あなたの周りにいる人たちを、よく観察してほしい。
自分が、将来こんな人になりたいと思う人が幸運なことに近くにいたら、その人が発している言葉に注目してみてください。
そして、将来こんな人に絶対になりたくないと思っている人がどんな言葉を発しているか注目してみてください。
気づきましたか?
人間は、自分が発している言葉通りの人生を歩んでいるんです。
1秒でも早く読んでいただきたいので、前置きはここまでにします。
今回は、自分の人生を歩んでいない方にこそ読んでほしい千田琢哉著『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』という本<人生編>をご紹介していきます。
死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉 千田琢哉著 Amazon.co.jp
【イっちゃってる奴が成功する】
自信がある奴より、イっちゃっている奴のほうが強い
成功者は生まれつき何でも出来て、自信がある人だと思っていませんか?
あの人に比べたら、自分は本当に何も出来ないと思っていませんか?
結論を言ってしまうと、こんなことばかり考えている時点であなたは何も成し遂げることはできません。
まず理解してほしいのは、人間は誰しもみんな弱いです。
自信のある人間ほど弱いです。
そして、自信というものは想像以上に脆いものです。
なぜなら、どんなに自信があったとしても、自分より圧倒的な実力者を前にしたら、自信は一瞬で崩壊します。
あなたも目の前に絶対に勝てないと思う人がいたら、落ち込みますよね?
そのような状況になれば、完膚なきまでに打ちのめされて再起不能になるのが人間です。
だから自信のある人というのは要注意です。
では、どういう人が成功するのか?
それは、完全に勘違いしている人間、つまり頭がイっちゃってる人です。
どんな実力者に出逢っても、動揺しないほど勘違いをし続けられるのであれば、それは本物です。
自信をつけなくてはならないと頑張るより、圧倒的勘違いをするほうが上手くいきます。
【自分を認めた人間が成功する】
たくさんの人から認められても、自分で自分を認めなければ不幸の人生を送る
「私もいつか成功者みたいに周りの人に認められる人間になりたい」
こんなこと思ったことないですか?
たしかに成功者になり、世間から認められている姿は、カッコイイですよね。
しかし、成功者は結果を出す前から、周りの人たちから認められていたのでしょうか?
成功者たちの共通点を探していたら、ある驚くべき事実があることが分かりました。
それは、周囲からその成功者が「素晴らしい」と認められる前から、自分で自分を「素晴らしい」と認めていたということです。
つまり、世間で騒がれる前からすでに自分という人間が素晴らしい人間であることを、自分が知っていたということです。
もうお分かりですよね?
成功はすでに自分が自分を認めてあげるということから、スタートしているんです。
どんなにたくさんの人から認められても、自分で自分を認めてあげられないのは不幸な人生です。
成功したければ、自分をもっと褒めてあげましょう。
【即行動する人が成功する】
失敗するのは準備不足ではなく、準備ばかりで挑戦しないから何も成し遂げられない人生になる
「失敗しないように、もう少し準備してから始めよう」
準備ばかりで、なかなか始めようとしない人は多いです。
おそらく失敗したくないからでしょう。
確かに準備することは大切です。
仕事は準備で半分以上決まるというのは本当の話です。
ところが準備が大切だと思うあまりに、世の中の大多数の人たちは準備だけで人生を終えてしまうのがほとんどです。
特にサラリーマンは、年がら年中「独立準備中」です。
準備するのは良いですが、いつスタートするか決めていますか?
準備というのは本番があっての準備なんです。
本番がないのに、ただ準備することだけ考えても、それはただの現実逃避にすぎません。
本番は練習とは違い、リスクは伴うし、失敗したら傷つきます。
模擬試験で全国1位を獲得したのに、受験本番で失敗するほど無意味なことはありません。
準備に時間をかけて、結局失敗するくらいなら、行動したほうがいいです。
準備不足で失敗するのではなく、準備ばかりで挑戦しないから何も得られず、何も成し遂げられないんです。
【好きな方を選んだ人が成功する】
周りが反対するほうを選んだら、たいていは間違いない
人生一度きりだし、どうせなら挑戦したい!
しかし、親や学校の先生に「現実を見ろ」と反対されたことは誰にでもありますよね?
そして、反対されれば人生の選択に迷うはずです。
決められない時は、二つの選択肢で迷っていることが多いです。
- A「親や学校の先生が賛成してくれそうな選択肢」
- B「親や学校の先生が反対しそうな選択肢」
このAかBのいずれかです。
大半の人たちは、このAとBの間をウロウロしながら人生の大半の時間を費やしてしまいます。
グズグズしながら膨大な時間を無駄にして、ようやく決めたかと思うと、結局はAを選択してしまう。
そして他人の目を気にしながら、人生を終えていくんです。
中には、Aを選んでおいて、何年か経ってから「やっぱりあの時にBを選択するべきだった」と後悔する人もいます。
どうせ後悔するなら、反対しそうなBを選択して自分の人生を歩んだほうが良い。
AかBのどちらが正解かなんて、どうでもいいです。
Bを選んで、成功する自信や覚悟がないなら、所詮はそれまでの人間です。
正解かどうかよりも、本当に自分が好きなほうを選んだかどうかの方が大切。
出来るか出来ないかではなく、やるかやらないかのどっかしかなくないですか?
それが好きなことなら尚更です。
死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉 千田琢哉著 Amazon.co.jp
死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉 目次
第1章 人生
- 自信があるヤツより、イっちゃってるヤツのほうが強い。
- 周囲から認められる前に、自分で自分を認めてあげる。
- 九九%の人は、準備だけで人生を終えてしまう。
- 親や学校の先生が反対するほうを選んでおけば、たいてい間違いない。
- 「みんな一緒ですよ」と言う人には、近づかない。
- 理不尽な噂を立てられたら、あなたはまもなく成功する。
- 「ごめんなさい」の回数と、その人の人脈は比例する。
- 毎日が夏休みのような人生を、創っていこう。
- おみくじで凶が出たら、チャンス。
- 周囲の顰蹙を買ったら、チャンス。
第2章 仕事
- 雑用から逃げると、死ぬまで雑用させられる。
- 雑用こそ、芸術的に仕上げる。
- 最悪の職場から、将来のヒーローが生まれる。
- 残業人間に、仕事ができる人はいない。
- 「企画部でなければイヤだ」という人は、企画に向いていない。
- 量をこなして、はじめて手の抜きかたが見えてくる。
- 楽しい仕事はない。楽しそうに仕事をしている人はいる。
- サボらないと、いい仕事はできない。
- 何をするかより、誰とするか。
- 電話の伝言の達人が、大型プロジェクトのリーダーになる。
第3章 時間
- ”Time is life”遅刻は、殺人と同罪。
- 群れから脱出すると、時間が増える。
- 愚痴をやめると、時間が増える。
- 二番目に好きな人と過ごす時間は無駄。
- 時間感覚の同じ人間同士が、階層をつくっている。
- 時間は、不公平。
- 時間のプレゼントが、プレゼントの頂点。
- 100点目指して期限切れより、0点でもいいから前日に提出。
- 忙しい人は、夢が実現しない。
- 何をするかより、何をしないか。
第4章 組織
- 入社時にやたら威勢のいい社員は、二年以内にやめる。
- 上司をお得意様と考えると、毎日が変わる。
- 出生を否定した時点で、お荷物社員コースまっしぐら。
- 自分に実力がないのなら、陰口だけは言わないと決める。
- のろい人の仕事を手伝うと、のろい人はいずれリストラになる。
- 会社を脅かすほど不遜なカリスマ社員は、いずれ失脚する。
- 一緒にいて居心地がいい上司が、将来のあなた。
- 現在群がっているグループで、あなたの一生が決まる。
- 力がある人間ではなく、結果を出した人間が出世する。
第5章 勉強
- 遠回りの蓄積こそ、あなたの財産。
- 「これを選んだ人はさすがにいないよね」という選択肢こそ大切。
- 退屈な模範解答より、ハッとするような不正解のほうが尊い。
- 立ち読みで終わる人は、傍観者で人生を終える人。
- 「納得できません」が口癖の人は、必ず落ちぶれる。
- 「それはありえない」が口癖の人は、将来リストラされる。
- 隠れてコソコソやってしまうのが、大人の勉強。
- 1年で1テーマ、40年で40テーマの勉強ができる。
- 締め切りも合格点も、すべては自分で決める。
第6章 情報
- 「わかりません」と言えることが、すべてのスタート。
- ”自称”情報通に、情報通はいない。
- ”自称”情報通は、人に使われておしまい。
- 情報は、「情に報いる」と書く。
- 誰が発信したのかを、必ず確認しておく。
- 1つの情報は、3ヶ所から集める。
- 短時間で本物の情報を得るには、やっぱりお金が必要。
- 情報を知識に、知識を知恵に昇華させるのが、人間の仕事。
- 情報で大切なのは、集めることより捨てること。
- 最後の決め手は、いつも一次情報。
第7章 交渉
- 話した量が少ないほうが、最後に勝つ。
- 打ち負かすのではなく、包み込む。
- 「意見は違って当たり前」と、知っておく。
- 「これだけは伝えたいこと」を、一つだけ手帳に明記しておく。
- 抽象的ではなく、具体的に攻める。
- 理屈っぽい上司で、普段から鍛えられておく。
- 解説者ではなく、質問者になる。
- 大声で話さず、やや小さめの声で話す。
- 沈黙は、相手に破らせる。
- 痛いことを言われたときこそ、「なるほど」。
第8章 友情
- 親友は、生涯で一人いれば御の字。
- 友情は目的ではなく、結果に過ぎない。
- 「ごめんね」の回数と、その人の人望は比例する。
- 旧友から突然の電話があれば、それは借金の話だ。
- 友達の数を増やすのをやめると、嘘のように人生が楽になる。
- 友達の幸せに拍手できる人が、次の成功者。
- お互いに孤独でなければ、友情は育めない。
- あなたの陰口を言っている人は、友だちになりたがっている人。
- マナー違反するのは、いつも仲良し三人組。
- プライベートで親友がいない人は、一人ランチが怖い。
第9章 恋愛
- 相手に腹が立つのは、あなたが相手に依存しているから。
- 本気でモテたいなら、群れない。
- 相手を尊敬できないのは、自分を尊敬していないから。
- お金のために結婚すると、お金が原因で離婚する。
- 二番目に好きな人と、エッチしない。
- 「…だから好き」は、愛していない。
- 「…なのに好き」が、愛している。
- 結婚資金を貯めるより、そのお金で自分磨き。
- ヒソヒソ話が趣味の女性は、浮気されている。
- 21世紀は、女が男をお持ち帰りする時代。
第10章 決断
- 「英語勉強しなきゃ教」から脱会すると、一気に自由が増える。
- 「どちらでもいい」という人は、生きているとはいえない。
- 力んで決断せず、淡々と決断する。
- 迷ったら、相談する一人をあらかじめ決めておく。
- 遅い決断は、どんなに正しくてもすべて不正解。
- 決断に時間をかければかけるほど、「やっぱりやめとくか」になる。
- 「検討しときます」「ペンディング」が口癖の人には、近づかない。
- まずは挙手。考えるのはそれから。
- 一度逃げた決断からは、死ぬまで追われ続ける。
- 自分で決めたもの以外は、決断ではない。