前回、当事者が語るLGBTに対する本音、ということで非LGBTアクティビストによるリアルな意見を書かせてもらった。 勿論、あの意見・主張が全て正しいというわけではないと思うが、あんな風に思っている当事者も結構いるよ、ということだ。 色々言いたいことはあるのだが、とにかく、LGBTアクティビストや大手メディアは、LGBTを"クリーンなもの"として拡散している。 LGBT市場は今や6兆円~規模と言われているし、企業にとってはある意味狙いの市場(金になる市場)である。 こうやって123ishにLGBT関連の記事を投稿することで、2~3年後にとんでもないアクセスが来る可能性だってある。それだけ、この市場には可能性がある。だからこそ、"クリーンなもの"として皆拡散している。 しかし、実際のところ、もっとドロドロで生々しいことばかり。 まず、「LGBTと性」は切っても切り離せない関係。でも"クリーンなもの"というイメージを保つためには、極力「性」の部分を隠す必要がある。 でも異性愛者が気になることって、「性」の部分が多いと思う。 友人に軽くカミングアウトした時も「どうやってヤるの?」と真っ先に聞かれた。 テレビでLGBT関連のニュースが流れた時も「女同士でどうやってヤるんだろう?」「そんな人本当にいるのかな?」という書き込みがSNSにあった。世間の興味関心は単純だ。 それなのにもかかわらず、「カミングアウトした際に、すぐにセックス関連の話を聞くのはやめて欲しい!先にあなたが教えて!」なんて言う人がいる。 以前、私もそう思っていたし、私が大好きな漫画作品『リバーズ・エッジ』の主人公・山田君も同じようなことを言っていた。 たしかに、一理あると思う。すぐに性関連の話を聞かれると痛いところを突かれたような感覚になる。 でも、「LGBTと性」は切っても切り離せない関係であり、世間の興味関心が「性」にある以上、ある程度"共存"していくためにはこちらもオープンにする必要があるのではないか。 だって、普通に気になるでしょ。 私がもし異性愛者だったら、「男同士でセックス?どういうこと?」「そもそもどこまでやるの?」「何に興奮するの?」「気持ちいいの?」「痛くないの?」などと聞きたいことだらけだ。 でもLGBTがなんとなく"クリーンなもの"というイメージがあるため、そんな感じで当事者に聞ける雰囲気ではない。 そもそも当事者も当事者…
これまで、LGBTについて、リアルなことを語ってきた。人それぞれ色々な意見があると思うので、あくまで個人的な意見として捉えて頂きたい。 いずれにせよ、LGBTという市場に対し、BIGビジネスチャンスということで世界中が目を付けているのは間違いない。 日本では、年間市場規模は6兆円。アメリカでは77兆円もあると言われている。 世界全体で見ると、軽く100兆円は超えている。 【出典元:http://blog-imgs-53.fc2.com/r/a/i/rainbowgrid/20121217160122edc.png】 そもそもLGBT市場とはどういうことか? 簡単にいうと、LGBT当事者をターゲットにしたマーケットである。 LGBTは、新商品や新サービスに対し反応が良く、「これいいな」と思うものがあったら高額だとしても躊躇せず購入する意欲があるらしい。 例えば、服やインテリア。化粧品なんかもそうだ。 また、LGBTに配慮した広告・商品・サービスに対しLGBTは敏感で、その企業やブランドに対し好印象を抱き、購入に結びつくケースが多いという。 実際、ゲイに好まれるファンションブランド、「ホリスター」「アバクロ」「トミー」「マークバイマークジェイコブス」「GAP」なんかは見事に成功している。 GAPに関しては、東京レインボープライドの期間、虹色の旗や看板を掲げたことで有名だ。 そんな姿を見て、「あ、GAPってLGBTに優しいんだ。ちょっと見てみるかな」と店内に入ったLGBTはどれだけいることだろう。 結婚もしないし、子供もいないので(海外だと同性結婚や養子で子供を授かるケースもあるが)、基本的にはお金を持っているLGBT。 「これいいな」と思うものがあったら、躊躇せずに買う人が多いのだろう。 実際、私自身、突発的に物を購入するケースが多い。ジェンダーレスを謳っている化粧品や、お洒落な服など。LGBTの人は「今」に投資する傾向がある。 また、旅行に対する投資も凄い。 LGBT市場として目を付けられているのは"物"だけではない。旅行などの"サービス"もだ。 実際、サンフランシスコにある会社 Community Marketing & Insightsがゲイとレズビアンを対象にした2012年の調査で、LGBTは、『旅行先やホテル選びに "LGBTフレンドリーさ"を重視する』ということが明らかになっている。 その点で考…
前回の投稿で『LGBTハイエナ』という言葉を使った。 この言葉は業界で一部の人間しか使っていない造語だったらしく、Googleで検索したところヒット0、SNSで検索したところヒット1だった。 ちなみに、前回の投稿ではこう書いた。 『確かに、異性愛者に比べて物やサービスを積極的に購入するだろうし、LGBTフレンドリーな企業や商品に対し好印象を抱くのは事実。 しかし、それを逆手にとってLGBTを金儲けの道具にしようとすると「LGBTハイエナ」というレッテルを付けられ、逆に印象が悪化するケースもありえる』 LGBTハイエナとはつまり、LGBTブームに乗っかって金儲けをしようと企む企業、もしくは個人のことだ。 先日、ゲイとバイセクシャルの友人とご飯を食べる機会があり、こんな話が出た。 「〇〇さんってLGBT講演とか色々やってるけど、結局何がしたいのかよく分からないよね」「そもそも講演者なのに、LGBTについて正しく理解できていないじゃん」「LGBTハイエナにしか思えないよ」などなど。 〇〇さんは、以前Twitterで、バイセクシャルとパンセクシャルを混同にして考えていた。 バイセクシャルとは、両性愛者のこと。"男性"か"女性"、どちらかを好きになる人のことを指す。 パンセクシャルとは、全性愛者のこと。恋愛対象を男性か女性、と定めておらず、例えばニューハーフを好きになったり性同一性障害の人を好きになったりもする。 バイセクシャルとパンセクシャルは似ているようで全く異なるのだが、〇〇さんはLGBT講演などしている身でありながら、完全に混同して考えていた。そしてその間違った認識をSNSで堂々と発信していた。 最近、急にLGBT講演などやり始めた〇〇さんを見て、きっと多くの人はこう思っただろう。「LGBTに関する専門家っていう立ち位置なのに、そんなんで大丈夫なの?」と。 つまり何が言いたいかというと、本人にそのつもりがなかったとしても、周りからLGBTハイエナだと思われてしまう可能性はあるということ。これは個人、企業も同じだ。 LGBT当事者は、彼らがLGBTハイエナかどうか(LGBTを切り口にしてただ金儲けをしたいだけなのかどうか)をある程度見抜く力がある。 実際、LGBTのことを本当に想ってくれている、LGBTコンサル会社やLGBT研修会社などあるだろう。しかし、なんとなく始めて、なんとなくLGBTブームに…
これまで色々LGBTについて述べてきた。自分自身のこれまでの人生を振り返りつつ、真っ直ぐでリアルな想いだけを執筆している。 さて、「日本ではLGBTは到底受け入れてもらえない」「日本在住の多くのLGBT当時者が、受け入れてもらえることを諦めている」「そもそも、現状維持のままでいいと思う」というようなことを書いてきたわけだが。。 そういう人達の根底にあるのは、「これまで、差別・偏見など辛い経験をしてきた」という過去であり、「これから、淡い希望を持って、裏切られたり叩きのめされたりするぐらいなら、いっそのこと"どうせ受け入れてもらえない"と思い込む方が自分自身、楽」なのかもしれない。 半分、逃げでもある気がしてきた。 そういう意味で、私は社会と戦っていない。 LGBTアクティビスト達は、LGBT全体の権利獲得のために、社会と、世間と、戦っているのだろうか。 LGBT全体の権利獲得。 これについて一晩考えてみた。日本でLGBT差別偏見撲滅を謳っている人達(戦っている人達)はたくさんいるのだが、一体、最終的な目標・着地点はどこなのか? 差別偏見を"100%"なくすこと?誰もが生きやすい世の中に改革すること?安倍政権を終了させること?性別という概念を取っ払うこと? ここで一つ思った。LGBTが奪われている権利って何だ?と。同性愛が犯罪なわけではないし。(日本だと) もしかしたら、結婚権かもしれない、と思った。同性結婚。 LGBTアクティビスト達が以前言っていた言葉がある。「どうして同性同士の結婚が認められないのか?私達が何か悪いことでもしたか?権利は平等ではないのか?」と。 確かに、その点においては、"権利が奪われている"気がする。改めて考えると、同性同士だと、日本では結婚できないのだ。 日本国憲法の解釈次第で、同性結婚は認められる、という意見・主張もある。しかし、今の日本の政治家を見ている限り、同性結婚云々の話をしている余裕はないと思う。。 世界中で同性結婚の達成がLGBT全体の権利獲得運動・活動の最終的な目標地点だとしたら、どれだけ長い戦いになるのだろう。もしかしたら、自分が生きている間には達成されないかもしれない。 ただ、明るい(?)ニュースもある。 アジアで始めて同性結婚が認められる国がある。2~3年後の適用にはなるのだが、台湾で同性結婚が認められることになった。 日本も台湾に続く可能性は、ある。 さら…
一部のLGBTが、外部に対し、差別偏見撲滅を謳い、権利活動に励んでいることは分かったと思う。 彼らは、私と違って"戦っている"のであり、その点において素直に「凄いな」とも思う。 ※詳しくは前回の記事をご参照ください。 さて今回は、LGBT内に存在する差別偏見についてだ。これはもう完全に闇が深い話なので、これからLGBTデビューする子は読まない方がいいと思う。 LGBT内に存在する差別。 「え?仲間割れ?」と思うだろう。仲間割れというわけではないのだが、同じLGBT内でも派閥や偏見があるのは事実。いくつかに分けてご紹介していく。 【そもそもの話(前提)】 まず、LGBTを一個のまとまりとして捉えている人が多いせいか、「LGBTみんなで交流したり遊んだりしてるんでしょ?」という人がいる。 これに関して、確かに一部の人はそうかもしれないが、ほとんどのLGBTは相互に関わり合っていない。 例えば、ゲイの人はほぼゲイのコミュニティにしかいない。筆者もそうであり、レズビアンや性同一性障害の友人などは全くいない。 なので、正直、よく分からない部分が多い。 レズビアンもレズビアンで、ほとんどのレズビアンはゲイやトランスジェンダーや性同一性障害の友人を持っていないことが多いはず。 この前始めてアセクシャル(無性愛者)の女性に仕事の一環で会ったのだが、アセクシャルはアセクシャル同士で定期的に会合を開いたりしているらしい。一体、何を話しているんだろう。 【ゲイとバイセクシャル】 バイセクシャルのことをよく思っていない(?)ゲイは少なくない。 「バイセクシャルは、男性と女性両方が恋愛対象だし、最終的に女に逃げて結婚するんだろ」と思っている人が結構いるのだ。 一種のジェラシーなのだろうか?結婚に憧れているゲイは多い。私もそうだが。。 【LGBとT】 LGBとTは、そもそも全くの別物である。 LGBは性的指向を表すのに対し、Tは性自認を表す。 Tはトランスジェンダーの「T」であり、身体は男性だけど性自認は女性、もしくは、身体は女性だけど性自認は男性、といった人を指す。 身体は男性だけど性自認は女性の場合、MtF(Male To Female)といい、逆はFtM(Female To Male)という。 性的指向はまた別の話であり、MtF(Male To Female)で性的指向が女性の場合、MtFレズビアン。 FtM(Female To…
LGBTと終活、死、お墓。 今日はまたまた重いテーマで書いていこうと思う。 私は、実際、まだ若い。死のことなど、考えても仕方がないとは思う。 ただ、50歳~65歳のゲイのおじさんと話すと、よく思うことがある。 「この人は先のことを考えているのかな?」と。 異性愛者に比べて、LGBTは"今この瞬間"を楽しむ傾向があり、先のことなど考えていない人が結構多い。そのせいか、40歳~ぐらいから"こじれてしまった"ゲイをよく見る。彼らは、「地雷」と呼ばれてる。 また、何となく将来について考え、何となく莫大な不安を抱えているゲイの若者もいる。 Twitterなどで、「ゲイ 老後」と調べると、絶望を嘆いているゲイの若者が結構いるのだ。 前回の話に繋がるが、2018年現在、日本ではまだ同性結婚ができない。 パートナーがいたとしても、法律では守られていないので、一緒のお墓に入ることすら難しい。 お墓。 2016年放送の、史上最強に震えた『怒り』という映画がある。 この映画には、リアルすぎるゲイのカップルが登場し、"愛しているからこそ許せなかった"という展開を様々なカットで迎えていく。 この映画の中で、いまだに忘れられないシーンがある。というか、この映画自体、本当に衝撃的で、ゲイからしたら重く辛い映画である。 将来の不安を抱えつつ、やりきれない気持ちを発散するために男漁りに走る優馬(妻夫木聡役)が、ハッテン場で出会った直人(綾野剛役)に恋をする。 優馬が直人に対し、「一緒の墓に入るか?」と問いかけるシーンがあった。 直人は真顔で「いいよ」と答え、数秒後、「一緒の墓に入るのは難しいけど、隣だったらいいよな」と直人が言うのだ。 この場面を見て、ゲイカップルが一緒のお墓に入ることなんて出来るのだろうか?と思った当事者も少なくないはずです。なんとも言えないしみじみとした切なさを感じた。 この映画の後、ゲイがカップルで入れるお墓なんてあるのか?と思い色々調べてみた。 そしたら、あったのだ。 東京都江戸川区にある「證大寺(しょうだいじ)」は、法的に夫婦とみなされないことが壁となり、一緒のお墓に入ることができない同性カップルのために、「ふたりの、ふたりだけのお墓」と銘打った永代供養墓「安堵(&)」というお墓を販売をしている。 ギリシャ神殿の柱を思わせる円柱型のお墓は、多くの人を驚かせたに違いない。 【出典元:http://www.joen.jp…
これまでLGBTに関する記事を複数投稿してきたわけだが、そもそも、日本においてLGBTの認知度はどのくらいなのだろうか? とても気になる。というのも、 私の周りの人間で「LGBT?何それ?」という人が非常に多いのだ。。 世間に浸透しているようで、全然浸透していない気がしてきた。 分かる人には分かるだろうか? 先日の池上彰の番組で、LGBTの割合を聞かれた芸能人が「1,000人に1人ぐらい?」と答えていた。 ‥‥実際は13人に1人の割合である。 意外と知られていないのだろうか。 さて、Googleで「LGBT 認知度」と検索すると上位に出てくる、「学生総合研究所Students lab」が実施した『LGBTについて学生がどう考えているのか』のアンケート結果を元に、記述していく。 インターネット社会になり、1分も時間があれば知りたい情報を何でも手に入れることができるようになった現在、大学生のLGBT認知度はどのくらいなのだろうか? 【出典元:http://lab.oceanize.co.jp/lgbt-know-be/】 これが現実である。 LGBTという言葉の認知度は、「ある」と「なんとなくある」を合わせて4割。 インターネットにたくさん触れている大学生でこれだ。 日本全体で考えると、LGBT認知度はさらに低いと予想できる。 認知度は4割にすら届かないかもしれない。 【出典元:http://lab.oceanize.co.jp/lgbt-know-be/】 さらに、略称の認知度も4割以下という結果。 LGBTはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの略称だ。 最近だと「LGBTs」と表すことも増えてきた。 「s」には、性的マイノリティであるアセクシャル(他社に対して恋愛感情と性的欲求を抱かない)やXジェンダー(心の性別が男性・女性のいずれでもないとする人)などが含まれている。 他のサイトで行われた調査を見てみても、だいたい日本でのLGBT認知度は4~5割ぐらいだ。 10人いたら4~5人しか知らないということ。 半数以上の人間は「LGBT?何それ?」状態なのである。 さて、この数値を見てどう思うか? 多いだろうか、少ないだろうか。 私は、すごく少ないと感じてしまった。 最近、雑誌やテレビでLGBTが取り上げられたりしているのに、認知度はこんなに低いのか、と。 なぜなのだろうか?色々原因・理由はあると思うが、2…
LGBTとカミングアウト。 カミングアウトをしたことがない人もいれば、日常的にしている人もいるだろう。自分次第なので正解とかはない。個人的には、会う人会う人全員にカミングアウトするべきではないと思っているが、誰にもカミングアウトしないという選択もまた悲しいと思っている。 例えば、職場。ビジネスマンなら、一生のうちに会社で働く時間が最も長い。友人や家族、恋人と会う時間よりも長いのではないか。 今の職場でカミングアウトしているだろうか? 私場合、特に必要性を感じなかったので、カミングアウトはしなかった。でもしないと、異性愛者だという前提で彼女の有無や結婚観の話を聞かれるのでまぁめんどくさい。 よく、「異性愛者の男性は、自分から"私は女性が好きです"なんて言わないよね?ゲイの人だって言う必要ないんじゃない?」という綺麗事を言われれうが、確かにそれも一理ある。 だが、カミングアウトしない限り、ずっと異性愛者だと思われてしまうのも事実。。なんとも難しいところだ。 日本には何百万という会社が存在し、LGBTフレンドリーな会社もあれば、LGBTフレンドリーとは程遠い会社もある。当然、カミングアウトしやすい環境もあれば、しずらい環境もあるだろう。カミングアウトできる雰囲気ではなく、直属の上司やグループに隠しているために、ストレスを抱えている社員も多いはずだ。 さて、そもそも、職場でLGBTを隠すのはストレスに繋がるのだろうか? 色々調べていたところ、米国での面白い研究結果があった。 ジョージア大学で心理学を研究するRachel Williamson氏は、性的指向と関連した職場的行動についての研究結果を纏めた論文を発表した。 LGBTセンターなどで募集された89組のカップルに対し、職場におけるカミングアウトの状況を綿密にヒアリングし、それが生活に及ぼす影響や仕事へ与える影響、満足感、家庭における満足感や幸福度を調査したのだ。 結果、職場においてLGBTを隠すことは、不健康に繋がることが判明。 さらに、仕事だけでなく家庭環境にも影響を及ぼし、パートナーとの関係にも緊張をもたらしていることが分かったのだ… 研究者のRachel…
LGBTと浮気について書かせていただく。 浮気。みんなは浮気についてどういうイメージを抱いているだろうか? 当たり前?よくあること?人として最低?たまになら許す? 人それぞれだと思うが、あまりいいイメージを持っている人は少ないはずだ。 浮気や不倫が原因で離婚したり、裁判が起きたりしているのが現実である。 さて、LGBTの中でも特にゲイにおいては、浮気が当たり前になりつつある。 よく浮気関連の話を聞くのだ。節操がないというか… これは、昔からだとは思うが。 浮気について個人的に思っていることを書き記しておきたい。 結論からいうと、彼氏(相方)がいても、平気で浮気しているゲイはごまんといる。 W浮気なんてよくあることだし、そもそも、『浮気OK』にしているカップルもいるぐらいだ。 この記事を書くにあたって今年で付き合って8年目になるカップルに話を聞いた。 彼ら曰く、「セックスは他の人とやってもOK。ただワンナイトね。本気になるのはダメ」とのこと。 愛の形は人それぞれなのだろうか。 一方、複数回にわたる浮気が発覚し、最近破局した20代のゲイ×バイセクシャルのカップルも知っている。 付き合い方は人それぞれである。 さて、いずれにしても、「彼氏にバレなければいいや」ということで平気で浮気をするゲイは多い。 色々な話を聞いている感じ、異性愛者よりも、断然多いと思う。 「男同士だから仕方ないよね」と言い訳をし、彼らは浮気をしまくるのだ。 というか、『彼氏持ちの男』を狙ってセックスを持ちかける人もいるぐらいだ。 (彼氏持ちの男を食うことが、一種のステータスらしい…) 確かに、男同士だし、お互いがよければサクッと身体の関係を持ててしまう。男女よりも簡単だろう。 特別罪悪感など感じずに、息を吸うように浮気をしている人も知っている。 私にも遠距離恋愛中の彼氏がいるのだが、正直、浮気をしてしまったことがある。「男同士だし、しょうがないよね」という甘えが原因である。 そして、浮気をしてしまったという事実を、彼氏に告白してしまった。 自分一人で隠しているのがつらくなったのだ。私の彼氏は珍しい人間で、浮気などしないし、そういうゲスいことは大嫌いである。 喧嘩になるかと思いきや、「そっか。しょうがないよね」と言われただけだった。 その瞬間「黙っておけばよかった」と一瞬脳裏によぎったが、もう遅かった。 後から分かったことなのだが、彼は一人で死ぬほど絶望して…
昨今、LGBT(レズビアン,ゲイ,バイセクシャル,トランスジェンダー)と並んでじわじわと知られるようになってきた「アライ」。 アライとは同盟や支援という意味を表す「Ally」が語源の、LGBT当事者以外の人が、LGBTを含むセクシャルマイノリティを理解し、支援するといった考え方、あるいはそういった立場を明確にしている人を指す言葉である。 今回、アライを表明している異性愛者の方に色々聞くことができたので、それをベースに『アライが抱えている悩みについて』ということでご紹介していく。 色々考えるキッカケにしてもらえたら嬉しい。 ◆具体的に何をすればいいか分からない 「アライはアライだけど、具体的に何をすればいいか分からない」とのこと。 なるほど、確かにアライの立ち位置として、何が正しいのかは分かりかねる。というか正解はない。 個人的には、LGBTなどセクシャルマイノリティに関して「理解していますよ」という立ち位置にいるだけで立派なアライだと思う。 「思っているだけでは変わらないので、アライステッカーを貼るなど実際に行動している人こそが真のアライだ」という意見もあるが、日本ではまだ半数以上の人がLGBTという言葉すら知らないというのが現状。 まずはLGBTという言葉を知ってくれるだけで、そういう人たちが当たり前に身近にいるんだということを理解してくれるだけでありがたいのでは?と思ってしまう。 それに、具体的に何かをすればいいか分からないと悩んでいる人に対して、何かをしろと強制できるものでない。 ステッカーを貼ったりするなど、自分ができると思ったことをすればいいと思うし、仮に何もしなくても、「理解していますよ」というスタンスでいてくれるだけで嬉しい、という感じである。 念のため、「アライができること」ということで画像を貼らせていただく。 ただ、「これらをしてくれ!」と強制したいわけではないので、ご理解いただきたい。 【出典元:https://www.slideshare.net/haru1989/lgbt-15014912】 (そもそも個人的には「支援」という言葉があまり好きではない。「LGBTを支援することを恐れない」だと、LGBTが弱者みたいな感じである。確かにマイノリティである以上、どうしても弱者側の扱いになってしまうが・・・) ◆カミングアウトしてくれる人が周囲にいない 「アライはアライだけど、カミン…