政府からの緊急要請によって注目された「ホームベーカリー」。
これで作るパンって、焼き立ては特に美味しいですよね?
そこで気になるのが1斤あたりのコスト。
超低価格のPB食パンに太刀打ちできているのか!?
店頭からパンが消えた…
2020年2月27日、突然政府が翌週月曜日の2020年3月2日から学校側に休校を要請することを発表しました。
これに一番焦ったのは、共働きの家庭かと思います。休校ということは子供は終日自宅にいることです。留守番させることに不安を感じなくもないですが、それよりも留守中の食事!朝ごはんはともかく、お昼ご飯!
子供の年齢にもよりますが、保護者がいない間に火を扱わせるのはちょっと…
IHなら家事の心配はないとか言いますが、実際は空焚きなどで事故は発生します。
そんなこんなで、店頭からパンが消えました。スーパーは勿論、穴場であるドラッグストアでも消えています。
そこで注目されたのが「ホームベーカリー」。材料さえ放り込んでおけば、全自動で捏ね→発酵→焼きまでやってくれます。
朝セットしておけば、丁度お昼に焼き上がります。熱々出来立てパンをハフハフしながらいただくことができます。
市販の食パンは侮れない…
フジパンや山崎パンなど、大手が生産している食パンは、大体1斤あたり120円〜150円くらいの価格帯で売られています。
最近、イオン系や西友系のプライベートブランドが販売する食パンをよく見かけます。
この食パンの恐ろしいところは、ものすごく低価格なことです。まず、消費税8%をプラスしても、100円玉でお釣りが来ます。
勿論味は普通です。普通に美味しいです。
となると、気になるのはホームベーカリーで作るとなると、どれくらいのコストがかかるのか…です。
ホームベーカリーで作る場合のコストは?
ですが、これを機会にちょっと考えてみましょう。大体の概算で出します。
レシピは一般的なホームベーカリーのものを使用します。
・強力粉 …250g
・バター …10g
・砂糖 …大2(17g)
・スキムミルク …大1(6g)
・塩 …小1(5g)
・水 …180ml
・ドライイースト …小1(2.8g)
これを店頭で見かける大体の単価で計算します。
・強力粉 …102.5円(0.41円/g)
・バター …14.9円(1.49円/g)
・砂糖 …3.23円(0.19円/g)
・スキムミルク …13.68円(2.28円/g)
・塩 0.55円(0.11円/g)
・ドライイースト 17.53円(6.26円/g)
合計:152.39円。
市販の大手ブランド食パンとあまり変わらないお値段です。
となると、あまり自作することにメリットを感じませんね。無いと困るものでもありませんし、わざわざこれを機会にホームベーカリーを購入して作るほどの魅力はありません。
コストを下げる工夫をしよう
普通に作ったら以外とコストがかかる!という現実に直面してしましました。…とは言えご安心ください。材料を工夫するだけで、ぐっとコストを減らすことができます。
- 強力粉を薄力粉にすると、25円(▼77.5円)
- バターをサラダ油に、3円(▼11.9円)
- スキムミルクを低脂肪牛乳に、7円(▼0.1円)→この場合、牛乳の分の水を減らします。
たったこれだけで、62.89円(▼89.5円)まで下げることができます。
こうとなると、プライベートブランド食パンと対等渡り合えるお値段では無いでしょうか?
ホームベーカリーの楽しみ方
牛乳+水を野菜ジュースやオレンジジュースなどに変更したり、レーズンなどのドライフルーツやナッツ類、チョコチップ、刻んだベーコンやサラミなどを加えたりしてアレンジしてみてはいかがでしょうか?
また、焼き上がりを調整することもできます。ホームベーカリーの機能にもよりますが、食パン以外に、ふんわりソフト食パンやフランスパン・メロンパン・米粉パン・デニッシュパン・白パンなどもありますよ。
個人的にはメロンパンが好きですが。
いつでもふかふか焼き立てパンを食卓に
いかがでしたでしょうか?
意外とコストがかかるなと思ったのが正直なところです。とは言え、あの焼き立てパンはかなりの魅力です。材料を少し変えるだけで他の食パンを楽しめますので、ぜひ試してみてくださいね。