【XM】タダでもらえる無料EAはあやしい？あやしくない？リアルマネー10万円口座で実際の動きを確かめてみた【EX-EAv3編】

こんなふうに考えてる人、けっこう多いのではないでしょうか。

そこで、このたびコロナ特別給付金と同じ額の10万円を投じて、無料EAの実力を確かめてみました。

今回試してみたのは「EX-EAv3」という名前の無料EAです。(注:EAとは自動でトレーディングしてくれるプログラムのことです)

さっそく結果からお伝えします。

2020年9月15日からライブ運用して、半月後の9月30日に結果を見てみたら＋5,638円でした。44日後、10月29日時点の運用成績は＋25,447円です。ただし、-18,773円の含み損もあります。

EX-EA申し込みから44日後の結果

私の現時点での結論ですが、EX-EA、悪くはないんじゃないかと思います。この先も運用して様子見していきたいです。含み損があるので、それらが今後どうやって解消されていくかに注目したいと思います。

どうもこんにちは。FXの自動売買をしているbauです。

今回の記事は先日紹介したMetaTraderの無料EAについて書きました。

コチラ↓で最近のEA開発＆運用状況を少しつぶやいてます。

b4u(ばぅ)@MetaTraderさん (@trend774) / Twitter
https://twitter.com/trend774

きっかけはTwitterです。とあるアカウントさんにフォローされて、フォロバするときにその人のツイートを見てみて。それからです。

「へぇ～ 無料EA配布してるんだ。でもどうせナンピンゲールでしょ？」と思いつつもいちおうチェックしてみることに。

(「ナンピンゲール」とはハイリスク戦略の代名詞のようなものです。90%以上の高勝率と引き換えに口座が丸ごと破綻するリスクと常に隣り合わせでして、メンタルにもよくないです。呼称は、「ナンピンマーチン」のほうが一般的かも)」

というわけで、チェックしてみたら・・・これがけっこういい感じだったのですよね。

フツーに毎月のように勝ってるし、パフォーマンスも月利20%いく月とかもあったりして。

利益だけじゃなくても損失もちゃんと公開してて、「逆に信頼できるかも」って思ったんですよね。今年(2020年)3月のコロナ相場の時も-56%(！)もの大幅マイナスを叩き出していましたけど、うやむやにすることなくしっかりと公開していました。

下記はEX-EAユーザーさんのツイートです。

なお、その後の数ヶ月でリカバリーできているようです。

あきらめずに前進したらいい結果になるのかも。

Photo by Dan Meyers on Unsplash

もう1つの理由として、売買履歴を見てナンピンマーチンではなさそうだと思ったからです。
 
前述のように、ナンピンマーチンは長期的な運用には向かないと考えています。
 
ナンピンマーチン以外のEAを選択することで、EAを使う側だけでなく、紹介する側もやりやすくなると思います。

たとえばTwitterアカウントAさんがIBキャッシュバック報酬タイプのアフィリエイトで儲けたい場合、EAのユーザーBさんに継続して利益を出してもらったほうが合理性あると考えました。

「IBキャッシュバック報酬」の部分ですけど・・・これってどういうことかというと、まずAさん経由で私(B)がFX口座に申し込んだとします。私はAさんのダウンになるわけですね。Aさんとしては、私がたくさんの取引量(Lot)で取引してくれればしてくれるほどキャッシュバック報酬が入るわけです。

ナンピンマーチンEAの場合、追い詰められれば追い詰められるほど、ドデカいLotを張ります。そこでAさんはドデカいLotの分だけ、IBキャッシュバック報酬も大きくなってウハウハとなるわけです。

ただ、ナンピンマーチンは常に破綻するリスクを背負っています。今年(2020年) 3月のコロナ相場みたいな動きが来れば、たぶん口座が破綻します。たとえば来月11月3日のアメリカ大統領選前後でそんな動きが来ちゃうと・・・「ナンピンゲール(ナンピンマーチン)の場合だと」やはり破綻する可能性が高いと思います。


僕の場合、9月15日からスタートしてるので、たった1ヶ月半でGAME OVERです。

これだと、アップであるAさんも儲からないですよね。僕が早々と破綻してしまったわけですから。継続的なIBキャッシュバック報酬が入ってきません。

なんというか「焼畑農業」みたいなものですよね。

八木迷々さんによる写真ACからの写真  

ナンピンマーチンのように短期でIB報酬をもらって焼畑農業を続けるのって、また次のダウンさんを探さなくてはいけません。どんなビジネスでもそうですけど、いちばんエネルギーがいるのは新規顧客の獲得です。またしんどい思いでTwitter営業なりSEOなりをがんばらないといけないわけです。

紹介する側とユーザー、どちらもつらい結果になります。

それならば、もっと安全でフツーに勝てるEAをバラまいたほうが良くないですか？

結果的にWin-Winになります。そしてカスタマーサクセス的にも目的を果たしているわけです。
うさんくさい言い方になってしまいますが、「関わった人みんながハッピーになる」わけです。

そんなわけで、「これはもうちょい調べてみようかな」と興味がわいてきた次第です。

EX-EAv3申し込みは「まつ」さんのブログ記事・FX自動売買システム【通算損益】にあるリンクからできました。

EX-EAv3はトレンドフォロータイプのEAです。

ドル円が上がってる場合、上がっている方向にポジションを取ります。逆に、ドル円が下がってる場合、下がっている方向にポジションを取ります。

10万円口座用の設定だと0.01Lotのポジションが基本です。たまに0.03Lotのポジションも取ります。最大Lot数は0.03Lotです。0.01Lotというのは1,000通貨のことで、ドル円が目当ての方向に1円動くと1,000円のプラスになります。動きとしては、ナンピンマーチンではないです。ご安心くださいませ。

ドル円(USDJPY)の他にも EURUSD, AUDJPY, EURJPYなどもトレードします。ただ、圧倒的にUSDJPYが多いです。利用するFX会社である「XM」はスプレッドが広めなので、USDJPYメインじゃないと利益を出しにくいかと思います。そのへんも考慮されて作られているように思いました。

冒頭で述べた含み損ですが、いいタイプの含み損のように見えます。上か下、どちらに動いても、含み損は減っていきます。含み損を実際のチャート画像で見るとこんな↓感じです

 
　(クリック/タップで画像が拡大します)
 

個人的には、3月のコロナ相場についてのスクショ画像とコメントは、読んでて大満足でした。サポートLINEのホーム画面から今までのライブ運用結果が1年間にわたって見られるんです。EX-EA事務局は誠実な運営をしてると感じた次第です。

冒頭でも書きましたが、ふつう弱みは見せないものなんですよ。

ちまたの無料EA配布者(？)は「めちゃくちゃ勝ってます！」とか「月利50%イケますっっっ！！！」など、ひたすらイキり倒しているばかりで、負けたトレードを見せようとしないのです。それで、さんざん調子のいいことを言うだけ言って、ユーザーをその気にさせて、いざ申し込んだ後はなんのフォローもないことが多い印象です。

少なくとも、そのような「釣った魚にエサをやらない」運営体制よりは、だいぶマシだなぁと感じたんです。甘すぎるでしょうか。

Photo by Drew Farwell on Unsplash

「申し込んだ後で(運営側が)フォローするのなんて当たり前だろぅ？」って思うでしょうか。

でもこのEA、無料なんですよ。こちらは1円たりとも払っていません。もちろんFX口座用のお金は用意する必要がありますけど、気に入らなかったらすぐに運用停止してお金を引き出せちゃいますからね。MAMでいうところの「資金引き出しロック期間」なるものは存在しません。即引き出し可能です。引き出し実績も10年間積み上がってますし。（それでもFX会社の倒産は突然やって来るので、コツコツ出金は必須だと思いますけど。）

公式サポートLINEの損益状況画像だけで十分かもですが、それでも「もしかしたら(公式が)損益画像を捏造(ねつぞう)してるんじゃないの？」って疑(うたが)ってしまうこともありますよね。

そこで、IBキャッシュバック目的でこのEAを広めてるTwitterアカウントさんもチェックします。

彼ら彼女らはその日の損益を証拠画像みたいな感じでツイートしてくれるんですよね。それも、ほぼ当日のうちにリアルタイムで。捏造(ねつぞう)画像を毎日作り続けるのも大変だと思いますから、iPhoneのスクショ画像や動画は信じざるをえません。（捏造画像を毎日作ってその画像と一緒にツイートし続けるのは、さすがに面倒くさすぎますからね～。）

というわけで、TwitterでiPhoneのスクショ画像を見ながら、こちらの損益とピッタリ合ってるか、毎日答え合わせができます。(今のところピッタリ合ってます。) これは自分1人で無料EAを使っているよりも心細さが大幅に減ります。いわば同じアイテムの力を借りて、同じ目的を共有する、ゆるやかな運命共同体のようなものです。そのへんは自作EAを運用する場合ともだいぶちがいますね。

「でも紹介してるTwitterアカウントの人は、そのうち画像UPに飽きてきて、途中でやめちゃうんじゃないの？」

と思うかもしれません。たしかに、そうなるかもしれません。そこで、Aさんのアカウントがアクティブじゃなくなったら、他の無料EA運用者さんを探してみましょう。Twitterで"#EX-EA"で検索すれば他のEX-EA運用者さんが複数人見つかりますよ。更新を続けてるアクティブな人をフォローなり非公開リスト追加なりすればオッケーです。

ただまぁ、TwitterアカウントさんはIBキャッシュバック報酬が強い動機になっているので、収支画像の定期UPをそう簡単にはやめません。安心してフォローしましょう。

強いていえば、弱点はノーポジにならないこと。でしょうか。

1日が終わってもポジションが残ってます。それも1個や2個じゃなくて10個くらい残ってます。そして、それらが日を重ねるごとに増えていきます。(過去ログを見ると、永遠に増え続けるわけではなさそうです。私のポジションもある程度まで増えた後、かなり減ってきています)

なんで「ノーポジにならないこと」は弱点なのか？

理由としては、完全にポジションが無くならない限り、心の平穏は訪れないかもしれないことを挙げたいと思います。やはりどこか心の片すみにEAのことが引っかかってるというか、気にしてますよね。

別の仕事をしてて、「そういえばEX-EAどうなってるかな？だいじょうぶかな？おっきな含み損抱えてないかな？」と一瞬気が散って、それが原因でミスをしてしまうかもしれないですよね。具体的には、松屋でアルバイトをしてて、食べ終えたトレイが積み上がっていっぱいになる前にさっさと片付けなくちゃいけないとか、何か時間に追われているようなオペレーションをしてる時などがそうですよね。

心の隅(すみ)っこで気にしてると思わぬところで足元を掬(すく)われますよね。

この対策もないわけではないです。

Lotはユーザー側で設定できるので、資金より小さめのLotに設定するなどして心の負担を軽くしましょう。

最後に、無料EAを使ってみたいと思った方に、始め方について簡単に触れておきます。

まず準備段階として、EAを稼働させるFX会社である「XM」の口座が必要になってきます。

FXがはじめての方は、ひとまず口座開設を済ませておいて、FXがどういうものなのかあらかじめ慣れておくのがいいでしょう。

XMの場合、入金は不要です。最初に3,000円のボーナスが入るからです。この3,000円を使ってFXをスタートできます。0.01lotで取引する場合、何ヶ月もトレードできますよ。上手な人は3,000円をそのまま増やしていくことも可能です。

また、FXでもっとも心配なのは大きく損して借金を抱える恐れがあることだと思います。こちらについても、XMの場合「ゼロカットシステム」を採用しているので、最も損を出したとしても最初にボーナスとしてもらった3,000円がゼロになるだけです。

口座はあとから追加できます。最初の1つ目は自分自身でトレードして操作に慣れる用途にして、2つ目以降の口座で、今回話したようなEA稼働用にする。などの使い方ができます。

EAを稼働させる際に挫折しやすいポイントというのがあって、それがVPSの契約です。ランニングコストとして月額数百円～数千円程度かかるし、設定もとまどうかもしれません。

ですので、FX口座開設からEA稼働までいちどに進めると疲れてしまうと思います。

第1段階としてまずFX口座を用意する。少し操作して慣れてきたら、2つ目の口座を開設してEAを使ってみる。などの流れなら、無理がないのではないでしょうか。

XM口座開設はこちらから  

以上、無料EAであるEX-EAv3の動作状況を主にお伝えしました。
 
この記事が少しでも参考になれば幸いです。