自分の思考は固いのか?それとも、柔らかいのか?
誰もが「自分の思考」を中心に生きています。
ですが、これだけは言えます。
性格や年齢とは関係なく、どんな人でも新しい物事を避けたり、否定するようになり、思考はどんどん固くなっていきます。
人生には一生かけても経験しきれない無数の面白いことや楽しいことが待ち受けています。
「人生はこうあるべきだ」という考えにとらわれず、自分の好きなことを、好きなだけ試してみましょう。
自分の頭で何をするかを選ぶ。どうすればいいかを考える。
それさえできれば、誰でも自由になれます。
そこで今回は、あなたのこれからの人生で、好きなことを仕事に成功できる良いキッカケになればいいと思い、本田直之著の「思考をやわらかくする授業」の3つのポイントをご紹介します。
思考をやわらかくする授業 本田直之著 Amazon.co.jp
【クリエイティブ思考とは?】
自分から変わろうとする挑戦者には自由があり、変化を邪魔するドリームキラーに自由はない
世の中には自分から変化を起こそうと何か夢や目標達成に向けて挑戦する人がいます。
それと同じくらい、他人がせっかく夢に向かって挑戦しようとしているのに、それを邪魔しようとする人もいます。
こういった邪魔したり阻害する人をドリームキラーと言います。
何か新しいことを試みる人がいれば、拒否反応をしめす人が必ず現れ、やり方を変えようとすると、同じやり方に戻そうとする人がいます。
人によって性格の違いはあると思いますが、これだけは言えます。
変わることを否定する人間にはなってはいけません。
自分から積極的に物事を変えようとするか?
それとも、変化を起こそうとする人を応援するか?
取るべきスタンスはいずれかです。なぜなら自分が変わらなくても、まわりが変わっていくからです。
絶大な人気を誇っていたものから、どんどん人が離れていき、以前から見向きもされなかったようなものに、突然スポットライトが当たる。
そんな新しい波をあなたは自分の手で創り出すのか?
あとから必死に追いかけていくのか?
どっちが強いかは言うまでもないですね!
変えるべきではない理由を挙げはじめたらきりがありません。
つべこべ言わずにまずはやってみることです!
本当の自由とは、人より上手くやるのではない!
人と違った方法でやるという思考からクリエイティブな発想が生まれる
自分の得意なことが、価値を生むかどうか。
それは「何と組み合わせるか?」によって決まります!
レベルが高いか低いかは関係なく、すべてはアイディア次第です。
たとえば世界一周旅行をしたほとんどの人は、その経験にオリジナリティがあると思っています。
しかし世界一周を達成した人なんてざらにいるから、大した価値を生まないです。
ですが、ある若者が世界一周を達成してダンスも得意だったとしたらどうでしょう?
もし、彼が世界の美しい景色をバックに、ダンスを披露しながら旅をし、それを映像にしてYouTubeに配信したとしたら?
誰も見たことがないユニークなものが生まれるし、世界中で話題になるはずです!
彼はおそらくダンスの天才でもなければ、旅のベテランでもないと思います。
しかし、その二つを組み合わせたことにより、「世界でたったひとりのオリジナル」になったということです。
オリジナリティは、ほんの小さな思いつきから生まれます!
【本当に成功したいの?】
クリエイティブ思考でも行動しなければ意味ないし、お金持ちになれば自由になれるとは限らない
- 「会社で出世する」
- 「お金持ちになる」
- 「有名人になる」
- 「理想の人と結婚する」
そんないわゆる「成功」のイメージをもっている人は大勢います。
でも、本当に成功したいと思ってますか?
それは、本当にめざしたいことですか?
もちろん成功したことによって幸せになった人はいます。
しかし、それと同じくらい不幸になった人もいるのは事実です。
だから、「成功=人生のゴール」とか「成功=絶対的に良いこと」ではないと思います。
何を目指すかは人、それぞれです。
その先に想像しているものは、「成功した自分」というより、「楽しく自由にハッピーに生きる自分」なのではないでしょうか?
漠然と成功を目指してしまうと、自分で自分を不自由にしてしまいます。
発想を、「成功するためには、どうすれば良いか?」ではなく、「楽しく生きるためには、どうすれば良いか?」へ。
問いかけを変えると、行動が変わってきます!
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思考をやわらかくする授業 目次
第1章 思考を自由にするために日常を壊す
- 知らない世界をどれだけ目撃するかによって、人生の満足度が決まる。
- 旅のように生きる。
- 定期的に”引っ越し”をしながら人生を創っていこう。
- ふだんから意識的に「いつも選ばない方」を選んでいないと、いざというときに冒険できない。
- 自分にいくら才能があったとしても自分が知らない場所では、発揮することができない。
- 自分から変わる人には自由があるが、変化を邪魔する人には自由がない。
- あまり深く考えず、とりあえず流されてみる。
- 順調なときこそ、次の準備をする。
- ディテールを自分の目で確かめる。
- 1時間考え込むよりも、10分移動した方がクリエイティブだ。
- 定期的に「便利」を捨てればもっと工夫できるようになる。
第2章 思考を自由にするために万人受けを狙わない
- 賞賛は得られなくて当たり前だと思っておく。
- 本当にそれがしたいのか?よく考えよう。
- 思いつきでモノを言う。
- 大衆に合わせず、とことんオリジナルにこだわる。
- みんなに喜ばれるものではなく、自分がほしいと思うものを作る。
- 「普通の人」には嫌われろ。
- 本当にすごい人はすごさをアピールしない。
- 求められるのは、笑顔と根性ではない。プログラミング技術と発想だ。
- 効率的にやるよりも楽しくやった方がいい。
- 人からすすめられる生き方は、すでに古くなりかけているものだ。
第3章 思考を自由にするために異なるものを組み合わせる
- どうせやるなら、人とは違う方法で。
- 一番になれないなら、専門家をめざすな。
- 身近な人よりも外部の人の話を聞く。
- 別の仕事をすると「できるやつ」になる。
- バイブスに合う仲間を選べ。
- 「できる」と思っている仲間と、できるだけ時間を過ごす。
- 想像ばかり膨らませていると、だんだん動けなくなってくる。
第4章 思考を自由にするために「思い込み」を外す
- 本当に成功したいのか?
- どうすれば楽しめるかと考えていれば、別に手を抜きたいとは思わない。
- 目先のものよりあとに続くものを考える。
- 自分より経験の浅い人のアドバイスを聞く。
- 外に理由を求めなくなると、なんでもできるようになる。
- 「忙しい」というのはただの幻想だ。
- うまく批評できたとしても、誰もきみを尊敬しない。
- リソース不足に文句を言うのではなく、そのリソースでどう楽しめるか。
- 少しはサボらないと、仕事は楽しくならない。
- 「好調」は自分で作り出すもの。
- 頭の中に「なんで?」を増やすと、新しい方法が見つかる。
- 形にとらわれるな。
- 「捨てられないもの」の大半はなくしても気づかない。
- 簡単に受け取らない人が、本当に欲しいものを手に入れる。
- 本当に欲しい情報は垂れ流されたりしていない。
- 「根拠のない自信」は、準備しているうちにつく。
- いいなと感じられたら、きっと自分にもできる。
第5章 思考を自由にするために欲求を絞りこむ
- 条件を削れば、欲しいものは手に入る。
- 「いやだからやめたい」人は結局何者にもなれない。
- 面白そうなことは、他の人が手をつけないうちにやる。
- 不合格でも気にするな。むしろ喜ぼう。
- 足りないことが、これからの財産。
- のどから手が出れば、自動的に走り出す。
- 「聞こえのいい言葉」を捨てた途端、一瞬で自由になれる。
- 貯金よりも、新しい経験を増やそう。
- 今の自分と、数年後の自分は、後悔の種類が違う。
- ひとつの情報にふらふらついていくな。
- アイディアの居場所がわかれば安心できる。
- 聞くことを一瞬ためらえば、自分の力で物事を考えられるようになる。
- 知識は詰め込むよりも出していった方がいい。
- 相手のためより自分のためにゆっくり話す。
- 常識に従うことはみずからを奴隷にすることだ。
エピローグ
- いま持っているものを手放したとき新しいものが手に入る。