周りから好かれている人もいれば、嫌われてばかりの人もいる。 これはゲイに限った話ではないのだが、ゲイの中でも、天と地の格差があったりする。ネットアイドルと呼ばれ、24時間チヤホヤされているゲイもいれば、「あの人はダメだよね」「あの人は嫌いだわ」とゲイバーの酒の肴になっているゲイもいるのだ。 ネットアイドルが調子に乗り過ぎた結果、"干されて"一気にオワコンになったり、嫌われたりするケースもある。この違いは何なのだろうか?もちろん様々な理由があって嫌われてしまうのだと思うが、今回は大きく3つに分けてみた。どれもネットに深く関係する。 どうせなら仲良く平和にやっていきたいが… ■「〇〇と寝たよ」と暴露するなど、とにかくデリカシーがない あなたの身の回りにもいないだろうか?「〇〇と寝たよ~(身体の関係を持った、ということ)」と平気でプライベートすぎる内容を暴露するゲイが。名前を出された方はとんだ迷惑である。 暴露する方に特に悪気はないと思うのだが、だからこそ怖い。そういう人は口も軽く、友達の彼氏を平気で食ったりする傾向がある。 実はつい最近、仲良くなれたと思ったゲイ寄りバイセクシャルの友達が、まさに暴露系の人間だったのだ。会う度に、電話をする度に「最近〇〇と寝た」という生々しい話を具体的にしてくる。そもそもなぜ言いたくなるのかが分からない。「そういうのはあまり言わない」というのが暗黙の了解である。 本当に仲良しな人に対し「実は…」と切り込むのはありだと思うが、呼吸をするように暴露をされるとこっちも疲れる。ゆえに、そういう人は嫌われる傾向にあるし、距離を置いて付き合うことをおすすめする。 余談だが、そいつの友達(ゲイ)が、私の彼氏に猛烈にアタックをしていた。(後で分かった…)しかもそいつとその友達(ゲイ)は身体の関係を持っている…ゲイの世界は狭い… ■人の悪口、噂話が大好き 周りから悪口や噂話をされて嫌われているゲイは、そもそも自分が人の悪口や噂話を頻繁に言っていたりする。 特にTwitterを見れば一目瞭然。100ツイートぐらい遡れば、その人の思考や発言、口癖なんて大体分かる。 攻撃的な発言や、誰かを貶めるような発言が多いと、見ているこっちも疲れてしまう。そしてフォローを外され、今度は文句を言うのだ。「無言でフォロー外すなら最初からフォローするなよ」と… これ、恋人に振られる人が、「振るぐらいなら、…
最近、いい傾向なのか分からないが、LGBTや同性愛をテーマにしたドラマや映画が増えてきた。 数年前の映画「怒り」や、最近だと「おっさんずラブ」など。 「おっさんずラブ」。 おっさんずラブ(2016)アマゾン Prime Video 私はこのドラマを最終話しか見ていないのだが、まぁ腐女子の反応が凄かった。Twitterを開くと腐女子がおっさん(イケメン)同士の恋愛に萌えている。 ※「おっさんずラブ」とは…まったくモテない33歳の春田創一は、会社の上司である黒澤武蔵と後輩(単発版では長谷川幸也、連続版では牧凌太)の2人の同性に告白される。困惑しながらもピュアな恋心を持つ男たちの存在がいつしか春田の心を大きく揺さぶることになる。(あらすじ,Wiki引用) そう。イケメンおっさん同士の恋愛がピュアピュアな感じで描かれていた。笑いあり、涙あり。 ■腐女子のツイート Twitterでこんなツイートが拡散されていた。 「ゲイの皆さんこんにちわ!私たち腐女子はゲイの皆さんにカミングアウトして欲しいんです。おっさんずラブでやってたように、職場や学校でやっちゃってください!大丈夫、腐女子はみんな貴方たちの味方です!」 ・・・ もう完全にアレである。 このツイートに対し『ゲイというのは君たち腐女子を喜ばせるためにこの世に存在するのではないのです。二次元で楽しんでなさい』という鋭いツッコミが入れられ、それが約4万リツイートもされていた。 そう、これはいつか批判を食らうかもしれないが、私は腐女子に対しあまりいいイメージがない。そもそも、男同士の二次元?三次元?の絡みに対し、全く関係のない女性が興奮しているという構図が意味不明。腐女子が描いている男同士の絵や漫画は99.9%理想である。現実とはほど遠い。 よく、イケメン俳優を例えに出しては「あの人は攻めだよ!」「いやウケだよ!」みたいな会話をしているらしいが、それも意味が分からない。男同士の性交渉は腐女子が想像しているレベルの10倍生々しくグロテスクである。 同じゲイでも、BLが好きな人もいれば、全く興味がない人もいる。しかしこれまで、BLが好きなゲイに会ったことがない… ■大学時代、腐女子に絡まれたトラウマ 私がやや腐女子アンチな理由。大学時代のある経験が原因の1つ。 当時、私の噂をどこかで嗅ぎつけたある女性(腐女子)が私に急に接近してきたのである。 「噂は本当なの?」 「男同士っ…
青春真っただ中の中学生・高校生のゲイは、日本にどれくらいいるだろうか? インターネットが発達した今、時空を超えていつでもお仲間(ゲイ)を探せるようになった。 しかし、やはり思春期ということもあり、中学生・高校生のゲイとなると、性のことにひたすら悩むと思う。筆者も、頭がおかしくなるぐらい悩んできた。 そもそも、「自分はゲイだ」とハッキリ認識している人の方が少ないはずだ。 なんとなく「男に興味があるかもしれない」「男の方が好きかもしれない」「女も好きだけど男も悪くないな」みたいに、ふわふわとした概念を持ち始めるのだと思う。 高校3年生ぐらいになると、ハッキリ認識するのではないか。人それぞれだが、筆者の場合はそんな感じだった。 さて前回、「中学生・高校生を狙う悪い大人のゲイに気を付けろ」という記事を書いたが、全ての大人が悪人というわけではない。 ただ、中学生・高校生ぐらいのウブな新参ゲイを狙っている大人がいることも事実。 高校生のゲイTwitterアカウントに対し、生々しいリプライを連続で送り付けている大人を見たことがないか?私の知り合い(35歳)で、高校生としか体の関係を持たない営業マンも知っている・・・ そう、大事なのは、『付き合うゲイを選ぼう』ということである。 中学生・高校生・大学生ぐらいの、歳が近いゲイ友達を作ることもあれば、30代、40代と、一回り離れたゲイ友達を作ることもあるだろう。ゲイの世界は面白いことに、平気で30歳差のカップルが生まれたりもしている。 歳はあまり関係ないと思うが、とにかく付き合うゲイを選ぶ必要がある。それは自分の将来のためでもある。中学生・高校生から、大学生、社会人とステップアップしていく中で、最初のゲイ友達というのは結構大事なのだ。そいつが「あまり良くないやつ」だと、自分も悪影響を受けてしまう。 「あまり良くないやつ」を具体的に言うと、 誰とでも身体の関係を持ち、あなたに自慢してくる人 常識の範囲から逸した行動を取る人 あなたの足を引っ張る人 あなたがゲイだということを周囲にバラす人(平気で裏切る人) 自己中心的で、付き合っていると疲れてしまう人 などが挙げられる。(他にもあるかもしれない) 筆者には高校生ぐらいの若いゲイの知り合いが2人いるのだが、1人は性事情や無修正画像をSNSにバンバン公開し、ひたすら自己顕示欲を満たしているゲイで、もう1人はいたって真面…
前回に引き続き、トランスジェンダーについて書いていく。今回は、パス度、パスグッズ、ホルモン療法について。 トランスジェンダーは、「生まれた時の性別(身体的性別)と心の性(性自認)が異なる人」のこと。LGBTの中で「T」に該当し、日本全体で0.7%=約90万人がトランスジェンダーに当たると言われている。90万人・・・そんなに多いのか・・・ ■トランスジェンダーが気にするパス度について パス度について改めておさらい。 パス度とは、「自分が認識している性自認が、外見上第三者から認識されているかどうかを表す度数」のことだ。 FtM(Female to Male,身体は女性で心が男性)の人は、第三者から「男性」として認識されればパス度が高いと言える。 MtF(Male to Female,身体は男性で心が女性)の人は、第三者から「女性」として認識されればパス度が高いと言える。 自分が認識している性が外見に寄せれていない状態のトランスジェンダーの多くは、性別を疑われたり、不審がられたりして、少なからずストレスを抱えている。 外見が全てではないが、このパス度が高いと、日常生活において比較的不便なく快適に過ごすことができる。 トランスジェンダーの困り事や悩み事の1つとして、トイレ問題があるが、パス度が高ければFtMの人が男子トイレに行っても、MtFの人が女子トイレに行っても何も問題は起きない。 しかし、パス後が低い人が、自ら認識している性自認の方のトイレに行ってしまうと、周りから懐疑的な目で見られたり、場合によっては通報されたり。 また、パス度が高ければ性別を確認されるシーンの時に、「男ですか?女ですか?」と聞かれる機会も減り、性別についていちいち説明をする手間も省ける。 このようにパス度が高ければ高いほど、発生し得る面倒な出来事ややり取りを回避することができ、精神的なストレスから解放されるのだ また、第三者から自然に認めてもらえるという点で自分の自信にも繋がる。 そう、つい最近の出来事を紹介する。 私は銭湯が好きでよく行くのだが、偶然、FtM(Female to…
一部のLGBTが、外部に対し、差別偏見撲滅を謳い、権利活動に励んでいることは分かったと思う。 彼らは、私と違って"戦っている"のであり、その点において素直に「凄いな」とも思う。 ※詳しくは前回の記事をご参照ください。 さて今回は、LGBT内に存在する差別偏見についてだ。これはもう完全に闇が深い話なので、これからLGBTデビューする子は読まない方がいいと思う。 LGBT内に存在する差別。 「え?仲間割れ?」と思うだろう。仲間割れというわけではないのだが、同じLGBT内でも派閥や偏見があるのは事実。いくつかに分けてご紹介していく。 【そもそもの話(前提)】 まず、LGBTを一個のまとまりとして捉えている人が多いせいか、「LGBTみんなで交流したり遊んだりしてるんでしょ?」という人がいる。 これに関して、確かに一部の人はそうかもしれないが、ほとんどのLGBTは相互に関わり合っていない。 例えば、ゲイの人はほぼゲイのコミュニティにしかいない。筆者もそうであり、レズビアンや性同一性障害の友人などは全くいない。 なので、正直、よく分からない部分が多い。 レズビアンもレズビアンで、ほとんどのレズビアンはゲイやトランスジェンダーや性同一性障害の友人を持っていないことが多いはず。 この前始めてアセクシャル(無性愛者)の女性に仕事の一環で会ったのだが、アセクシャルはアセクシャル同士で定期的に会合を開いたりしているらしい。一体、何を話しているんだろう。 【ゲイとバイセクシャル】 バイセクシャルのことをよく思っていない(?)ゲイは少なくない。 「バイセクシャルは、男性と女性両方が恋愛対象だし、最終的に女に逃げて結婚するんだろ」と思っている人が結構いるのだ。 一種のジェラシーなのだろうか?結婚に憧れているゲイは多い。私もそうだが。。 【LGBとT】 LGBとTは、そもそも全くの別物である。 LGBは性的指向を表すのに対し、Tは性自認を表す。 Tはトランスジェンダーの「T」であり、身体は男性だけど性自認は女性、もしくは、身体は女性だけど性自認は男性、といった人を指す。 身体は男性だけど性自認は女性の場合、MtF(Male To Female)といい、逆はFtM(Female To Male)という。 性的指向はまた別の話であり、MtF(Male To Female)で性的指向が女性の場合、MtFレズビアン。 FtM(Female To…
LGBTと浮気について書かせていただく。 浮気。みんなは浮気についてどういうイメージを抱いているだろうか? 当たり前?よくあること?人として最低?たまになら許す? 人それぞれだと思うが、あまりいいイメージを持っている人は少ないはずだ。 浮気や不倫が原因で離婚したり、裁判が起きたりしているのが現実である。 さて、LGBTの中でも特にゲイにおいては、浮気が当たり前になりつつある。 よく浮気関連の話を聞くのだ。節操がないというか… これは、昔からだとは思うが。 浮気について個人的に思っていることを書き記しておきたい。 結論からいうと、彼氏(相方)がいても、平気で浮気しているゲイはごまんといる。 W浮気なんてよくあることだし、そもそも、『浮気OK』にしているカップルもいるぐらいだ。 この記事を書くにあたって今年で付き合って8年目になるカップルに話を聞いた。 彼ら曰く、「セックスは他の人とやってもOK。ただワンナイトね。本気になるのはダメ」とのこと。 愛の形は人それぞれなのだろうか。 一方、複数回にわたる浮気が発覚し、最近破局した20代のゲイ×バイセクシャルのカップルも知っている。 付き合い方は人それぞれである。 さて、いずれにしても、「彼氏にバレなければいいや」ということで平気で浮気をするゲイは多い。 色々な話を聞いている感じ、異性愛者よりも、断然多いと思う。 「男同士だから仕方ないよね」と言い訳をし、彼らは浮気をしまくるのだ。 というか、『彼氏持ちの男』を狙ってセックスを持ちかける人もいるぐらいだ。 (彼氏持ちの男を食うことが、一種のステータスらしい…) 確かに、男同士だし、お互いがよければサクッと身体の関係を持ててしまう。男女よりも簡単だろう。 特別罪悪感など感じずに、息を吸うように浮気をしている人も知っている。 私にも遠距離恋愛中の彼氏がいるのだが、正直、浮気をしてしまったことがある。「男同士だし、しょうがないよね」という甘えが原因である。 そして、浮気をしてしまったという事実を、彼氏に告白してしまった。 自分一人で隠しているのがつらくなったのだ。私の彼氏は珍しい人間で、浮気などしないし、そういうゲスいことは大嫌いである。 喧嘩になるかと思いきや、「そっか。しょうがないよね」と言われただけだった。 その瞬間「黙っておけばよかった」と一瞬脳裏によぎったが、もう遅かった。 後から分かったことなのだが、彼は一人で死ぬほど絶望して…
今日、LGBTへの理解が昔より進み、世の中の関心も深まりつつあります。 ですが、カミングアウトせずに過ごされるLGBTの方もいるので、知りたいと思っても、LGBTの方と話したり事情を知る機会はまだ少ないと思います。 では、ゲイはどうやって恋愛しているか知っていますか? 世間的には新宿2丁目のゲイバーなどを想像されるかもしれません。ゲイバー以外にも、ゲイの出会いの場所ってあるんですよ。 意外と異性愛者の友だちからも聞かれることが多いので、この記事を見てくださっている方も興味があるのではないかと思います。 今回は普段中々聞けないゲイの恋人の探し方をお話します。 マッチングアプリ 男女専用のマッチングアプリがあるように、ゲイ専用もあるんです。代表的なものだと「9monsters」「AMBIRD」などがあります。 男女専用だと、男性は有料会員にならないと機能が使えないことが多いですが、ゲイ専用は出会うために必要な機能がほぼ無料です。(中には有料コンテンツもありますし、登録費用が必要なアプリもあります)出会う媒体にお金をかけなくてもいい、と考えると少しだけ得をしている気分です。 ただ、手軽に使える分ゲイのマッチングアプリはワンナイトラブを求める方が多いので、恋人のような長い関係が続くことは少ないです。 数打てば当たる…という感じで色んな人と会って恋人を探していきます。その点は、男女のマッチングアプリと同じかもしれませんね。 恋活イベント 主に池袋や名古屋などの都市部で開催されている恋活イベントがあります。男女間でいう「婚活パーティ」みたいなものです。 1対1形式で参加者全員と数分程度自己紹介をして、フリータイムを挟みつつ最後は投票でマッチングしたカップルができます。 応募するときは、タチとネコの2つの枠から選ぶことになります。(タチは攻め、ネコは受けという意味で、夜の営みのポジションのことを指します。)恋活イベントで夜のポジションを開示しながら話すのは違和感があるかと思いますが、ゲイだと体のポジションは今後の相性に影響する重要な情報なのです。 僕のゲイの友人は恋活イベントへ参加したことがあるのですが マッチングアプリではその場限りの出会いが多く、うんざりしている 今後もちゃんと関係が続くような真剣な出会いがしたい そんな方たちが多いそうです。 …
僕は20代前半のゲイです。 既に異性愛者の友人にゲイであることをカミングアウトしていて、恋愛話をよくしています。その中で、異性愛者の友人から高確率で言われる言葉があります。 「ゲイも異性愛者も恋愛は一緒でしょ!そんなに気にするな!」 “そんなことはない!”と、毎度声を荒げそうになります。 ですが、異性愛者の人たちにとっては「人が人を好きになる」という点で一緒だと言いたいのだと思います。間違いではないけれど、異性愛者の人にLGBT、特にゲイの恋愛の難しさを知ってほしいと感じ、この記事を書いています。 そして少しでもLGBTへの理解に繋がればと願います。 (LGBT全体に当てはまる内容かもしれませんが、ゲイである僕自身の主観で話を進めます。) 学生時代は「同じゲイ」が周りにいるか分からない 学生時代は本当に辛かったです。 周りは異性に対しての恋愛話ばかりです。「自分は皆と一緒じゃない」という不安にかられ ゲイだとばれないように恋愛話は全て嘘を考えながら話すことになります。 そして、同じ学校の男子を好きになったとしても、自分と同じゲイとは限らない。もし相手が同じゲイだとしても、相手も自分と同様にゲイであることを隠して生きています。 確かめる術が学生の子どもには無いのです。 そして同じ男性に告白することは、同時に「自分はゲイだ」とカミングアウトすることになります。僕の学生時代はLGBTという言葉が世間で認識されておらず、テレビに出ている”オカマタレント”という異色なイメージが強かったので、とても気軽にカミングアウトできる環境ではなかったです。 「好きな人に好きと伝える」という行為が、ゲイというだけでハードルを高く感じて、恋愛とはかけ離れた学生時代を過ごしました。 ゲイ専用マッチングアプリでは真剣な出会い探しは難しい 世間一般でマッチングアプリは、“真剣な出会いを求める方のためのアプリ”という認識が強いと思います。ですが、それがゲイ専用になると少し違います。 顔無しでパンツ一丁の写真だけの人や、会ったらすぐホテルへ移動しようとする人など、僕の肌感覚ではありますが真剣な出会いとは裏腹なヤリモクユーザーが約7割です。 「大人になってから恋愛するぞ!」と意気込んでアプリを登録しても、真剣な出会いを求め、かつ自分と気が合いそうなタイプの人を探すのは、ゲイのマッチングアプリでは難しいのです。 ですが相手もゲイである…
カモフラージュのために女性と付き合った経験のあるゲイは意外と多い。 高校生の頃、クラスにゲイの男性がいた。 その人はみんなからのゲイいじりを回避するためだけに女性と付き合い、異性愛者をアピールしていたのだ。 彼にその気なんてないのに、彼に夢中になり、毎日のようにお弁当を作っていた彼女の顔を思い出すと胸が痛くなる。。 彼女は、一人のゲイ男性から利用されていたのである。カモフラージュのために。 カモフラージュのためだけに女性と5年以上付き合っていたゲイも知っている。 また、レズビアンの女性で、カモフラージュのためだけに男性と長い間付き合っていた人も知っている。 どれも夢中になるのは相手だけで、自分は上の空、他人事。 最終的に別れることになり、相手は心にダメージを負うのだ。同時にあなたも少なからず傷つくはず。 自分の都合のために人を利用しても、誰も幸せになれず、みんな傷つくだけだと思う。 Googleで検索してみると、 「彼氏がゲイだっ場合の対処法」 「彼氏がゲイかもしれません。どう思いますか?」 「彼氏が男と夜な夜な会っています」 というような記事が多くある。 つまり、カモフラージュで女性と付き合ったとしても、いずれゲイだと発覚する可能性が高い。彼女と身体の関係がないどころか、手さえも繋がないと疑われるのは当然だが。。 彼氏がゲイかもしれないと疑っている女性は、悩み、苦しんでいるはず。 本心は、「自分が利用されているはずがない。きっと何かの間違いだ」と思っているはずなのだ。 でも怖くて一歩踏み込んだ質問ができずに、裏で証拠を探ったり、yahoo知恵袋でみんなの意見を仰いだりしているのだと思う。 【同性愛者なのに、異性と結婚している人達】 驚くことに、異性と付き合うどころか、結婚までしている人達も少なくない。なぜ同性愛者が異性と結婚してしまうのか?これにはいくつかのパターンが存在する。 全てが「悪」というわけではない。お互いが納得して結婚しているケースもある。それぞれカテゴライズしてご紹介する。 ①自分が同性愛者だと気付かずに結婚してしまうパターン 女性と付き合うことに少しの違和感を抱えながらも、年齢も年齢ということで結婚して、あとから自分が同性愛者だと気づくパターンである。所謂、遅咲きゲイと遅咲きレズビアン。 今年で40歳になる筆者の知り合いでも一人いる。30歳を過ぎたあたりで、自分がゲイであることに気付いたとか。 ②…
つい最近、というか数日前、胸くそ悪い事件が起きた。 その日、約半年ぶりに遠距離恋愛中の相方に会い、片道300km以上の旅行の帰り道だった。 つい最近実家に引っ越した私には、相方を泊める場所がなく、ホテルに泊まろうとしたのだ。 (実家で私たちが恋人関係だと知っているのは母親だけである。他の家族は何も知らない) 私たちが恋人関係であることが快く認知されていれば、問題なく実家に泊められるのだが、男同士という場合なかなかそうもいかない。 そしてここはまぁまぁの田舎であり、ホテルを探すのも一苦労である。 実家から少し離れた、埼玉県熊谷市でホテルを探した。 ホテルといっても、その日に予約なしでダイレクトで入れるラブホテルだ。 私たちはかなり疲れていたので、とにかく眠りにつきたかった。シャワーを浴びてすぐ寝ることができる環境さえあればそれで良かったのだ。 で、あるあるなのだが、「男同士だと入室禁止」というラブホテルはまだ多い。 時代の変化と共に、最近でこそ少なくなってきたように感じるが、それでもまだ多いと思う。 思うに、ホテルのオーナーや経営者がLGBTに寛容な人ならおそらくOKなのだが、そうじゃない場合、「絶対禁止」にしている気がする。 そこに逆らう余地はない。 (東京豊島区にあるラブホテルで、男同士でもOKというラブホテルに入ったゲイカップルが、男性従業員に断られたことに対し声を上げ、行政がラブホテルに対し直接指導した、なんていう事件もあった) とにかく、「男同士はムリです。女同士ならいいですけど」みたいに断われたとしても、大人しく従うしかないのである。 そこでブチギレで暴れてしまったら、逆に警察沙汰である。 ただ、いざ現地に到着して「男同士でも大丈夫ですか?」と確認するのはバカバカしい。断られたら時間の無駄だ。 この記事を読んでいる中高生はぜひ覚えておいて欲しい。 私は、「熊谷市 ラブホテル」で検索をかけ、「https://happyhotel.jp/searchArea.act?jis_code=11202」 のサイトから、1位に表示されているオーシャン〇ルフィンというホテルに電話をかけてみた。 私『遅い時間にすみません。男同士でも入れますか…?眠ることさえできればいいんです』 管理人らしき男性『はい?男一人ですか?』 私『いえ、2人です』 管理人らしき男性『ふっ(嘲笑うかのような感じ)、あの、ホモセする方はお断りし…