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音大卒の筆者が音大卒業後の進路についての漠然とした不安を解消する話

2019/07/22 更新 2021/01/28
音大に在籍していると、学年が上がるにつれて現れる悩み、「就職」。

  • このままプロの演奏家として食べていけるか不安
  • 音楽講師を目指していたけど給与の現実を知り諦めた
  • 音楽しか勉強して来なかったので一般職への就職対策をしていない
  • そもそも就職したくない

今回は実際に音大を出て一般企業の内定にこぎつけた筆者の経験や同期の経験談を元に卒業後の進路や、どうすれば内定がもらえるかのちょっとしたコツをお話しします。







一般職に対する恐怖


まず、勉強が嫌いで学生時代のほとんどを音楽に費やしてきた私にとって

  • 一般企業に対するハードルはとんでもなく高く感じました。
  • 一般常識、SP対策、クレペリン検査・・・

就職対策の本を立ち読みしただけで、「これは無理だな」と早々に諦めモードに入りました。

ですが音楽だけで食べていける自信も無く、卒業したら親元から独立したいという希望があったためどうにかして一般社会の新卒が貰える給与を手にしたいと思いました。


そこで頼ったのは地元のハローワーク


ここは一般的なハローワークに併設されている若者支援に特化したところで、なんと就職対策のセミナーや模擬面接も受け持ってくれていました。(その後めちゃくちゃお世話になりました)



いやいや、大学なんだし学校の学務課で相談したらいいんじゃないかと思われるかもしれませんが地方の音大を甘く見てはいけません。

地方の音大に来る求人票はかなり少ないうえに、雇用形態が正社員ではない所がほとんどでした。

「卒業したらプロか講師か留学だよね」というスタンスの学務課に相談できる事は残念ながらなかったのです。
それも「音大」というちょっと特殊な学部ゆえなのでしょうけど・・・

そんなことで私はこの若者向けハローワークの担当者さんに鶴亀算がひとつも出来ない自分でも就職できる企業はないか助けを求めたのです。


学部に関わらず、若者を求めている求人はたくさんある


という事がわかりました。

「音楽しか勉強していないのに一般社会が自分を求めてくれるなんてありえない」

と就活ネガティブになっていた自分ですが、担当者さんとの2回目の面談時にはものすごい数の求人が目の前にありました。

しかも求人票に書かれている、筆記試験無し、面接実施の文字。





筆記試験無し!!


鶴亀算が出来なくても、就職出来るかもしれないぞ。
そんな希望を持ち始めました。

もちろん、給与もそれなりに貰えるところもたくさんありました。

ですが、新卒の求人サイトに出てくるような全日〇空輸や伊〇忠商事などの大手企業はほとんどありません(あっても派遣またはパート)。

誰もが知っている超大手企業に勤めたいのであれば、やはりかなり早い段階でしっかりと就職対策をして新卒戦線に参加する必要があると感じます。


突如学務課に現れた激レア求人


ハローワークの担当者さんから求人票をもらってから履歴書を書くためにダメもとで学務課に相談に行きました。
すると珍しく、掲示板に新しい求人票が。

なんと、だれもが知っている、かなり大手の会社の求人でした。(しかも一般職)

学務課の担当者に「あちらに貼っている求人に応募したいのですが」という内容の話を回りきらない頭で必死に伝えると、あれよあれよという間に履歴書を送ることになり試験を受け、面接をする事になったのです。

そもそもなんでこんな地元の音大にこんな求人が?と思い学務課に聞いたところ卒業生が就職していると、欠員が出たら求人が来る事もあるという事でした。

え~そんな事ってありなのか・・とにかく、その求人を見ていてよかった。
あと、学務課のお姉さん頼りないと思っていてごめんなさい。

なので、あまり期待は出来ないかもしれませんが求人の予定を学務課に聞いてみるのも思わぬ縁があるのだと感じました。


面接あるある


周りの話を聞いてみると、面接時に高確率で聞かれるのが

「なぜ卒業後は音楽の道に進まないんですか?」
「ゆくゆくはピアニストになるんですか?」

これはハローワークの担当者さんとも対策をしていました。さすがハロワ!




音大に限らず、理系に進んだ人がみな研究職に就くわけではないのは面接官だってわかっているはずです。
企業が求めているのは「入社してから本気で会社のために貢献してくれる人」です。

「ゆくゆくは音楽を続けるのか?」

と聞かれて「やめますって言ったら中途半端なやつだと思われて落とされるかも・・」と心配になってしまいますが、

「音楽は学生時代に充分打ち込み、悔いはないので、卒業したら御社で一生懸命働きます」

のように、「自分はこれだけ一つの事を極められる人間です!頑張れる人です!」とアピールをするのがベストです。

ちなみに声楽科の友人は自分がいかに頑張ってきたかを証明するために個人面接で歌を披露したそうです。しかも物凄く上手かった人なので大いにウケたらしくなんと内定をもらっていましたが一か八か感が半端ではないのであまりおススメしません。


音大卒一般企業希望の就職活動結果


結果的に、学務課に張り出されていた例の企業から内定をいただくことが出来ました。

しかも、しっかりと筆記試験と記載があったのでかなりビビりながら試験に挑んだのですが、いわゆる一般常識の問題ではなく「この会社についてどのくらい知識があるのか」という試験でした。

ハロワの担当者さんに面接対策で「企業についてはある程度勉強した方がいい」と言われたのが功をなしました。(本当に本当にありがとうございました)

求人票に書いてある筆記試験も企業によっては内容がかなり変わってくるのでわたしが最初に陥っていた就活ネガティブのような筆記試験=勉強していないから無理の等式は信用しない方がいいなと感じました。


ごちゃごちゃ書きましたが、音大だから一般企業に対して不利だとか求人が少ないからと諦めるのは勿体ないという事です。

頼れる機関は極力頼り、視野を広く持ちながら4年間の努力に自信を持って挑んでほしいと思います!





#音大卒, #就職活動, #音大, #就職, #地方, #就職対策, #学務課, #音楽科卒, #音楽科
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