4月、新入社員の方々の中には、毎日ドキドキして心休まらない方もいるかと思います。
私も以前は、新入社員として毎日ストレスで疲れていました。
そのストレスの原因(の1つ)は、人間関係。
どんなに仕事内容や待遇が良くても、人間関係が悪いと働きづらいものですよね…。
同じ部署内にどうしても苦手な人がいたので、「この人と仕事するの嫌だから、異動したいな。」と思った時もありました。
でも、それを誰かに言いだせる勇気もなかなか出ず…。
その代わり色々試行錯誤して、3年後の今は、その人とそこそこ仲良くなっています!
今回は、 職場の人間関係に悩む方のために、その経緯をお話していきたいと思います。
理不尽な先輩に苦しめられる3年間
どこの職場にも1人はいるんじゃないでしょうか、こんな人。
- 常に忙しい
- 質問をすると大体不機嫌
- 八つ当たりしてくる
- 「この前教えたでしょ!」「えっ…(いやいや初耳ですが)」
私は、こういう人の業務を引き継ぐ形で、その部署に入りました。
なので、1番関わらなくてはいけないのが、この先輩(以下、Mさんと呼びます)。
質問するにも色々気を遣わないといけない毎日。
「これ聞いたら怒られるかな、でも聞かないと分かんないし。」
「ここまでは分かるんだけど、この先はまだ知らないことだな。聞いてもいいのかな。」
「今なら聞けるかな。今聞いちゃいけないかな。」
「常識的な気遣い」以上に色々気を遣って質問したり話しかけたりするので、業務もなかなか進みにくいし、話しかけないといけない時は手汗と声の震えを抑えることができませんでした。
何とか業務を覚えていくと、Mさんと関わる頻度は減っていきましたが、それでも同じ部署である以上、関わりは常にあります。
本人は別に悪意があってそんな態度をとっているわけではなさそうだったので、極論、「私が気にしなければいい」わけです。
しかし、どうしても気になっちゃう性格だったこともあり、わだかまりやストレスを抱えたまま、3年が経過しました。
上司同席で本音をぶつけてみた
ある時、衝撃の事件が起こりました。
というのも、私に新しく課される業務が、 Mさんとさらに関わることになるものだったのです。
この3年間で、Mさんと関わる頻度が減ってきて、少しだけストレスが減ってきたのに、またMさんと関わる頻度が多くなるのが、もう耐えられませんでした。
そこで、思い切って上司にこれまでの経緯を話して、「この業務には入りたくない」旨を伝えました。
すると…
「この業務をするかしないかに関わらず、Mさんとあなたは同じ部署にいて関わりもある以上、このまま何もしないであなたが我慢し続けるのは良くないと思う。
私も同席するから、一度Mさんとしっかり話し合ってみたら?」
という提案が。
正直、ものすごく怖かったです。
怖い相手に本音を伝えたら、どんな反応をされるか。
今まで以上に仕事しにくくなるのでは…、私のメンタルが耐えられるか…、と心配でした。
ただ、上司に勧められているということ、上司同席の下であることを考えて、思い切って話し合いの場をセッティングすることになりました。
「性根の部分は直しにくいけど、それを和らげる努力はできる」
泣きながら、
「いつも忙しくて大変なのは分かりますが、八つ当たりされたり、初耳なのに『前に教えたでしょ!』と怒られたりというのがいつも辛かったです。特に引き継ぎ時は、身体症状も出るほどでした。」
ということを伝えました。
するとMさんは、
「そっか、全然覚えてなかったけど、そんなに怖い思いをさせてたんだね。ごめんね。」
という反応でした。
ちょっと安心したのをいいことに、私はさらに本音を伝えました。
「今後も関わっていくと思うので、もう少し柔らかい対応をしてもらえると助かります。私も、あまり気にし過ぎないように頑張っていくので。」
Mさんは、
「分かった、気をつけるようにするね。」
さらに、
「多分私(Mさん)は元々きつめの人間だと思う。そしてあなた(筆者の私)は、きつめの性格の人が苦手な人なんだと思う。そういう、元々の性根の部分は直しようがない、個性だと思うの。良くも悪くも。」
「だから、私(Mさん)はそのきつさを抑えるようにして、あなた(筆者の私)は、『Mさんまたきつくなっちゃってるわ、いつものことだから気にしない~。』という感じで気にしないようにすれば、普通に過ごせると思うんだよね。」
というお返事が。
この言葉で、「Mさんも私も、少しずつ歩み寄れる」ということが分かったので、安心しました。
まあ、Mさんは意識的に私を遠ざけてたのではなく、無意識のうちにトゲを出していたような感じでしたが。
溜め込まずに相談した方が良いケースもある
新卒で入社してから、Mさんとの関係に長らく悩まされていましたが、この話し合いができて良かったと思います。
この話し合いを終えてからは、私のメンタルも安定するようになり、Mさんにも「常識的な気遣い」程度で話しかけられるようになりました。
「もっと早くに、上司に相談していたらよかったな」と思うくらいです。
もしも今後転職して、同じような問題にぶつかったら、溜め込まずに相談していこうと思いました。