こんにちは。
フリーランスの主婦、ぴおっぷと申します。
主に手書きPOPやイラストなどを作成しております。
私が、過去にスーパー(仮)で手書きPOPライターとして勤めていた頃は、主に紙やペンなどを使い手書きPOPを作成していました。いわゆる、アナログの手書きPOPです。
デジタル(パソコンのソフト)で手書きPOPを作成し始めたのは、フリーランスになってからです。
アナログでの作成も「手作り感」「暖かみ」があって良いですが、デジタルでも新しい形の手書きPOPが作れることに気づきました。
今回は、私が使用しているソフト「illustrator(イラストレータ)」での、簡単に作れる手書きPOPの作成方法を紹介していきたいと思います!
illustratorについて
私がデジタルで手書きPOPを作成する「Adobe Illustrator(アドビ イラストレータ)」は、アドビシステムズが販売するベクターイメージ編集ソフトウェア(ドローソフト)です。
イラスト作成や、ロゴ、ポスター、ラベルなどのあらゆるデザインを作成することに適したソフトウエアです。
多くのデザイナーが使用していると思います。
フリーランスになり、仕事の幅を広げたいと思い使い始めたillustratorですが、最初は使用方法が分からず、正直あまり使っていませんでした^^;
しかし、使用しているうちに手書きPOPに適していると気づき、今ではメインに使用しているソフトです!
今回は、実際にillustratorで簡単な手書きPOPを書き、作成方法を紹介していきたいと思います。
illustratorで手書きPOPを作成する準備
illustratorでPOPを作成する際、手書きの文字で作成します。
手書きで書ける液晶タブレット、ペンタブレットなどが必要ですが、持っていない方は紙に文字を書き、プリンターでスキャンしてPCに取り込む、スマホで写真を撮りPCに送る、でも構いません。
さて、作成方法ですが、今回簡単な見本を作成して参りました!こちらです。
架空の商品ですが、小中学生向けの可愛らしい猫のキーホルダーの商品をイメージして書きました。
このPOPを作成する過程を紹介していきます。
手書きPOPの作成方法
①illustratorを開き、サイズを設定します。
今回サイズは596×431pxに設定しています。
②商品名の下地を作ります。
商品名を目立たせて見やすいPOPにするためです。
楕円形ツールを使って円を8個作り、重ね合わせて[パスファインダー]の[合体]を選択。雲形の図形ができます。↓
雲形の図形を作ったら[不透明度]を50%程に設定して、[効果]→[スタイライズ]→[ぼかし]を選択。適当な値まで図形をぼかしてください。
こんな感じになります。↓これで商品名の下地が出来上がりました。
③商品のコメント、説明、文言を書きます。
POPを見た人に商品の想いを伝えるため重要です。
今回は架空の商品ではありますが、「流行している商品」と設定してコメントを考えました。いかに人を惹きつけるコメントを書けるかが大切です。
タブレットをお持ちの方は、[ブラシツール]を使って手書きで書いてください。
お持ちでない方は紙に黒ペンで文字を書き、スキャナーでPCに取り込み、illustratorでスキャンした画像を開きます。
[埋め込み]をして、[画像トレース]から[デフォルト]を選択。画像の真っ白な所を選択します(塗りの部分が白色になっているのを確認してください)。
[選択]→[共通]→[塗と線]→deleteキーを押します。
すると、手書きで書いた文字だけになり、編集しやすくなります。
私はタブレットでブラシツールを使い、こんな感じで書きました。↓
④商品名を書きます。
商品名は、大きく目立つように書きます。商品名から見た人が「どんな商品だ?」と興味をそそられるように書くことが重要です。
私はコメントと同様、タブレットを使い、ブラシツールで書きました。
お持ちでない方は、先ほどのスキャンの方法で書いてください。
⑤値段を書きます。
価格訴求を意識していなければ、特に大きく表記する必要はありません。税込み、税抜きを分かりやすく表記することは忘れずに!
先ほどと同様、タブレットを使い、ブラシツールで書きました。
お持ちでない方は、先ほどのスキャンの方法で書いてください。
⑥イラストを描きます。
商品をイメージしてイラストを描きます。商品の画像でもいいですが、許可されていないのに勝手に使うなどはNGです。イラストも同様です。
手描きイラストの方が暖かみがあり、親しみやすいPOPになるので、なるべく手描きで作成しましょう。
見本のPOPは、タブレットを使い[塗りブラシツール]で描きました。
[ブラシツール]とは違い、パスがアウトラインで表示されるので、後で編集しやすくなります。
全体的な色味や配置、サイズなどを修正したら完成です!
illustratorを使った手書きPOPの良さは、
綺麗に書けることです。
illustratorは、ベクターデータなので、拡大しても縮小しても画面が荒れることなく綺麗に見えます。
データ化するのでPOPが何枚も必要な時は非常に便利だと思います。
illustratorでの手書きPOP作成の利点は、印刷に適している手書きPOPを作れることですね。
ペンや紙で作成する手書きPOPも味があって良いですが、illustratorでも簡単に作成できるのでぜひ作成してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事を機に色々な方に手書きPOPに興味を持っていただければと思います。
手書きPOPを本格的に作成したい方、手書きPOPに興味を持っていただいた方は、ぜひ私のブログをご覧ください!
ぴおっぷ