「チャラン・ポ・ランタン」という、実の姉妹ミュージシャンがいます。
ボーカルは妹の「もも」、姉はアコーディオンの「小春」という、異色な編成のユニットです。
筆者はかれこれファン歴5年で、ついでに言うと、チャラン・ポ・ランタンがきっかけで結婚した人間です。
色んなジャンルの曲がありますが、筆者は個人的に、「女の怖さ・生々しさ」を描いた曲に惹かれます。
何だか、「悪い女」になりきれるような感じがして、聴くのも歌うのも楽しいんですよね。
もともとマイナー調の曲が多く、アングラ感が醸し出されているところが、チャラン・ポ・ランタンの魅力の1つでもあります。
そこで、今回はそんな 「女の怖さ・生々しさ」を描いた曲を、ランキング形式でご紹介したいと思います!
【第5位】欲
とにかく、女の欲が詰まった曲です。
内容的には男性にも当てはまる感じなのですが、口調や、このまくし立て様から、「欲深すぎて常に満たされない女」がありありと想像できて、ちょっとぞわっとする曲だなあと思います。
以下、歌詞ネットからの引用です。
あれも見たい それも見たい
これも見たい どれも見たい
見たい 見たい 私見たい
あれも それも これも どれも
物欲食欲性欲権力欲
色欲独占欲睡眠欲金銭欲
欲しい したい 見たい ズルい
欲しい したい 見たい ズルい
この曲、バイオリンをはじめとした楽器軍たちも狂喜乱舞しているので、それが余計に、恐ろしさや狂気をあおっているように感じます。
ですがまだ、「欲深なだけ」と言えばそれまでなので、第5位ということで。
(個人の主観です。)
どんな曲か気になる方は、聴いてみて下さい!
【第4位】美しさと若さ
こちらはYouTubeでMVが公開されています!
「もっと美しく!」、「もっと若くありたい!」と高望みをして、整形におぼれた女の末路ですね・・・。
テンポがだんだん速くなっていくにつれて、「もっと整形したい!」という切迫感が表現されてるなあと思います。
以下、歌詞ネットからの引用です。
先生、
お願いします
最後だから、これで最後だから
・・・多分、これで最後にはならないでしょうね。
人生の色んな欲が振り切った結果、整形が止まらなくなったみたいです。
ちなみに、結局この女がどうなったのかは、フルバージョンを観て聴かないと分かりませんので、気になる方はCD(もしくはDVD)で確認してみて下さい!
【第3位】サイテーな女
タイトルの通り、「サイテー」な女です。
というのも、ここで描かれている女は、承認欲求強めの「有名スタア」。
男を手玉に取って貢がせる「サイテーな女」と、自分でも言っているくらいです。
以下、歌詞ネットからの引用です。
あたしは可愛い 有名スタア
男はみんな あたしを口説くの
どいつもこいつも踏み潰したわ
あたしはサイテーな女
実際にこういう人がいたら、周りの人間はたまったもんじゃないですよね。
ああ恐ろしい。
でも、これを最後まで聴いていると、結局は寂しい孤独な女の末路、という感じもします。
ちなみに、日本テレビ系列で放送されている、「幸せ!ボンビーガール」でも、たまにこの曲が使われています。
番組内の女子にはそんな人たち居ないのに(笑)
それから、これをライブで歌う時は、間奏でボーカルのももさんが、男性のお客さんやスタッフさんを誘惑・・・というかふざけて絡んでくるんです。
反応に困る男性とのやり取りが、この曲の名物にもなっています(笑)
どんな曲なのかは、ぜひともアルバムで確認してみて下さい!
【第2位】墓場までご一緒に
こちらも、YouTubeにMVが載っています!
結構コミカルな、ルンルンな感じではありますが、タイトルや歌詞からしてその狂気を感じるんではないかと思います。
曲調こそかわいらしいですが、言ってることは結構恐ろしいです。
MVで姉のこと埋めてますからね(笑)
このギャップが楽しい曲だなあと思います!
以下、歌詞ネットからの引用です。
浮気をする日が来たなら
相手の女を八つ裂きにして
私たちのお庭に綺麗に飾るのよ
「ほら、素敵だと思わない?」
ま、これは実際に男が浮気したなら、その男と相手の女も悪いわけですが・・・。
相手の女は八つ裂きにするとして(それもそれで怖いけど)、男の処遇がどうなるのかなあとも想像してしまいます。
女は八つ裂きで男は許すのかなあとか、女は八つ裂きで男にはもっと何か大きな仕返しをするのかなあとか。
アルバム情報はこちら!
【第1位】恋は盲目
チャラン・ポ・ランタンの楽曲の中で、一番「嫌な女」を描いているのは、この曲アルバムかなと思います。
もともと、ネット上にいた、チャラン・ポ・ランタンのアンチの書き込みを元に作った曲だそうです・・・。
チャラン・ポ・ランタンを好きと言っている芸能人(←多分男性)のファンが嫉妬したとかなんとか。
以下、歌詞ネットからの引用です。
あいつらより あいつらより
あたしの方が良い女
あいつらより あいつらより
ずっと前から好きなのに
貴方を取り巻く雑草を
片っ端から抜いてやるわ
失せろ、不細工 消えろ、邪魔者
根っこの先まで燃やしてやるわ
貴方の為に
貴方の為に
嫉妬心が色濃く出ている歌詞ですよね。
曲が進むにつれ、歌詞も演奏も歌も、どんどん激しくなっていきます・・・。
これをライブでやる時は、ももさんが間奏で、「実際のアンチコメント」を読み上げるんです。
(たまに素直な称賛の声も混ざってたりするのですが)
「顔がキモい」とか、
「お笑いのDVDに使われるらしいですね、うざい!断ってください!」とか、
「ある人(名前を伏せています)と仲良くするな、離れろ!」とか。
いやあ、怖い怖い。
でも、これを実際に歌うと謎にすっきりしますよ(笑)
音源はこちら!
ライブ版はこちら・・・ですが、公式ではもう売り切れているので、メルカリとかで入手するしかないですね。
【まとめ】女の怖さ・生々しさを覗くのは楽しくないですか?
男性の方はもちろん、女性の中でも、曲で描かれているような立場になる人は少ないかもしれません。
ですが、こういう、仄暗いドロドロした、ちょっと邪悪な世界を覗いてみるのも、楽しいとは思いませんか?
で、チャラン・ポ・ランタンは、そんな女の怖さ・生々しさととてもマッチすると思います。
あの、ジプシー・バルカン系のバンドサウンドと、どこまでも女優なボーカル・・・。
チャラン・ポ・ランタンの表現する、「女の怖さ・生々しさ 」を、存分に楽しんでみて下さい!