今日、LGBTへの理解が昔より進み、世の中の関心も深まりつつあります。
ですが、カミングアウトせずに過ごされるLGBTの方もいるので、知りたいと思っても、LGBTの方と話したり事情を知る機会はまだ少ないと思います。
では、ゲイはどうやって恋愛しているか知っていますか?
世間的には新宿2丁目のゲイバーなどを想像されるかもしれません。
ゲイバー以外にも、ゲイの出会いの場所ってあるんですよ。
意外と異性愛者の友だちからも聞かれることが多いので、この記事を見てくださっている方も興味があるのではないかと思います。
今回は普段中々聞けないゲイの恋人の探し方をお話します。
マッチングアプリ
男女専用のマッチングアプリがあるように、ゲイ専用もあるんです。
代表的なものだと「9monsters」「AMBIRD」などがあります。
男女専用だと、男性は有料会員にならないと機能が使えないことが多いですが、ゲイ専用は出会うために必要な機能がほぼ無料です。(中には有料コンテンツもありますし、登録費用が必要なアプリもあります)
出会う媒体にお金をかけなくてもいい、と考えると少しだけ得をしている気分です。
ただ、手軽に使える分ゲイのマッチングアプリはワンナイトラブを求める方が多いので、恋人のような長い関係が続くことは少ないです。
数打てば当たる…という感じで色んな人と会って恋人を探していきます。
その点は、男女のマッチングアプリと同じかもしれませんね。
恋活イベント
主に池袋や名古屋などの都市部で開催されている恋活イベントがあります。
男女間でいう「婚活パーティ」みたいなものです。
1対1形式で参加者全員と数分程度自己紹介をして、フリータイムを挟みつつ最後は投票でマッチングしたカップルができます。
応募するときは、タチとネコの2つの枠から選ぶことになります。(タチは攻め、ネコは受けという意味で、夜の営みのポジションのことを指します。)
恋活イベントで夜のポジションを開示しながら話すのは違和感があるかと思いますが、ゲイだと体のポジションは今後の相性に影響する重要な情報なのです。
僕のゲイの友人は恋活イベントへ参加したことがあるのですが
- マッチングアプリではその場限りの出会いが多く、うんざりしている
- 今後もちゃんと関係が続くような真剣な出会いがしたい
そんな方たちが多いそうです。
参加した友人は、残念ながらカップル成立はしていませんでしたが、「イベントで知り合った人と仲良くなれた!」とニコニコしていました。
友だち探しとしても十分得るものがあるようです。
ただ、地方では開催されておらず、都市部に行かなければならないので、地方住みのゲイにとっては少し不便に感じてしまうのです。
今後、地方でも開催されることが増えれば、地方住みのゲイの方でも出会いに苦労しなくなると思います。
SNS
twitterやInstagramなどのSNSも、ゲイの出会いのきっかけとなります。
基本的に10代~40代くらいまでのゲイがSNSを駆使して出会いに繋げています。
現代ならではの出会い方ですよね。
僕もゲイ専用のアカウントを作ってSNS経由で会ったことがあります。
顔が分からなかった分少し怖かったので、昼間に人気の多い喫茶店で約束をして合流しました。
話を進めていくと、まさかの同じ大学の人でした。笑
実際に会えなくても、SNSで繋がって同じゲイと話ができるので、SNSも立派な出会いのツールとなっています。
でも、SNSでの恋人探しは顔写真が少ない分リスキーな点もあります。
男女の出会いでも言えることですが、使い方を間違えると身を危険にさらしてしまうので、なるべくSNSよりマッチングアプリを使って安全に出会いましょうね。
あくまでSNSを利用したゲイの出会いは、日常で出会いの場が少ないゲイだからこその手段です。
ハッテン場
ハッテン場、といっても何か分からない方もいると思いますので軽く解説します。
一言で言えば「ワンナイトラブをする施設」です。
ラブホテルとは違い、既に不特定多数のゲイが同じ施設にいるのです。
中はベッドや銭湯など、裸になりやすい環境が整っていて、大半が性的欲求を満たすためにハッテン場へ訪れます。
「それって出会いの場なの?」と疑問に思うかもしれませんが、体の相性が合わないとゲイカップルって続かないことがあるので、先にやることをやって、相性が良ければ仲を深めていくパターンもあります。
最も、真剣な出会いがしたいのならばハッテン場ではなく、マッチングアプリか恋活イベントにするべきなんですけどね。
今野若い世代はアプリやSNSを使って出会っているので、ハッテン場はどちらかというと高齢者ゲイの利用割合が高いです。
昔よりもゲイは恋愛がしやすくなった
僕らゲイの恋愛が今のように幅が広がったのはSNSの発達のおかげです。
何より、SNSを使って同じゲイを見つけられることもあり、ゲイ仲間が増えて安心できる世の中になりました。
後、個人的にもう少しゲイの恋愛で望むとするなら、人目を気にせず恋人と手を繋いで街を歩いてみたいです。
男同士が手を繋いでも何も言われない世の中になってほしいと、僕はそう願います。