かつてのネット界の風雲児、堀江貴文さんが逮捕されてから書いた著書「ゼロ~何も無い自分に小さなイチを足していく」の中で、大成功する前の彼の気持ちが書いてあった箇所が、とても衝撃的でしたー。
「早く早く、みんなが気付く前にー」
これこそがまさに、お金儲けの真実です。
自分らしくお金を稼ぐための「正しい価値観」
人がやらない事に焦点をあてて自分なりに諦める事なく継続し、物理的困難に沢山直面しますが逐一前向きに解決していけたとしましょう。諦めずに何年か継続して下さい。その困難を乗り越え続けます。その先にようやく見えてくるのが、成功への第一ステージです。それを繰り返して10年もすれば、それなりの道が出来ているでしょう。
社長になり、企業買収をし、人気にあやかって国会議員候補にまで担ぎ上げられた堀江貴文さん。彼の事を「息子」と呼びながら一緒に街頭演説した国会議員達も、彼が逮捕された後は掌を返すように散っていきましたー。
あの時の熱狂は、一体なんだったのか!?
答えは簡単です。他人からのバッシングをものともせずにただ、「やりたい事をやって成功した人」が今まで居なかっただけ。だからあの時、時代の寵児として一時的にヒーローになれたのでしょう。
やりたいようにやる人は、嫌われると相場が決まっています。そりゃそうですよね、日本は上から命令される事にひたすら「みんなが我慢するのが良しとされる国」。親からも、先生からも、我慢してそこそこやっていけと、みんな教わって来ましたよね。
そして間違いだったー。と、今、思いませんか??
やりたい事を、とことん追求する。他人がやったことの無いレベルまでこだわって。
既にやっている人が、やっていない細部まで。今の世界基準を超える程ー。
似ている事が無ければ、自分が創る。自分にしか見えない道を、やってみる。それが、本当の成功の鍵。
日本は島国だから、いつの間にか「日本でしか通じない価値観」に縛られがちです。気を付けましょう。
お金儲けの「真実」
伊集院静さんの著書「無頼のススメ」の40、41ページにも、こんな一言がありました。
「世の中で金をたくさん儲けたやつの八割は悪党だと思っておけ。」
「金を儲けるやつは基本的に悪党で、金もうけは悪いこと。そう考えておいた方がいいのです。」
「聖書にだって、『金持ちが天国に入るのは、ラクダが針の穴を通るより難しい』と書いてあるくらいだから。」
本当にお金を儲けようと考えて、それが目的順位で一番になった場合、他人がやっていない事をやるのが、一番儲かるのではないでしょうか?
そして、悪い事には該当しなくても、世の中が変わっていく時に、イチ早く需要に気付いていく勘のようなものが必要です。
それは自然の中での観察能力があり、他人の気持ちが分かる人なら意外と働くものだと思います。
そこに、英語だのプログラミング能力だの、何かしらの「得意」が加わればーそして時代に気付くスピードとリサーチ能力、続ける根気強さと実行力があれば、それなりに成功するものでしょう。
人間の価値の所在
当たり前ですが自分の利益にはならなくても、何かしらポリシーを持って他人の為に動ける人、それが人間の価値を決めるのではないでしょうか?好きな事で誰かを助ける事ができたなら、それは間違いなくあなたの仕事になり得るものです。
逆にお金の為に働く、は理由にならない日がやってきます。本当にそれでずっと、やっていけるのか?
そして人間の本当の価値はどこにあるのでしょう?もう少し掘り下げてみましょう。
人間のレベルの差 ~公立小学校の現場より~
人間の人格に、職業は関係ない
私は今年、子供の公立小学校でバザー委員をやっています。先日も無償で朝の9時から3時半まで、集めたお金の集計作業に追われていました。封に入っていたお金が合計金額と異なるものを、校内の全クラスを周って返却しながら、最終期日の説明などをしてきました。
各クラスの「先生」と呼ばれる人々にも、本当に色んな人が居る事が分かりました。
各クラスの帰りの会のお邪魔をする形で、急ぎ廊下で説明をすると、「お仕事ご苦労様です」と言って下さる先生や、私に言われる前から既に再集金の為の声掛けを、自ら気付いて始めて下さっている先生もいました。
中には、自分は絶対に椅子から立たずに、説明をうるさそうに聞き、イライラしながら私を一瞥して、無言で頷くだけの先生も居ました。
先生の人格のレベルに、「年齢」は関係ない
今年5年目の若い教育熱心な男の先生が、熱心に子供の話を廊下で聞いていました。運動部の顧問でもある為、夏も暑い中、朝からサッカーの練習を生徒達としている先生です。
どうやら6年生の男の子が学校で悪さをして、どうしてそうするに至ったのかを丁寧に聞き出しているようでした。みんなが帰った後も、ずっと話を聞いて怒る事なく真剣な顔で長く話し合っています。
その先生には、既に卒業してしまった私の中学生になる娘もお世話になりました。以前家庭訪問の際に、先生になった理由をこう言っていました。「母も幼稚園の先生をしていた為、ずっと子供の教育に興味がありました」と。着任時はとてもまっすぐで純粋な22歳の笑顔の眩しい青年で、まだ右も左も分からなかった状態でした。
地域との懇談会の時には、疲れてやる気のなくなった嫌味な先生方の横で、一番大きな声で頑張って自己紹介していました。
(Ⅲに続きます)