日韓関係が冷え込んでいる副産物として日本初韓国路線の航空運賃が未曾有のほどに安くなっていることもまた事実です。
筆者はこれにつけこんで先月末から今月初頭にかけて韓国を訪れたのですが終わってみればこれまで今回含めて4回訪れた中で最も予算に余裕をもてた気がします。
そんな中で今回途中から釜山に拠点を置いていた筆者なのですが釜山のイメージを問う前にまずは韓国旅行のイメージというと何が浮かぶでしょうか?コスメ、グルメ、Kpop、お洒落なカフェなどが中心になってくるのではないでしょうか?
それでは釜山といわれると何をイメージするでしょう?
水産物が豊富な場所ですからとりわけグルメが中心になるのではないでしょうか?他に海雲台ビーチや東区の階段なども有名ですね。
それにしても題名に入っていた釜山一物価が安い市場とは一体どこにあるのでしょう?
筆者が近くに宿泊していたこともあって実際に訪れたので筆者なりに紹介していきます!
釜山市北区
釜山市中心部が海に面していることとは対照的に中心部から山で隔たれた北区(Buk-gu)は洛東江(ナムトンガン)という河に面しています。対岸には空港を擁する金海(Gimhae)市があり、空港までは車で10分前後しかかからない驚異的な近さです。
また、区内には釜山メトロが2路線走っており、その内1路線が中心部の西面(ソミョン)へ直結しています。また、Korail(韓国鉄道公社)の亀浦(グポ)駅があり、大邱・大田(デジョン)・ソウル方面へ接続しています。高速鉄道KTXも停車します。
今回紹介する釜山一物価が安いと言って過言ではない市場はこの亀浦駅にほど近いところにあります。
亀浦市場
亀浦市場(グポシジャン)こそ今回紹介する釜山一物価が安い市場で、釜山一ディープな体験ができる場所のひとつとしてここ亀浦市場も含まれるでしょう。
ないものはない?実は釜山最大級相当?
中心部ではないせいなのか知名度こそ決して高くない亀浦市場ですが実は観光客に名高い釜田市場と同規模の市場で、チャガルチ界隈とはもはや比べようもない規模の大きさです。中心部の市場と違うのは基本的にアーケードになっていない区画が多い庶民派市場であるところです。
また、亀浦市場は「ないものはない市場」とも言われ、実際に中心部の市場で全く見ることがなさそうな品々を目にすることができます。実際にその品々の一部も覗いてみましょう!
映りがあまりよくないですが左側の水産物は全て海ではなく河の幸です。中でも鯉や川エビは頻繁に見かけますし、野菜売りに混ざってドジョウを売っている光景もよく目にします。
薬用植物売りに紛れて何の惜しげもなく働きバチつきのハチの巣が堂々と売られているのは衝撃の一言でした。まさかこれを食べるのかと思いきやどうも自家養蜂用のようです。なるほど、屋上ではちみつをとろうというわけですね。
食べ歩きも買い物も楽しいフレンドリーな市場!
奇抜な品々に加えて食べ歩きも楽しいのがこの市場の特徴です。極めつけは観光客があまりいない(外国人観光客はなおのこといない)だけあって、とても親切にどこから来たのかなどを聞いてきます。それがとてもフレンドリーなものですからついついおかわりしてしまうのです(笑)。
場内では写真に映っているような甘いものから釜山の隠れ名物であるおでんをよく食べました。どれも100円あれば十分なのでとても安く食べれます。朝ごはんにもちょうどいいですよ!他にチョバブ(韓国式巻き寿司)や天ぷらなども見かけました。同じことを中心部でするともう少し高くなるでしょう。
お土産にもここはお勧めで、中でも例えばヨッカンジョンと呼ばれる日本でいうところの雷おこしのようなお菓子が特大サイズ500円という安さで買えます。ヨッカンジョン意外のお菓子も勢揃いで、100円あれば買えるものも多いのでここでお気に入りのお菓子を探してみてくださいね。時々フレンドリーな店主が味見させてくれることもありますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?それでは改めてこの記事のポイントをまとめてみましょう。
- 中心部の裏側の北区に釜山一安い亀浦市場がある
- ないものはない市場
- 庶民派でフレンドリーな市場
- 食べ歩きも土産のお菓子も100円~かそれ以下
- とにかくフレンドリー!
釜山一物価が安いことに留まらずついついおかわりしてしまうほどフレンドリーでディープな体験ができる亀浦市場、釜山に寄った折に一度訪れてみてはいかがでしょうか?