またまたLGBT×炎上案件である。自民党の杉田議員の発言に注目が集まっており、ネットを中心に大炎上している。杉田議員は、某月刊誌の寄稿で、「LGBTって、実際そんなに差別されているものでしょうか?」「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもをつくらない、つまり『生産性』がないのです」などと綴った。わりと過激である…杉田議員のTwitterは当然のごとく大炎上。さらに、「自民党の人から励まされた」などと投稿したことで日に油を注ぐ形に…自民党も杉田議員の考えを支援するのだろうか。多くのLGBT当事者がこれには失望している。なお、自民党の二階俊博幹事長は、「人それぞれ」とした上で「人生観もいろいろある」とあくまで静観する姿勢を貫いている。しかし、国民民主党の玉木雄一郎共同代表などは、杉田議員に発言に対し、「子供を持ちたくても持てない人を傷付ける発言だ」と指摘。ナチスの優生思想にも通じるとして「許せない」と一刀両断した。■最近カミングアウトしたことで話題になった勝間和代の意見同性と交際していることをカミングアウトしたことで注文を浴びた勝間和代。「きっと勝間和代、何か言うだろうな…」と思っていたが、案の定言及していた。まず、この寄稿自体を「論外」とした上で、もっと核心に迫る問題提をしている。「より大きな問題点を私が感じたことは、『このような誤った論調を助長しかねない論考に対し、政権与党であり、LGBTの理解促進法を作ろうとしている自民党がなぜ、容認するのか』という点に尽きると思います」「自民党はLGBTの理解促進についてまったく当事者の気持ちを理解していないことになります」「党内で意見が異なっていいものもあるでしょうが、今回の杉田氏の意見はすでにそのレベルを超えていると少なくとも私は感じますし、このような発言を個人の見解として容認する自民党に大変な失望感を覚えています」【引用:http://news.livedoor.com/article/detail/15062317/】勝間和代は、自身がカミングアウトしたことで、こういう発言も堂々とできるようになった。バサバサ問題提起をする勝間和代は頼もしい。発言にも影響力があるので…そう、今回の件に関して、杉田議員なんて正直どうでもいのだが、自民党に対する失望感がある。「あ、容認してしまうんだ」と思った。日本のことが好きじゃなくなっていく。■LGBTは生産性がない?ただ、もう一人の自分の意見としては、「言われてみれば確かに、LGBTって生産性がないような…」という感じである。実際どうなのだろうか。というか、何をもって生産性というのか?男女のカップルでも、様々な事情があり、子供をもてない人もいるだろう。そういう人に対しても「生産性がない」とバッサリ切り捨てることができるのか。男×男だと、どうあがいても子孫を残せないので、「"そもそも"の話として生産性がない」ということを言いたいのだろうか。でも、子孫を残すことが全てではない気がするし、それ以外のことでたくさんの生産性が生まれている気もする。例えば、某有名ブランドの創業者はゲイで、同性のパートナーがいる。カップルで様々なブランドを手掛けているというが、これは生産性に入らないだろうか?ということでLGBTに生産性がない気は確かに若干するけど、「生産性がない!」と一刀両断するのはおかしいかもしれない。とにかく、今回私は、自民党に失望感を覚えた。「日本にいて大丈夫なのかな?」というほど。■同性婚合法化までの道のりは長そう同性パートナシップ条例などは次々に打ち出されているが、やはり、国のトップがこんな感じだと同性婚合法化なんてまだまだ先だと思う。80~100年後ぐらいだろうか?生きている間にその瞬間を見てみたいが・・・・