何だかんだで、他人と関わらないといけなくなります。
中には、組織の中に身を置かざるを得ない人達もいるはず。
(というか、結構な人数の人達が該当するかと思います。)
私も例に漏れず、学校や職場といった組織に属して生きています。
そうなると何かと悩まされるのが、人間関係。
これが悪いと、割と簡単に心身不調に陥ってしまいます。
私も、割と簡単に心身がやられてしまうタイプの性格をしています。
ですが何とか大人になって生きていられるのは、学生時代に出会ったある言葉のおかげです。
考えてみればみれば当たり前のことを言われただけなのですが、当時の私には「目からウロコ」な言葉でした。
また、その言葉のおかげで集団生活がかなり楽になりました。
今回はそれをご紹介しつつ、「少しでも集団生活を楽に過ごせる方法」について、お話したいと思います。
全員から好かれるなんて無理でしょ
これが、私を救ってくれた言葉です。
高校時代、私は70名程が在籍する部活に入っていました。
実は中学までいじめられていたので、「こんな大人数の部活でやっていけるかな、またいじめられたりしないかな。」と心配ではあったのです。
実際のところ、いじめとまでは言えなかったものの、無視等の嫌がらせはありました。
なので、活動内容が魅力的だから入った部活なのに、「辞めようかな」などと考えるようになりました。
そんな風に悩みつつ、入部から半年がすぎました。
先輩とお話する機会があったので、「特定の子から無視されたりしている。辛い。」という話をしたところ、
「これだけ人数いるんだから、全員から好かれるなんて無理でしょ。」
と、言われました。
言われてみれば…
当たり前の事なんですよね。
何なら、幼少期から中学までの、もっと規模の小さな集団においても、相性の合わない人が多かったんです。
70人規模の部活で、「相性の合わない人」が出てこないわけがない。
思えば、無視等の嫌がらせを受けたのは、人間関係がかなり悪かった中学校生活から抜け出して、「高校からはもっと楽しいんだ!」と思っていたタイミングでした。
なのでその分、ショックが大きかったのかもしれません。
「相性の合わない子がいるのは仕方ない」と割り切った結果、その後の高校生活が格段に楽しくなりました。
(相手の子は相変わらずでしたけどね。)
そしてその考えや言葉は、大人になった今でもとても重宝しています。
新しい組織に入る時は、「嫌な人いたらやだなー」と心配になることもありますが、そんな時に、
「全員と仲良くなれるわけじゃないし、全員から好かれるのなんて無理だわ。」
と開き直ることで、緊張をほぐしています。
集団生活下、組織下での人間関係に悩んだ際は、
「全員と仲良くなれるわけじゃない。」
「全員から好かれるのなんて無理だわ。」
この言葉を思い出してみると、心の負担が軽くなるかもしれません。