「今、苦労しておけばいずれ報われる」
「今、我慢しておけばいずれ幸せになれる」
そう信じて、仕事を頑張っている人は多いはずです。
学校でも「我慢することは良いことだ」と教わっているでしょう。
しかし、周囲の人を見渡してみてください。
我慢を重ねた職場の先輩を見て、どうでしょうか?
果たしてその姿は幸せな人生を送っていると感じますか?
我慢に我慢をかなせた結果、最後には我慢から解放されて自由になった人を見たことがありますか?
今この記事を読んでいる人にだけ本音を言いましょう。
現実は、我慢の先には更なる我慢が待ち構えているだけです。
そこで今回は、我慢し続けた人間に待っている末路や我慢ばかりの人生から抜け出し、自分の人生を生きるキッカケになれば良いなと思い、千田琢哉著『やめた人から成功する。』という本の人生編について紹介していきます。
やめた人から成功する。 千田琢哉著 Amazon.co.jp
【人生は我慢すれば報われるは嘘】
人生そんな甘くないし、苦労の先には苦労しかない!
「嫌な仕事を我慢し続ければ、いつか成功するかもしれない」
「人生は苦労すればいつか必ず報われる日が来る」
こう思い込んでいる人は本当に多いと思います。
はじめに言っておきますが、これは間違った教訓です。
嫌なことを我慢し続ければ報われるなんて絶対ありえません。
これが事実なら、世の中で我慢している人はみんな成功している人生ということになります。
苦労すれば必ず報われると健気に信じ込んで、苦労づくしの人生で成功せずに終わっていく人はあまりにも多いです。
「苦労すれば良い人生が待っている」
これは一部の特権階級の人が下々の人をそうやって洗脳することによって、自分たちが楽をしながら甘い蜜を吸うための戦略に過ぎません。
苦労や我慢だけで人生が終えていく大半の人々には、次のように注意しておけば反論されないからです。
「君の努力が足りなかったんだよ」
と言われてしまうのがオチです。
近くで見ていたら滑稽に思えるかもしれませんが、ここで大切なのは笑うことではありません。
あなたは今まで我慢し続けた人生を送ってきて、今のままでは自分の夢が叶わないと、薄々気づいているのではないですか?
このままで成功しないと薄々気づいているのなら、それがあなたの本音です!
それが分かってて、なぜ我慢する人生を選ぶんですか?
なぜ動き出さないんですか?
本音で生きることこそが、幸せのスタートなんです!
【我慢する人生を送った人の末路とは?】
我慢し続けた先に待っているのは成功ではなく、悲劇
我慢し続ければ報われると思っているあなた!
突然ですが、犯罪者になる人はどういう人間なのか知っていますか?
犯罪者の生涯や過去について色々と調べていくと、ある事実に気付かされます。
我慢に我慢をかなせ続けた人生を送った「優しい人」がブチ切れると、最後にとんでもない凶悪犯罪をやらかしてしまう可能性があるということです。
映画に出てくるような悪役も、過去に我慢し続けてきた結果、犯罪者になってしまうようなストーリーはよくありますよね。
これは映画の中だけの話ではなく、現実世界でも起こりうるんです。
むしろ我慢が足りなかった人達のほうが適度にガス抜きできているからなのか、大きな犯罪に至らないことが多いです。
犯罪に関するニュースが流れた時に、インタビューへの近所の人の回答は、
「とても良い人だったのに・・・」
「あんなに優しかった子が信じられない」
などがほとんどで、疑問に思ったことがある方も多いはずです。
あれはヤラセではなく、真実です。
我慢は放っておいてもなくなりません。
我慢はマグマと同じようなもので、たまっていけばいつか必ず大噴火して放出されます。
大噴火してしまうのは、適度にガス抜きして、ちゃんと放出してこなかったからです。
なので、我慢すれば報われるなんて考えは本当に危険ですし、良い結末は待っていません。
生きていく上で、自分なりのガス抜きの方法を獲得するのは、幸せな人生を歩んでいく上で必須です。
感情はその場で即時処理をしていくのも良いでしょう。
多少の軋轢や人間関係が悪くもなるので、それは覚悟が必要かもしれないですが。
しかし、犯罪者になるよりはマシです。
そもそもガス抜きする必要のない環境に身を移してしまうのも良いでしょう。
ストレスが溜まる環境にいても良いことなんて何一つないです。
我慢をし過ぎてしまうのは、単にあなたが嫌われたくないからなのではないですか?
そんな時は一度自分の聞いてみると良いです。
自分の人生は、人に嫌われないためにあるのか?
それとも、やりたいことを実現するためにあるのだろうか?
人生を後悔しないために自分にとって最良の選択をしましょう。
【我慢と成功の法則】
他人の夢の奴隷にならず、自分の人生を生きるためには?
何も考えずにひたすら他人のために我慢する人生は、他人の夢の奴隷になる人生を送るのと同じです。
何も考えずに我慢し続けていると、他人の夢や成功を実現させるための歯車の一つとして扱われます。
奴隷なんてことを言われると、気分は悪いですが、それでも皆んな我慢する人生を選択してしまいます。
それは、なぜか?
他人の夢の奴隷になると、何も考えなくても良いから楽なんです。
あなたがボーっとしていても、夢のある人がどんどん命令をしてくれるから、ひたすらそれを消化すれば良いだけです。
一度考えないことに慣れてしまうと、考えない状態が快感になってしまいます。
もし考えてしまえば、我慢できなくなってしまうし、行動すれば失敗もするから、脳が考えないように自己防衛してくれます。
悩んだり苦しんだりせず、淡々と他人の命令を遂行し、仕事が終われば帰って好きなだけ遊ぶことができます。
こんな楽な人生はないです。
給料も高いなら、なおさらですし、それを成功だと思っている人もいます。
しかし、あなたの人生はあなたの選択の結果です。
他人の夢を実現させるための我慢人生は、多くの人たちが歩んでいるわけだから、楽でしょう。
自分が主人公として成功を夢見て実現させていくような人生となれば、ごく少数の人しか歩まないような人生ですし、しんどくて辛いことも多いでしょう。
しかし本当は、しんどいと思わせておかないと奴隷が減ってしまうだけなんです。
確かに挑戦すれば、しんどいこともあるかもしれませんが、奴隷として我慢して生きるのもしんどいはずです。
むしろ、挑戦して自分の人生を歩んでいる人に話を聞くと、奴隷でいたときの方が圧倒的に辛いことが多いと言います。
どういう選択をするかは、あなたの自由です。
ただ、これだけは言えますが、我慢して良いことは何一つないです。
もし、もう一度生まれ変わっても、この人生を迷わず選びたいと思えるような人生を歩んでください。
やめた人から成功する。 千田琢哉著 Amazon.co.jp
やめた人から成功する。 目次
第1章 「人生」の我慢をやめる
- 「逃げる」ことから逃げない。
- 「我慢している人」は、他人にも我慢を強要する。
- 「苦労すれば報われる」ほど人生は甘くない。
- 好きな人と好きなことだけできるのが、極上の人生。
- 「いい人」ほど、短命。
- わがままな人ほど、長命。
- 我慢が足りない人ではなく、我慢し過ぎた人が犯罪者になる。
- 我慢しなくてもいい環境作りが、正しい努力。
- 他人の夢の奴隷にならない。
第2章 「仕事」の我慢をやめる
- 我慢に慣れると、召使いの背中になっていく。
- 我慢を減らさない出世は、偽物の出世。
- 雑用こそ、我慢しなくてもいい方法を考える。
- 断る理由をしつこく聞かれても、返事はしなくていい。
- 我慢に慣れるほうが、楽チンになる。
- 嫌いな仕事で成功したら、死ぬまで嫌いな仕事が続く。
- ズバリ本音を口にしないと、相手をつけ上がらせる。
- 上司や先輩の企画潰しに屈服しない。
- 仕事の相性は能力ではなく、時間の感覚が一致するか否か。
第3章 「時間」の我慢をやめる
- 人生から我慢した時間を引いた分が、本当のあなたの寿命。
- 無断で5分以上遅刻してきた相手は、会わなくてもいい。
- 人と会う際には、終わりの時刻をきっちり伝えておく。
- だらだら長い話は、体を張って終わらせる。
- 少しでも不快に感じた空間からは、即飛び出す。
- 眠くなる仕事は、あなたに向いていないという遺伝子の合図。
- 「飲み会に参加しない」というブランドを、早く構築する。
- 本命との時間を確保するために、他はすべてメールですませる。
- 締め切りの話は1回目の商談でハッキリさせる。
第4章 「お金」の我慢をやめる
- お金持ちになるのは、我慢しなくてもいい人生を獲得するため。
- 早めの生涯資金を稼ぎ終えると、もう我慢しなくていい。
- 躊躇することなく、タクシーに乗ってみる。
- 感じの悪いタクシー運転手には、「今すぐ降ります」と別れを告げる。
- たくさんのお金を払って、人口密度が低い空間で快適に過ごす。
- いつの時代も、もらっている人間が不平不満を言っている。
- あなたに敬意を払わない人からは、いっさい買い物しない。
- お金の話は1回目の商談ですませる。
- 忙しい人に巻き込まれると、いずれ貧乏になる。
第5章 「人脈」の我慢をやめる
- 「人脈を増やさなきゃ」という発想が、人を小粒化させる。
- 好き嫌いのわかりやすい人になる。
- 小粒人間に限って、葬式の参列者の数を心配する。
- 一晩寝ても感じ悪さが残る人とは、もう会わなくていい。
- 「以前、一度名刺交換しましたけど」は、挨拶としては最低。
- 下種の勘繰りをしてくる相手とは、二度と会わない。
- お願いしない。お願いされない。
- 年賀状の枚数を減らしていく。
- 最初に誤解された人間が、最後に一番愛される。
第6章 「恋愛」の我慢をやめる
- 恋愛は、顔で決める。
- あなたの周囲にいる異性は、あなたの鏡。
- 尊敬がベースになければ、偽物の恋愛。
- 「嫌いじゃないこと」と、「好き」なことはまったく違う。
- 不倫しないのと、不倫できないのとではまったく違う。
- 結婚と引き換えに、酷いオジサンやオバサンにならない。
- モテないからといって、モテない同士で群がらない。
- 満たされている人は、カップルがイチャついても気にならない。
- 2番目といける天国より、本命と落ちる地獄のほうが幸せ。
第7章 「家庭」の我慢をやめる
- 結婚して初めて自分の時間の大切さを痛感する。
- 睡眠時間を誰にも妨げられない人生が、極上の人生。
- 子どもが成人したら離婚するという美学。
- 家庭のせいにして、夢を諦めたところでご臨終。
- 我慢しない人生を歩むことが、最高の教育。
- あなたが好きに生きていれば、口うるさい両親も許せる。
- 親を長生きさせたかったら、いつも適度に心配をかけておくこと。
- あなたがモテれば、パートナーは浮気しない。
- 家庭が我慢の場になったら、すでに崩壊していることに気づく。
エピローグ
- 嫌いなことを我慢するのは命の無駄遣いだ。