LGBTの中でもゲイの老後について。。
老後。
ゲイの老後について考えている20代~30代は果たしているのだろうか。
かなり先のことである。でもそこまで先のことではない気もする。
2018年現在、ゲイの老後についてはロールモデルがあまり紹介されていない。
60,70歳以上のゲイに出会うことは依然として少なく、老後の過ごし方については疑問が残るばかりである。
ロールモデルの不在は不安と恐怖心を煽る。あまり先のことは考えないようにしている若者も少なくない。
TwitterなどのSNSで老後に関して呟いているゲイもたまにいるが、
「歳をとったらどうやって生きていくか見当もつかない」
「早めに死にたい」
「将来に希望が持てない」
「好きな人と歳をとっても付き合っていけると思えない」
「老後のことは考えないようにしている」
等のネガティブな投稿が目立つ。
老後のロールモデルの不在は、ゲイの若者達のエネルギーや生きる希望を削いでいるのではないか?
ストレート(異性愛者)の方は結婚し、子供を作り、家を買い、まっとうに敷かれたレールの上を進んでいる中、
自分はこの社会に何が残せるのだろう?生きてる意味は何なのだろう?と私もつい考え込んでしまう夜がある。
ということで、今回は、ゲイの老後の過ごし方、"こんな風に過ごせば楽しく過ごせるのではないか?"という視点で書かせていただく。
※わりと主観や希望的観測が入っています。
【趣味を極める】
これはゲイに限らず、歳をとっても続けられる趣味を持つことはいいことだと思う。
70歳でよくゴルフに行ったり写真を撮りに行ったりしてる多趣味な人を知っている。
趣味仲間で友人の輪も広がるし、居場所も増えるはず。
居場所に関しては、少ないよりは多い方がいいと思う。
むしろ、居場所を作るために趣味を増やす、というイメージ。
【気が向くままに旅行する】
老後でもある程度資金力がある人は、国内問わず海外にも、頻繁に旅行に出かけているはず。
旅行好きのゲイは多い。一人旅でふらっと遠くへ行き、その土地ならではの美味しい食べ物を食べたり観光したり、楽しい時間を過ごせる。
ゲイの友人がいれば、歳をとっても一緒に旅行に行くことが可能である。
旅行は新しい気付きを与えてくれて、気持ちも若返ると思う。
【ゲイの友人らと過ごす】
ゲイの友人が何人かいて、ずっといい関係性が築けていれば、老後も仲良く交流することが可能である。
たまに誰かの家に集まって映画鑑賞なんかもできるのではないだろうか。
友人はやはり財産。
信頼できるゲイの友人は3~4人しかいないが、大事にしたいものである。
また、ストレート(異性愛者)の友人ともずっと付き合っていけるかもしれないので、幅広く交流しておくのが無難だと思う。
【パートナーと寄り添いながら生きていく】
パートナーと寄り添いながら生きていけたら幸せだと思う。
日本で同性パートナーと結婚し、法律の下で守られながら過ごせるのはまだ先のことになるだろう。
あと50年以上は同性結婚なんて認められないかもしれない。
しかし、仮に同性結婚がまだ認められてないとしても、一緒に住んでいつまでも寄り添って生きていくことは可能…だと思う。
もちろん、色々な壁や問題はあるが。
かずえちゃんという有名LGBTYouTuberの動画で紹介されていたが、同性結婚をするために海外に移住するカップルもいる。
選択肢は意外とある。
【犬や猫などペットと過ごす】
ペットには多くの人間が癒されている。
老後はペットを飼ってのんびりと過ごすのもアリかもしれれない。。
孤独に生きていくのが耐えられない人はペットと一緒に過ごすことをおすすめしたい。
■そもそも60~70歳のゲイは今何をしている?
ゲイアプリを覗いても、マックスで55歳ぐらいの人しかいない。
Twitterに関しては、尚更だ。
一体、も60~70歳のゲイは何をしているのだろうか?どこにいるのだろうか?
どんな老後を過ごしている?幸せなのか?
質問、疑問ばかりが浮かび上がってくる。
世代が違うせいか、スマホなどの電子機器を扱えていないのだろうか。ネットをやっていても、本当に見ない。
新宿二丁目にはフケ専(高齢者好きの若者が集まるバー)がある。
そこにも、やはり50代のまだ元気な方達がよく集まっている。
私が知りたいのは、いや、私たちが知りたいのは、もっともっと高齢のゲイだ。
ロールモデルの不在は、は不安と恐怖心を煽る。
■老後の不安はみんな同じなのかもしれない
ここまで書いてきてなんだが、ゲイに限らず、老後の不安はみんな同じかもしれない。
ゲイに限らずストレート男性(女性)で独身を貫いている方でも、老後に対して不安を抱えているのだろう。
それは資金的なことであったり、身体的なことであったり、孤独に生きていくことに対する不安であったり。
未知なものなので、誰しも不安を抱えていて、ただロールモデルが存在しないゲイなどLGBTの方がより漠然と心配としている、といった感じだろうか。
せめてお金ぐらいは貯めておかないと…と思う今日この頃。
将来は楽しみだが、やはり不安や絶望の方が勝っている。