「すぐに行動しようとしているのに動き出せない」
「頑張っているのに成果が出ない」
仕事や勉強など何か物事で結果が出ないことに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
結論から言いましょう。
成果が出ない原因はマルチタスク!つまり「抱えすぎているから」です。
いきなりマルチタスクが原因と言われても、よく分かりませんよね?
「抱えすぎ」の状態で成果が出ていない人の9割は、
- 仕事を抱えすぎている
- やりたい事、やるべき事を抱えすぎている
- 煩わしい人間関係を抱えすぎている
抱えているものは、人それぞれ違います。
ではなぜ、抱えすぎていると成果が出ないのでしょうか?
結局、「1%に集中できる人」がすべてを変えられる
今回は、藤由 達藏著『結局、「1%に集中できる人」がすべてを変えられる』から3つのポイントをご紹介していきます。
結局、「1%に集中できる人」がすべてを変えられる 藤由 達藏著 Amazon.co.jp
仕事で成功するには、マルチタスクできる人ではなく、1%に集中できる人
人は、一つのことに集中すれば100%の力を発揮できます。
やることが多くて、それにともなう心配が重なると、集中力も散漫になり、仕事を行うエネルギーも確実に分散してしまいます。
100の力があっても、10個の課題を抱えていれば、一つ一つの課題に対してたった10の力しか注げません。
そうなれば、効果的な働きはできず、大きな成果を残せないです。
このような状況に陥りやすい人の特徴は、次の5つです。
- 真面目で性格が良い人
- 能力がある人
- 失敗を恐れる人
- 期待に応えようとする人
- 将来に希望がない人
文句を言わずに多くの仕事を受けてしまう良い人ほど損をしてしまっているということですね。
期待に応えようとするのは良いことです。
しかし、マルチタスクは集中力が下がり、身動きが取れないという状況に陥ります。
そんな抱えすぎからの脱出の道は、身動きできる余地をつくることです。
つまり、今の生活の中に余裕をつくるということです。
一切の余裕がなくなってしまったら、仕事が上手く回るのも回らなくなります。
あなたも、やる事や仕事が多すぎて「抱えすぎ」の状態になっているなら、真っ先にすべきは、余裕をつくることです。
そして、一つの仕事をつかんだら、それだけに100%の力で取り組む。完了したら手放す。
人間の呼吸と同じです。
息を吐き切れば、空気は自然と胸一杯に入ってきますが、息を吐かないと苦しいばかりで、それ以上吸うことはできませんよね?
仕事も同じで常に、息を吐いて吸うことの繰り返しです。
仕事で成果が出ない原因はマルチタスク!?
無駄な習慣をなくし、1%に集中する人だけが人生を変えられる
今の時代はマルチタスクが出来る人は、効率が良さそうな感じがしますよね?
- 音楽を聴きながら掃除をする
- 電話をしながら仕事をする
- 動画を見ながら勉強する
複数の仕事を同時にこなした方が効率的なのでは?と考えてしまうのは、すごく自然なことです。
また、実際に仕事ができる人は、軽々といくつもの仕事を同時にこなしているように見えるため、「マルチタスクのできる人はすごい」というイメージが生まれ、努力をしている人が多いです。
しかし、これは間違いです。
そもそも人間の脳は、一つのことにしか集中できないという特性があり、マルチタスクが無理だということが分かってきました。
一つのことに100%集中していくほうが、質もスピードも高くなります。
意識的にやらなければならないことと、考えなくてもできることの組み合わせならば、同時にできることもあるでしょう。
しかし、複数の高度な知的労働を同時に行うことはできません。
仕事の質とスピードを高めたければ、最初から一つにしか集中できないと割り切ってしまいましょう。
そうすれば、集中力は高まり、仕事の質も上がります。
そして、1点に集中すれば、所要時間も短縮できます。早く処理してしまえば、次の仕事に取り組む時間も生まれます。
同時にやらないと決めていれば、行動はシンプルになります。
私たちはコンピューターではありません。
マルチタスクを手放して、一つのことに集中するようにしましょう。
【今を生きる】子どもの頃の自分を取り戻し、1%に集中できる人が100%人生を楽しめる
人生や仕事での心配事から解放され、心や頭がクリアになった状態というのはどういう状態なのでしょうか?
人によっては、
- 迷いがなく、空っぽの状態
- 心が波立たず静まりかえった状態
- 時間の流れから一歩引いたような状態
などがあげられます。
実はそういった集中状態は、誰でも子どもの頃に体験しているのではないでしょうか?
夢中になって砂遊びをしたり、お絵描きに没頭したり、鬼ごっこをしたり、今のような不安や心配事などは全くなかったはずです。
子どもは泣いていたかと思ったら急に笑ったりします。
まさに、気分の切り替えの達人です。
今を生きています。
過去から現在に続くしがらみから解放されています。実は私たちはみんな、今この瞬間を生きる存在だったんです。
そんな子どもも、やがて大人になり仕事をし、責任を持つようになると、次第に、純粋に心に気がかりなく存在してなどいられなくなってしまうのです。
もしも5分でも10分でも、日常の仕事を離れて、心配事を手放し無心になれたら、少しだけ余裕が生まれます。
そこから変化を生み出すことができます。
あなたも無駄なものは手放し、今を生きていきましょう。
結局、「1%に集中できる人」がすべてを変えられる 藤由 達藏著 Amazon.co.jp