こんにちは!
「手書きPOPライター」として4年半ほど働いていた経験がある、ぴおっぷと申します。
現在は、フリーランスの主婦です。
「手書きPOPライター」の具体的な仕事内容については【文字で接客!手書きPOPライターの仕事内容とは?】をご覧ください。
今回は、手書きPOPライターが抱える問題の一つ、「コミュニケーション問題」とその対処法を紹介していきます。
POPライターが抱えるコミュニケーション問題
POPライターの仕事の流れとして、まず食品、生活用品などの、各売り場の担当者と相談しながら
「どのような売り場にするか」
「どのようなイメージの手書きPOPを作成するか」
などを話し合います。
(※どのような売り場にするかや、キャッチコピーなどは自分で考えて書くPOPライターさんもいます。)
商品のことを全く知らない私たちよりも、毎日商品を見て商品のことをよく知っている売り場の各担当者がキャッチコピーなどを考えていました。
そして、新人の頃の私は担当者とのコミュニケーションで苦労しました。
その例をいくつか挙げましょう。
- 早番の私は遅番の担当者と勤務時間が合わず、話す機会がなかったのでどのようなPOPにするか困った経験がある。
- 手書きPOPのことをあまり重要視していない担当者がいて、「全部適当にしといて」などと言う人がいる。
- POPを作り、売り場に「飾ってください」と言っても、全く使ってくれない人がいる。
これらの問題は、同じ職場で働いていたベテランさんも経験がありました。手書きPOPライターによくある問題だと思います。
コミュニケーション問題の解決
【よくある問題1】早番の私は遅番の担当者と勤務時間が合わず、話す機会がなかったのでどのようなPOPにするか困った経験がある。
【解決策】手紙、メモでやり取りをし、どのような売り場の展開にするかのイメージを教えてもらう。
手紙やメモは文章だけだと堅苦しくなるので、少しイラストを添えるなどをして印象を良くすることが大事です。
人づてに聞くことも考えましたが、本人との齟齬が生まれる可能性があったので、本人と直接やり取りをしました。
【よくある問題2】手書きPOPのことをあまり重要視していない担当者がいて、「全部適当にしといて」などと言う人がいる。
【解決策】全て一人でPOPを作ってしまうのではなく、担当者に自分が作成したいPOPのイメージを確認しに行く。
「適当にしといて」という言葉を鵜呑みにして、勝手にさっさとPOPを作ってしまうと、「イメージが違う」などと言われることもあります。
そのため、担当者の意見を聞きつも「このようなイメージにしませんか?」とあらかじめ確認を取ることが重要です。
簡単な売り場と飾るPOPの絵などを書き、自分のイメージを担当者に伝えると良いと思います。
【よくある問題3】POPを作り、売り場に「飾ってください」と言っても、全く使ってくれない人がいる。
【解決策】「POPを飾ってください」と言い続ける。最終手段は上司に相談。
「自分で飾ればいいじゃん」と思う方が多数でしょう。私もできるならそれをしたかったです。
何より、手書きPOPライターは忙しい!
毎日商品が入れ替わり、毎日いくつものPOP依頼を作成するので、飾りに行く時間がないのです。むしろ、飾りに行けば「そんなことするよりPOPを書け」と怒られるほど。
そもそも、私の元職場ではPOPを依頼して、売り場に飾るまでが担当者の仕事だったのです。
売り場に飾れば、売り上げに左右されるほど重要な手書きPOPを、そのままにしておくというのはその担当者の責任だと思います。
しかし、それを放っておくわけにはいかないのです。なぜなら、POPは寿命が短いから。
毎日商品が入れ替わるため、POPをずっと置いているわけにはいかないのです。
新しい商品が来たら、新しいPOPを飾る。それの繰り返しです。
せっかく作ったPOPを使われないまま、新しい商品のPOPを依頼する。
そんなことを繰り返されたら、たまったもんじゃありません。
「POPを飾ってください」
「POPできてますよ」
と伝え、何が何でも担当者にはPOPを持って行ってもらいました。
それでも飾ってもらえない場合は、上司に相談です。
上司は、手書きPOPの重要さを知っていたので、担当者に注意していました。お陰様で、その担当者はPOPを飾ってくれました。
コミュニケーションは大切
フリーランスで手書きPOPを作成している今でも、POPを作成する際のコミュニケーションは大事だと思っています。
依頼者がどのような売り場にしたいか、どんなPOPにしたいかをなるべく聞いています。
世の中には様々な人がいるので、手書きPOPライターのコミュニケーション問題は他にも色々あると思います。
そのときは、一人で迷わずに同僚や上司に相談してみてください。
この記事を読んで解決の糸口が見つかればいいなとも思います。
私は、基本ベテランPOPライターさんに相談するなどして解決策を考えました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
手書きPOPに興味を持っていただいた方は、ぜひ私が書いているブログのぴおっぷの物語をご覧ください!
ぴおっぷ