「最近、FX自動売買について調べてるんだけど、トラリピというサービスがあるのを知った。なんか、ふつうのFX自動売買と違ってトラリピ系のほうが良さげな気がした。実際のところどうなんだろうか?」
この記事では、FX自動売買でシストレ系とトラリピ系の両方に取り組み中の男が、いちユーザー目線で両者を比較してみようと思います。
最初に結論を書いておきます。どちらもやり方次第で利益を出せます!
最初に結論を書いておきます。どちらもやり方次第で利益を出せます!
投資初心者にオススメなのはトラリピ系です。
それか、他の人が書いたシステムを使ってのシストレ系になるかと思います。
自分でプログラミングするタイプは少し難易度が上がります。
(FX自動売買のプログラミングを独学したい方は、もしよろしければこちらの投稿もどうぞ。)
毎月確実に利益を積み上げるならトラリピ系。
負ける週や負ける月も発生するけど、最終的に大きく増やしていける可能性があるのはシストレ系かなと。
以下、メリット・デメリットに分けて詳細を書いていきます。
以下、メリット・デメリットに分けて詳細を書いていきます。
FX自動売買ツールをざっくり分類すると2種類ある
最近の日本でのFXサービス提供状況をみると、FX自動売買サービスは2種類に分類できるかと思われます。
1つはトラリピ系。もう1つはシストレ系です。
1つはトラリピ系。もう1つはシストレ系です。
僕が主にやってるのはシストレ系(通常のシステムトレード)です。
両方同時進行でやってます。「自動売買」だから手がかからず、両方同時にできちゃうんですね。
両方同時進行でやってます。「自動売買」だから手がかからず、両方同時にできちゃうんですね。
シストレ系のほうの最近の損益画像を先月の投稿に貼っています。
トラリピ系もやってるけど、こちらはけっこう失敗してますね汗。
口座をパンクさせそうになって、泣く泣く全部自分で損切りしたり。
ただ、いろいろ学べているので、手法をどんどん改良していきたいですね。
ただ、いろいろ学べているので、手法をどんどん改良していきたいですね。
トラリピ系(トラップリピートイフダン)
トラリピ系とは、一定の価格で買って、売ってを永遠に繰り返すというもので、そこを自動でやってくれます。
いちおう手動でもできますよ。
トラリピ系のメリットとデメリットを書いてみます。
いちおう手動でもできますよ。
トラリピ系のメリットとデメリットを書いてみます。
トラリピ系のメリット3つ
- いろいろ面倒くさいことは一切考えなくていい
- 経験不問。セットしたその日から利益を積み重ねることができる
-
運用開始後のメンテナンスもほとんどいらない
シストレ系でやるようなプログラミングだとか検証だとか、そのような学習は不要です。
なので、たくさんの時間を節約できますね。時間は有限ですから、「FX自動売買はただの副収入の手段」だと割り切ってる人にとってはいい仕組みではないでしょうか。
また、経験も不問です。運用しはじめたその日から利益を積み重ねていくことができます。
すでに勝てる方法であると答えが出てるので、あとは口座の安全度だけに注意して放置です。
さらに、資金的余裕があること前提ですが、運用開始後のメンテナンスもほとんど必要ありません。
ここもまた時間が節約できていいですよね。自動売買ではなく、裁量トレードをしているとチャートをチェックする時間が発生します。
デイトレードやスキャルピングなど、短期戦略だと、毎日たくさんの時間が必要になります。
これらの時間が丸ごと減らせるのはメリットでしかないです。
トラリピ系のデメリット2つ
- 口座資金を丸ごと無くすリスクあり
- スプレッドなどの経費であまり儲からないことも
デメリットの1つめは、口座資金を丸ごと無くしてしまう大きなリスクがあること。
その点をふまえると、積立NISAとかのほうが安心できそうな気がしないでもないです。
トラリピ系と積立投資を厳密に比べたことはないですけど、同じ運用額でスタートした場合、パフォーマンスはトラリピ系のほうがいいんじゃいかと思います。理由としてはトラリピ系はどんどんTP(利益確定)をしていくから。
積立って、ひたすら買い続けるだけで、含み益か含み損のままでなかなか「確定」しないイメージですよね。
トラリピ系は、たとえばドル円110.00円で買って、110.50円で利益を確定します。
その後、110.00円に下がってきたら、また110.00円で買います。110.50円になったらまた利益を確定します。
2回繰り返したら(リピート)、その分利益が多くなりますよね。
「う~ん、言葉だけの説明だと、、そのトラリピってヤツがどういう振る舞いをするのか、イマイチわからないです」
もしかしたらそんなギモンを抱く人もいるかもしれませんね。
ちょうどいい説明動画がありましたので、リンクを貼っておきますね。
デメリットその2:鬼スプレッド
スプレッドは影の手数料とでも認識してください。
株の取引のように手数料はかからない分、スプレッドの広さがFX会社(FXブローカー)の収益源になります。
このスプレッドが鬼のように広い。
以下、簡単な表にしてみました。
※自分はMetaTrader4を使ったトラリピ系なので、他のサービスの使用感についてはわからないです。
シストレ系(システムトレード)
一方シストレ系は、通常のFXトレードを自動化したものです。
FXのトレードスタイルにはいろいろあるのですが、強引に大別してしまうと順張りと逆張りに分けることができます。
これらを自動でトレードして利益を狙っていきます。
以下、私の経験に基づくFX自動売買シストレ系(システムトレード)のメリットとデメリットです。
以下、私の経験に基づくFX自動売買シストレ系(システムトレード)のメリットとデメリットです。
シストレ系(システムトレード)のメリット4つ
- 戦略の自由度が高い
- 目利き力さえあればプログラミングも不要
- ドローダウン値の低いシステムならかなりの低リスクを見込める
- 少額からたくさん増やせる可能性がある
まず、戦略の自由度が高いです。
前述のようにトラリピ系は基本、あまり凝(こ)ったことはしません。
前述のようにトラリピ系は基本、あまり凝(こ)ったことはしません。
(私はムダに凝ったことをして自爆してますが。その結果、最高に低リスクかつ素早く増やしていける戦略を掴みとったので、また実験してみる予定)
「プログラミングはちょっと苦手で・・・」
「プログラミングはちょっと苦手で・・・」
そんな人に朗報です。
じつは、目利き力さえあればプログラミングは不要なんですよ。
前述のドローダウン値の低い良質なシステムがあれば、思い切ってリスクを取れます。
ドローダウン値というのは、システムの良し悪しをチェックする数値のひとつです。
じつは、目利き力さえあればプログラミングは不要なんですよ。
前述のドローダウン値の低い良質なシステムがあれば、思い切ってリスクを取れます。
ドローダウン値というのは、システムの良し悪しをチェックする数値のひとつです。
簡単に言ってしまえば、「損失の幅」のことです。
このドローダウン値が低いシステムは以下のような特徴があります。
まず、1つ1つのトレードは「小さく損して利益はそれ以上」か、もしくは「利益と損の額が同じ程度のもの」となっています。
これにより全てのトレード数から見て損の数は増えるのですが大体はかすり傷なので、思い切って攻められる心理状態になりやすいんですね。
もう少し具体的に言ってしまうと、気持ちの面でロットを増やしていきやすいのです。
つまり、少額からたくさん増えていく可能性があるといえます。
FXの特性であるハイレバレッジ機能をフルに引き出すことができますね。
FXやCFDなどの「証拠金取引」ならではの醍醐味です。
(注意:あくまで私見ですが、こちらの記事(内部リンク)でも書いたとおり、上達するまではハイレバは封印しておいたほうがいいと考えます)
シストレ系(システムトレード)のデメリット3つ
- やることが多い (バックテスト、プログラミング、VPS環境構築etc)
- 勝てるようになるまでに時間がかかる (トラリピ系と比較して)
- 目利き力がないとお金をドブに捨てることに
1. やることが多い
通常のシステムトレードはそこそこ勉強しないといけないです。
プログラミングして、完成したシステムをテストして、テスト用のデータなども定期的に最新のを加えたり。
ただ、これは自分でシステムを開発する場合にのみ該当します。
プログラムを書かずに、他の人が開発したシステムを利用する場合ですと、おぼえることはグッと少なくなります。
2. 勝てるようになるまでに時間がかかる
こちらも自分でトレーディングシステムを開発する場合の話になるんですけど、最初のうちは勝てるシステムを作れません。
試行錯誤する時間が必要になります。
この過程自体をワクワクしながら楽しめる人だと特にデメリットにはならないですが。
バックテストと呼ばれる工程や、その後のデモアカウント運用では、お金はかかりません。必要なのは時間だけです。
トラリピ系だとセットしたその日から利益を積み上げていけるのにたいし、これはデメリットですね。
とくにプログラミングする場合だと、コツをつかめないと続けるのがイヤになってしまいます。
ぼくも2回ほどシストレ系のプログラミングから離れたことがあります。
3. 目利き力がないとお金と時間をドブに捨てることに
自分以外の人が書いたプログラムを買ったり、無料で入手する場合、そのトレードシステムに対する目利き力がないと損します。
プログラミングして、完成したシステムをテストして、テスト用のデータなども定期的に最新のを加えたり。
ただ、これは自分でシステムを開発する場合にのみ該当します。
プログラムを書かずに、他の人が開発したシステムを利用する場合ですと、おぼえることはグッと少なくなります。
2. 勝てるようになるまでに時間がかかる
こちらも自分でトレーディングシステムを開発する場合の話になるんですけど、最初のうちは勝てるシステムを作れません。
試行錯誤する時間が必要になります。
この過程自体をワクワクしながら楽しめる人だと特にデメリットにはならないですが。
バックテストと呼ばれる工程や、その後のデモアカウント運用では、お金はかかりません。必要なのは時間だけです。
トラリピ系だとセットしたその日から利益を積み上げていけるのにたいし、これはデメリットですね。
とくにプログラミングする場合だと、コツをつかめないと続けるのがイヤになってしまいます。
ぼくも2回ほどシストレ系のプログラミングから離れたことがあります。
3. 目利き力がないとお金と時間をドブに捨てることに
自分以外の人が書いたプログラムを買ったり、無料で入手する場合、そのトレードシステムに対する目利き力がないと損します。
有料のシステムを買った場合、うまくワークしてくれないとお金と時間の両方を損してしまいます。。
システム料金10,000円~50,000円に加えて、口座に入れたお金の損失分のコンボなので、だいぶ不愉快な気分になります。
また、無料でシステムを入手した場合であっても、口座に入れた資金が減った分、やはりお金を損します。
おわりに
この記事ではFX自動売買のシストレ系とトラリピ系について書いてみました。
初心者にオススメなのはトラリピ系か、他の人が書いたシステムを使ってのシストレ系になるかと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
初心者にオススメなのはトラリピ系か、他の人が書いたシステムを使ってのシストレ系になるかと思います。
少しでも参考になれば幸いです。