「成功するためにはお金が必要」「高学歴な人が成功する」「成功するためには人脈つくりが大事」
現代のネット社会で、最も必要となるものは何なのか?
最も必要なのは資金でも人脈でも学歴でもなく、情報です。
なぜなら、情報があれば未来を見抜けることが出来るからです。
情報を持つことで、未来が分かり、未来が分かれば、人生を思う存分楽しめます。
ですが、残念なことにこの必要な事実は、学校も会社もメディアも誰も教えてくれません。
そこで今回は、これからの新時代を生きるために必要な「情報」という武器について知らない方にこそ読んでほしい堀江貴文著『』という本をご紹介していきます。
情報だけ武器にしろ。 堀江貴文著 Amazon.co.jp
【情報は狩りにいけ!】
これからの時代を生きるためにはシャワーのように情報を浴び、アウトプットしよう
インターネットが普及し、皆がスマホを持ち、誰もがネットを使えるようになりました。
インターネットやスマホなどが社会の仕組みを大きく変えました。
世界中の頭のいい人たちが、どんどん新しい技術を開発し、世の中を変えているんです。
そんな変化の激しい時代に取り残されないためには、どうすれば良いのでしょうか?
それは、「情報を高速で取捨選択する力」が、今後ますますカギになると考えています。
有益な情報を効率よく大量にインプットし、自分が望むときに、ベストな形でアウトプットしましょう。
まるで狩りをするように、どうすれば使える情報を手に入れることができるのか?
まず、情報とは自分から積極的に取りにいくものです。
幸運にも、現代は「情報を手に入れる」ためのツールは揃っています。
スマホのニュースアプリを使ってもいいし、SNSで興味のある人の発信をフォローし続けてもいいです。
そして、情報の狩りが終わったら、次は自分の頭で考え、自分なりの言葉で世界中に発信し、頭の中を整理するクセをつけるんです。
インプットとアウトプットは、常にセットと捉えておくべきです。
情報の狩りに関しては、質より量です。
情報を効率よく取り込めるツールは、どんどん取り入れて、使いこなしましょう。
タイトルにもあるように、まるでシャワーを浴びるようにインプットしていくんです。
しかし、この話をすると必ず反論があります。
- 忙しくて無理
- 時間がないから難しい
これは馬鹿げた言い訳です。
情報収集なんて、移動中や待ち時間など、すきま時間にスマホを片手にできることです。
それでも言い訳ばかりする人は、「極限の忙しさ」にまで自分を追い込んでみれば良いです。
限界まで予定をいれて、やりたいことをやってみると、時間をどう使えば良いのかが浮き彫りになってきます。
もしくは、「やらないこと」を決めるのも良いでしょう。
本当に没頭できる「仕事」と「遊び」で自分の時間を埋め、さらに情報のシャワーを浴び続ければ、抽象的な問答に悩まされることもなくなります。
繰り返しますが、結果を出している成功者は例外なくインプットを大量にしています。
さて、あなたが浴びている情報のシャワーは、一体どれくらいでしょうか?
【アイディアの正体】
たくさんの情報に接し、インプットし続けることが大事
「独創的なアイディアで、社会に大変革を起こして世界中の人を喜ばせたい」
そんな大きな夢を聞かされることはよくあります。
でも、アイディアなんてそんな凄いものでもないです。
なぜなら、自分自身から純粋に湧いてきたアイディアなんて、たかが知れています。
世界中には70億人もの人がおり、全く同じことを考えている人が世界中に3人もいるという説だってあります。
だから「独創的なアイディア」や「自分だけの考え」などと勘違いし、こだわりすぎない方がいいです。
むしろ、「アイディアなんて、ただの情報のつなぎ合わせでしょ」くらいの認識の方が、大成功したりします。
だから、一発勝負でアイディアを出そうとせず、情報を常に浴びて、ストックした情報を掛け合わせる作業を日常的に、無意識レベルで習慣化した方がいいです。
- 自然に出てきた考えこそが、アイディアだ
- 机にただ座っていただけで、天からアイディアが降ってきた
こんなことを言う人がいますが、天からアイディアが降ってくるなんてありえません。
アイディアを生み出すためには日頃からの情報収集は欠かせないです。
一つ一つの情報がなければ、新しいことなんて考えつけないということを、意識して毎日の情報に接してください。
SNSが普及している今、情報の掛け合わせこそが情報化社会を生きていける成功法則
堀江貴文さんはいつも「やりたいことをやれ」と言っています。
でも、こう言うと決まって不思議な質問をしてくる人がいます。
「どうすればいいですか?」
「やりたいことが分かりません」
「何をやればいいんですか?」
正直、この質問は本人にしか知らないですし、あなたがやりたいと思うことをやるのが成功への一番の近道です。
なんとなくですが、そうやって質問してくる人は、ある程度やりたいことはあるのでしょう。
でも、「本当にそれでいいのか?」「お金は稼げるのか?」「失敗しない方法はないか?」ということが心配になるんでしょう。
これに対して絶対といえる答えはないですが、確実性の高い方法はあります。
それは、ポジションを掛け合わせるということです。
これは、藤原和博さんの「100万分の1のレア人材になろう」のインスタント版と言えます。
3つの分野で「100分の1」の人材になって、その3つを掛け合わせれば、「100万分の1のレア人材」になれるという成功法則です。
たとえば、キングコングの西野さんは分かりやすいと思います。
以前の西野さんは、テレビに出ているお笑い芸人という肩書きしかなかったと思いますが、今はどうでしょう?
今は、絵本の分野で大成功し、絵本作家として世間を騒がせています。
お笑い芸人として活躍している人なんて大勢いますが、「芸人」×「絵本作家」という肩書きを持っている人はいないです。
つまり、この2つの職業が掛け合わさり、ブルーオーシャンをつくることで、西野さんは以前よりも確実にお金が稼げているというわけです。
芸人さんやタレントさんの話なので特別と考えがちですが、これはビジネスを始めいろいろな応用の仕方があります。
たとえば、パティシエとして活躍している人は多いですが、ユーチューバーとして動画配信をスタートしたらどうでしょう?
「パティシエ」×「ユーチューバー」という2つの肩書で珍しい存在になれます。
アイディア次第でいくらでもブルーオーシャン化できるものです。
皆さんも自分の仕事に置き換えて、一度考えてみてはどうですか?
情報だけ武器にしろ。 堀江貴文著 Amazon.co.jp
情報だけ武器にしろ。 目次
第1章 情報は「狩り」にいけ!
- 情報は、「狩り」にいくもの
- シャワーのように情報を浴びろ
- 考える、調べる、試す。「思考実験」を繰り返せ
- 先に情報を与えるから、ポジションを得られる
- 人ではなく、情報と会おう
- 教養のレベルは、上げられるだけ上げておけ
- 「ノイズ情報」に、アイデアの原石が潜んでいる
第2章 情報を所持することは、未来を見抜くことだ
- 情弱がバカと貧困の温床
- お金なんて、信用のバロメーターにすぎない
- 「お金がなくなる社会」に、君はついていけるか
- 「運のよさ」とは、情報に飛びつけるかどうか
- 完成形だと思われているものこそ、劇的に変化し進化する
- アイデアなど、ただの情報のつなぎ合わせ
- 51対49の情報で勝負しろ!
- 大学は、人生の役に立たない
- 英語学習のコスパは高い
- 個人が世界進出する時代。英語で情報を吐き出せ
- 情報の掛け算でブルーオーシャン化させる
- 「知識の差」は「情報の差」
- 情報なんて合理的に処理すればいいだけ
第3章 誰でも技術を簡単に学べる時代
- 技術は、もはやただの情報
- 価値を高めるには、ストーリーを潜ませろ
- 情報を魅せろ!
- 情報を真似てみる
- 「情報」だけでなく「情熱」を持っているか
- 技術に固執するな。最高の情報を仕入れろ
第4章 アウトプットするから情報が価値を持つ
- アウトプットを試みることが、天職との出会いになる
- 情報を行動に変えてこそ、アウトプットは完成する
- あなたの「名案」に、価値なんてない
- 大して好きじゃないことだから仕事にできない
- 情報をパクられたら、それはチャンスの証
- 文章なんて、スマホで片手間書けばいい
- 常識に逆張りする
第5章 おかしな情報はスルーする
- 講演会、セミナーに行く人、就活する人は「常識という嘘」に毒されている
- ご立派な媒体のエライ人の記事にも、おかしな情報は多い
- 主義主張を押しつける情報ほど、邪魔なものはない
- もっともらしい健康情報に振り回される情弱
- 情報だけで死は防げる
- クソ情報を脳に処理させるぐらいなら、即寝よう
- 情報リテラシーの低い相手を遠ざけろ
あとがき
- 「思い込みの罠」にはまってはいけない