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人生は、冒険だ!~~8.韓国 Ⅳ

2018/07/25 更新 2018/12/27
修学旅行で、クラスの代表として「韓国独立記念館」を訪れた彼女たちは、その展示物がいかにむごたらしいかの説明をしながら嗚咽してしまって、途中から言葉に出来ませんでした。でもそれは、今(2018年)から28年くらい前の話なのです。その後はどうなのか調べてみたのですが、何回かリニューアルされている事が分かりました。


「韓国独立記念館」の設立が1987年。日本の第一次歴史教科書問題が起きたのが1982年。同年に設立委員会が発足しているので、実に5年の歳月をかけて設立されたのです。朝鮮半島の独立の受難の歴史の中で亡くなった人々を弔う為という名目で、寄付を国民から募って建てられました。

そこまで考えて初めて気付いた事は、彼女たちが観た展示物は、「韓国独立記念館」の設立二年後のもの、、。それは何回かのリニューアル前であり、設立真新しい展示内容を観たわけです。


彼女達が観た物は、軍国主義による朝鮮半島支配の歴史の中で、日本兵に取り囲まれて拷問されている同胞(女性を含む)を蝋人形で生々しく現した、数々の拷問シーンの「具体的再現」だったと思われます。実際にそのように言っていました(;O;)

それを観るにあたり、日本人の私達が耐える勇気があるでしょうか??ましてや、高校二年生の無垢で真面目な女子高生が。
観なければならない、そうかもしれません。でも、どこまで見るかは個人に任せられるべきでしょう。
心理的に耐えられる人と、耐えられない人がいるのは当然だからです。

韓国中の子供から大人まで訪れる韓国独立記念館内の拷問関係の展示物が、当初は普通に具体的に様々再現されていたというんですから、韓国人の子供が受けるショックもかなりなものなのではないかという心配すらしてしまうような内容だったようです。調べれば具体的に色々出てくるので、気になる方は調べて貰うといいと思いますが、この報告文ですら書くだけでどっと疲労しますし、ため息が出てしまいます(^^;

大人の世界で一番恐ろしいショッキングな内容を蝋人形で全員が見られる状態で展示してある、、というのは、いくら目的の為とは言え、子を持つ親の立場からしたら、疑問が残ります。やはり、連れて来られた小学生の子供が受ける恐怖は測りしれないからです。

何事にも、段階というものがある気がするのです。そしてその段階は、一人ひとりの個の成熟度によっても違うと思いませんか?

同じ年でも、これから世界を経験する人と、既に世界を回ってあらかた色々な現象を見て来た人では物の考え方が異なるのは当然でしょう。ましてや人間は個性的な生きもの。産まれた場所、与えられた環境、経験した内容、などによって今現在もどんどん変わっているものなのです。

ですから、黙っていたら何も分からないし、むしろどんどん発信して議論にかけていくべきなのでしょう。それでもその小さな意見がようやく大きく取り上げられるのは、おそらく時代が追いついてくるまでの20年後くらいになるでしょうか。
世の中って、そんなものですよね??そのくらい何度も議論されていかないと、徹底されていかないし、成熟もしない。

先に述べた内容のショッキングさを、真っ白で純真無垢な小学生のうちから強烈に叩き込む事。
それは、まるで「他の事を自ら考える機会を奪うもの」ではないかと、私が親なら思います。

世界中のどんな子供にだって、幸せな幼少期をどっしりした土台の上で過ごす権利があるし、それを温かく見守りながら段階を鑑みながら少しずつ次のステップを与えてあげるのが大人の役割。世の中を知っていく過程で、少しずつ知っていきたい事ではないでしょうか。教育の機会を与えてもらい、その中で自ら考えさせて貰い、そんな時期に知りたいではないですか。

むしろ「子供の自主性を促して待つ」、は周りの大人の責任のような気がするからです。
ただ見ていればいいというものではなく、機会を与えて考えさせ、自分の人生を自ら選べる子供に成長させてあげたいのです。

私のような意見が上がっても不思議はないと思います。調べてみたらやはり今はリニューアルされて、目を覆うような展示物は大人の背丈から、わざわざ覗いてみないと見えないように改善されているようです。それに関しては本当に良かったと思います。

設立当時の韓国の「独立記念館」を訪れた彼女たちの苦しみは、時を経てふとしたきっかけで私の中に舞い降りました。
時を経て自分で調べて考えて、ようやく正しく理解できたのです。それは私が当時に比べて中身が充分に「成熟していたから」深く理解できたのだと思います。「今はまだその時でない(時が熟していない)」という瞬間は、自分の人生で誰でもあるのではないでしょうか?何かしらの目標を掲げて精進して生きて来た人生なのであれば、一度は。

連れて行った歴史の先生はちょっと変わった人であった気がしていたのですが、「教科書問題」は当時からすると、時事問題だったのかもしれません。

多少荒療治ではあるけれど、深く学ばせて考えさせるきっかけを与えておけば小論文などにも役立つし、いつかこの娘達が母となり、子供を教育し、今後の日本をしょって立つのだから頑張って考えるんだよと先生方が考えていたかと思うと、人の親となった今では涙が出るほど有難い教育を受けていたのだと思います。多分、その女生徒だけの論争バトルも想定内だったのかもしれません。そんな中でも、みんなに考えて欲しかったのでしょう。それが先生方の目的だったのです。

意見をハッキリと言う事を恐れない様教えられて来たことに、今ではとても感謝しています。女性は我慢したらそこで終わりなのです。女性には、誇り高く生きる権利があります。それを無くした途端に、たまたま知り合った心無い男性にどこまでも都合よく転がされてしまう可能性があるのが女性の一生です。男性にも同様ですが、教育を受けられない全ての途上国の女の子達にとっても同じく、平等に教育を受けさせてあげられたら、と今では考えるまでに至っています。

韓国旅行の旅サイトに、写真が分かり易く載っていましたので、全て説明する事は割愛して、上記は私個人の意見陳述に変えさせて頂きました。写真などはこちらを参考にして頂けたら、イメージが掴みやすいかと思います。

https://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=3389




#韓国, #独立記念館, #日本, #教科書問題
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