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日本の子供達の遊びの変化 Ⅰ

2019/01/24

「日本の子供達の遊びの変化」にほん


「凧揚げ」




「お正月には凧あげて コマを回して遊びましょ~♪♪」

とある通り、毎年子連れでお正月を迎えると、凧揚げをしなければ・・という強迫観念にかられる(笑)。正月に凧揚げしないと、日本人の親としては失格ではないのか!?とまで思ってしまいます。今年中学二年生になる娘が小さい頃は、パートナーが寝ていようがなんだろうが私はダウンコート×帽子×手袋で、寒風吹きすさぶ中、広い公園や川を凧を手に走り回ったものでした。

風が吹いている時は簡単に上がる凧ですが、風が無い時の凧揚げは地獄!ただ走るのみです(^O^)
かと言って、凧あげを楽しみにしている子供を前に「寒いから帰ろう」なんてとても言えないし・・。

親が全力で遊ばなければ子供に「面白さ」は伝わらない。
私は風もないのに全力で公園内を走り回って子供に凧揚げを教えたものです。


「コマ回し」


私が子供の頃(1970~80年代)は「ベーゴマ」が既に廃れていたのですが、近所のお姉ちゃんと「遊びの学校」とやらに入っていました。一月にはベーゴマ大会があったので、ベーゴマを練習していました。ベーゴマが衝突するたびに鳴る「カチッ!」という音と、何度も跳ね返っては戻って来て衝突を繰り返す様子には、いつやってもワクワクしたものでした。





一般的な木製の手のひらサイズのコマの遊び方は、編み込んである白い紐を引っ張りながらコマにグルグル回し掛け、紐を引いて飛ばします。その通常タイプのコマ遊びは、未だに日本の小学校の義務教育の中で昔遊びとして教えています。



「缶蹴り」


私が一番大好きだったのは缶蹴りでした!鬼の側に缶を置いて鬼が下を向いて10~20秒(みんなで決める)数えている間に、近くに逃げて隠れます。その後は鬼が探しに来るのですが、缶からあまり離れない場所から探して全員見つけ出さないといけません。何故なら、誰かを探し摑まえる方に鬼が熱中してしまうと、その間に誰かが缶を思いっきり蹴っ飛ばしに飛び出してくるからです。その間にみんなは再び新たな場所に隠れて、鬼はもう一度みんなを探さなければなりません。もし、缶を蹴られないで鬼が全員を探し当てる事ができたら、最初に見つかった人が鬼になります。


隠れながらも鬼にジリジリと近寄って、隙を見て飛び出し、思いきり缶を蹴る瞬間は快感でした!



「Sケン」




近所の子供たちが大人数になると必ずやりました。道路ならチョークで、土なら棒で掘りながら『S』と書いて、横から見た時にSの字内側の右の陣地と左の陣地に敵と味方で分かれ、ひとたび自分の陣地から出たら、ずっと移動はケンケンと決まっていました。




目的は相手の陣地に入って人々を強行突破し、奥にある宝物の場所に置いてある缶を奪取すること。その為の熾烈な闘いなのでした。途中で敵に遭遇したら、ケンケンしたまま手を組み合って相手を倒さなければ、どつかれて自分が倒れて両足をついてしまいます。

両足を着いたら即・退場です!悪いやつは背後から突然思い切り突き飛ばしたりしてくるので、生傷の絶えない血まみれの闘いでした(笑)




遊びの学校の月イチのSケン大会では、洋服は引っ張られて割けたし、膝は必ずズボンの布地ごと擦りむきました。滑り転ぶ事が多いので、砂や小石が生傷の皮膚の中に入ってしまい、洗って洋服ごと濡れて、絆創膏を貼ってまた闘いました。濡れて、泣いて、顔は土ぼこりでまっ茶色。涙なのか鼻水なのか汗なのか血なのか、もう何が何だか分からない程闘いました。そしていつも負けて傷だらけで、家から持ってきたお母さんの手作りの塩結びを食べながら、ボロボロになって家に帰りました。文字通り、”傷だらけの帰途”なのでした。



クラスで一番強い荒っぽい男子や、学年で名の知れた男の子にいつも声をかけては助っ人に来てもらいましたが、彼らが強くても私をはじめとする守備の女子達が弱い為、結局負ける方が多かったです。Sケンはチームワークがものをいいます。強いメンバーがスズメバチよろしく陣地を飛び出し、相手陣地に一斉に乗り込んで敵を全員突き飛ばしながら更に足を出して色んなヤツを倒し、宝物の場所へと突進する必要がありました。

その間に相手方の強い敵が味方の陣地に入ってきてしまうので、どっちが速く相手の陣地に奥までたどり着けるかの競争でした。いつも滅茶苦茶になるので楽しくは無かったのですが、敵は全く知らない相手。味方は曲がりなりにも見知ったメンバーであり、学校の仲間であることは確かなのです。

敵を攻撃に行く仲間が本気になって闘っているのに、私だけ弱音を吐くわけにもいかず、倒され蹴られ身体を踏まれても、敵の足に両手で体重をかけてしがみついて、行く手を阻むのが私達女子の仕事でした。あんなに『真剣に遊ばなくてはならなかった』遊びの学校ではいつも悔しい思いばかりしていましたが、自分の小ささと、いつかは勝つんだという思いを胸に、何年も”楽しくはないけれど”通っていたものです。だって、いつも痛いから(笑)


五右衛門風呂とお箸製作


『遊びの学校』の夏合宿では、木や竹を切って削ってお箸を作り、飯盒炊飯をしてキャンプ・ファイヤーの火を自分達でおこしました。そして希望者は五右衛門風呂に入りました。持ってきた寝袋で粗末なバンガローで寝ました。鉛筆もボン・ナイフなどで自分で削りました。



(Ⅱへ続く)





#日本, #子供, #遊び, #凧揚げ, #ベーゴマ, #コマ, #缶蹴り, #エスケン, #風呂
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