最近、いい傾向なのか分からないが、LGBTや同性愛をテーマにしたドラマや映画が増えてきた。
数年前の映画「怒り」や、最近だと「おっさんずラブ」など。
「おっさんずラブ」。
私はこのドラマを最終話しか見ていないのだが、まぁ腐女子の反応が凄かった。
Twitterを開くと腐女子がおっさん(イケメン)同士の恋愛に萌えている。
※「おっさんずラブ」とは…まったくモテない33歳の春田創一は、会社の上司である黒澤武蔵と後輩(単発版では長谷川幸也、連続版では牧凌太)の2人の同性に告白される。困惑しながらもピュアな恋心を持つ男たちの存在がいつしか春田の心を大きく揺さぶることになる。(あらすじ,Wiki引用)
そう。イケメンおっさん同士の恋愛がピュアピュアな感じで描かれていた。笑いあり、涙あり。
■腐女子のツイート
Twitterでこんなツイートが拡散されていた。
「ゲイの皆さんこんにちわ!私たち腐女子はゲイの皆さんにカミングアウトして欲しいんです。おっさんずラブでやってたように、職場や学校でやっちゃってください!大丈夫、腐女子はみんな貴方たちの味方です!」
・・・
もう完全にアレである。
このツイートに対し『ゲイというのは君たち腐女子を喜ばせるためにこの世に存在するのではないのです。二次元で楽しんでなさい』という鋭いツッコミが入れられ、それが約4万リツイートもされていた。
そう、これはいつか批判を食らうかもしれないが、私は腐女子に対しあまりいいイメージがない。
そもそも、男同士の二次元?三次元?の絡みに対し、全く関係のない女性が興奮しているという構図が意味不明。
腐女子が描いている男同士の絵や漫画は99.9%理想である。現実とはほど遠い。
よく、イケメン俳優を例えに出しては「あの人は攻めだよ!」「いやウケだよ!」みたいな会話をしているらしいが、それも意味が分からない。男同士の性交渉は腐女子が想像しているレベルの10倍生々しくグロテスクである。
同じゲイでも、BLが好きな人もいれば、全く興味がない人もいる。しかしこれまで、BLが好きなゲイに会ったことがない…
■大学時代、腐女子に絡まれたトラウマ
私がやや腐女子アンチな理由。
大学時代のある経験が原因の1つ。
当時、私の噂をどこかで嗅ぎつけたある女性(腐女子)が私に急に接近してきたのである。
「噂は本当なの?」
「男同士ってどうな感じなの?」
「攻めなの?ウケなの?」
「どういう人がタイプなの?」
みたいに、食い気味で色々聞かれた。
さすがにドン引きである。もちろん全ての腐女子がこんな人ばかりというわけではないと思うが…
それでも、強烈なトラウマとして残っている。
「腐女子は本当気持ち悪いな‥‥」という印象しかない。
■ゲイの友人に聞いてみた
腐女子に対する印象をゲイの友人に聞いてみたのだが、「何とも思ってないけど、こっち界隈にグイグイ来ないで欲しい」とのこと。
確かにその通りである。
ゲイ専用シェアハウスのオープン記念に腐女子が来たり、ゲイ専用アプリに腐女子が紛れ込んでいたり、一部の腐女子は一線を越えている。
別に害が何もなければ何とも思わないので、こっち界隈にあまりグイグイ来ないで欲しい、と思っている。
■いつか腐女子とも分かち合える時が来るのか
トラウマを持っており、腐女子に対する印象は最悪なのだが、それでもいつか分かち合える時が来れば…と思っている。
実態を知らずして一方的に嫌うのも申し訳ないので、何かの機会で色々お話ができればいいな、と。
ゲイ×腐女子のオフ会やトーク会を開催するのもアリかもしれない。
■異性愛者から見た「ゲイって気持ち悪い」という感情と同じなのかも
書いてて思ったのだが、異性愛者が「ゲイって気持ち悪いな‥‥」と思うのと全く同じなのかもしれない。
何かしらの理由があるにせよ、深く相手のことを理解せずに「気持ち悪い」と連呼しているのなら差別…というか浅はかな気もする。
私は腐女子に対し、深く理解をせずに「気持ち悪い」と連呼している浅はかな人間なのかもしれない。実態について深く知っているわけではないし…
近いうちに腐女子に会ってみたくなった。
もしかすると180度印象が変わるかもしれない。
印象や評価って、意外と簡単に変わる気がする。