせてしまうのも申し訳ないし、「言って楽になりたい」という自分のエゴの押し付けでしかない気がしてしまうのだ。    私の親友は私のセクシャリティを知らない。もはや言うタイミングも逃した。  それでも親友は親友だし、二人の関係は良好なのだ・・・    だから、「カミングアウトしたから必ず関係が良くなる」とは思わないで欲しい。もちろん良くなるケースもあるが…
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2018/07/14

アライの概念は拡張解釈できる?誰もが誰かのアライに

  以前の記事でアライについて書かせていただいた。     アライについてそこまで深く考えてこなかったのだが、今回、様々な文献を読んでいる中でアライの重要性について改めて気付いた。    ※アライとは…「アライ(ストレート・アライ)」とは同盟や支援という意味を表す「Ally」が語源の、LGBT当事者以外の人が、LGBTを含む性的マイノリティを理解し、支援するといった考え方、あるいはそういった立場を明確にしている人を指す言葉。     アライ。「そんなあなた(どんなあなた)でも、いいよ」と受け入れてくれる人が身近にいたらどれだけ嬉しいか。  そしてアライには、社会を変える力があると思った。  例えば、何かの既存制度や社会規範を変える時、人数が少ないマイノリティが集まり叫んだところで遠くまで届かないというように、当事者だけで社会を変えることは難しい。  女性の権利獲得の為に活躍する男性や、障害者が不自由なく過ごせる為に活動する健常者の方など、味方となってくれる当時者以外の存在が大変重要になってくる。    2018年現在、日本におけるLGBTの割合は、13人に1人と言われている。  13人に1人だけが声をあげるのではなく、非当事者である残りの12人を味方につけることで世の中は変わっていくのではないか?  この観点から考えると、アライは日本社会を変える力を持つ必要不可欠な存在であると言える。(理想論・綺麗事かもしれないが)      ■アライになる方法をもう一度考えてみた    社会を動かすことができるアライとは、どんなアライなのだろうか?  もう一度考えてみた。  実際、LGBTという言葉が世の中に認知されてきてるとはいえ、まだ知らない人が半数以上いる中で、LGBTのことを知り、アライになってくれた人はそれだけで皆よりも一歩前に進んでいると思うし、ありがたい。    しかし、ただ知っているだけのアライからもう一歩二歩前に進み、社会を動かすことができるアライになるには?    具体的な方法を模索してみた。  まず、「知る」、そして「意識を変える」、最後に「表明する」というこの3ステップではないだろうか。    LGBTという性的マイノリティの存在を知り、差別的な発言などしないように意識を変えて、最後に「自分はアライです」ということを表明する。  この3ステップを達成できるアライの絶対数が増えてくれば、世の中は変わる気がする。    LGBT当事者にとって、この3ステップを達成したアライは絶対的…
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2018/07/12

FTMだったから気付いた自分らしく生きる

みなさんは自分らしく生きていますか?  自分に正直に素直な心で過ごしていますか?  僕は「普通」の人と言われない人かも知れませんが「普通」の人よりも自分らしく素直に生きています。笑いたいときに笑って泣きたい時に泣いて自分に正直に生きています。この素直な心で生きているのは強いコンプレックスがあったからです。      ”ぼくは産まれた時女の子でした。”    僕は自分らしく生きることに深く悩んだ時期があります。小学校に入った頃、ぼくは学校の男女の区別が嫌になり不登校になりました。クラスメートからの手紙を見て「想いのない手紙はいらない」と一言お母さんにつぶやきました。母は僕の本当の気持ちを知らず「えらい冷めた子ね、、」と驚いたみたいです。      当時の学校生活は自分らしくいられない檻のような場所でした。学校も家でも自分らしくいられない監獄でした。朝起きるとポニーテールを強要され、スカートを履き赤いランドセルを背負い登校。学校に着くと駄々をこねて買ってもらった青い上靴をドヤ顔で履き、ささやかな反抗をしていました。友人は男子ばかりでしたが、クラスで分けられる「普通」の女子グループにはついていけず、小中高と年を重ねるほど距離を感じていました。  自分は「普通」ではないの?みんなみたいに「普通」に生きることはできないの?自分が嫌いで自信がなく人と違うのが怖いという思いが小中高と続きました。  ある事件がきっかけで自分に正直に生きる一歩を踏み出すことができました。大学の進路を決める際、クラブ活動の見学に行くと女子チームの中に男子が!?  男女混合!?じゃないよね??      ”女の子?男の子?もしかして同じような子?!?”  クラブの練習見学などそっちのけで男の子を観察してみると声は女の子、ボーイッシュを超えた男子よりもかっこいい女の子でした。私はあまりにもショックで同じような人がいるならここにする!と決め、その大学へ進学するのを決めました。  いざ大学に入るとぼくと似たような先輩、同級生がいることを知り”メンズ”という女の子だけど女の子が好き、見た目も仕草も男の子。というジェンダーが認知されていると知りました。つっかえていたものが外れ、他の人もやっているからいいんだ!と今まで我慢していたやりたい服装、髪型、好きな女の子にも素直な気持ちでアタックできるようになりました。    大学生活は以前よりも自分に正直に生きることができていました。  しかし大学生活を…
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2019/03/13
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