人生は、いつ何が起こるかわかりません。今流行のコロナウイルス、がん、ケガ、事故、後遺症、起きて欲しくない災害…そして年金2000万円問題。自分のこともですが、家族のことを考えると不安になりますね。
そんな時に心強いのが生命保険!ですが、かんぽ生命は顧客に不利な契約を結ばせていたことが発覚しました。それに、生命保険会社の営業も契約を獲得したら成績のために保険の転換をすすめるなど、言葉巧みに私たちを誘導することもあります。
言い方は悪いですが、営業にだまされない、大きな保険会社にこだわらない、親身になってくれるからと言って惑わされないようにすること。あなたが、人気ランキングに頼らなくても自信を持って生命保険を選べるよう、知識を身につける必要があるのです。
こちらでは、さまざまな観点から生命保険を自分で選ぶコツをご紹介いたします。
◆生命保険の種類
生命保険の種類は、大まかに分けて3種類あります。
- 死亡保険 … 被保険者が亡くなった時に受け取る保険
- 生存保険 … 医療保険やがん保険、終身年金など生きている間に受け取る保険(種類によっては一定期間経過したら支払われる)
- 生死混合保険 … 生存保険に死亡保険がセットになった保険
◆保険を選ぶポイント①
生命保険を選ぶポイントとしては、どんな時に保険金を受け取りたいのかを決めることです。
- 亡くなった時、大切な人に保険金を残すため
- 病気やケガで入院や通院にかかる費用のため
- がんになった時にかかる費用のため
- 持病があるけど入りたいため ※通常の生命保険よりも掛け金が割高
その他、女性特有の病気やいわゆる三大疾病(がん・脳梗塞・急性心筋梗塞)の補償など、あなたが不安に思っていることや備えたいことをメモでよいのでまとめるとよいでしょう。
また、補償される期間も一定の期間なのか終身補償なのかを決めるとよいですね。これは、月々の支払いにも関わってくる重要なポイントです。
◆保険を選ぶポイント②
ポイントのその②は、毎月の掛け金を決めることです。
昔は、お祝い金など若干受け取れることから、毎月の掛け金も大きかったのですが、最近は掛け捨てのタイプが豊富ですのでお手頃な掛け金で生命保険に入れますよ。
気軽に続けられることがなにより大切。毎月どのくらい出費してもよいのか、概算でもよいので予算を決めておくことこは大きなポイントなのです。
◆保険を選ぶポイント③
ポイントのその③は、生命保険の相談窓口に行ってみることです。
こちらでは、さまざまな情報を提供してくれるだけではなく、ご希望の補償内容や予算に合わせて見積もりを出してくれます。もちろん、相談料は無料です。
そして、重要なのはその場で決めないこと!最低でも3種類の見積もりを出してもらい、家族や友達と相談したいと言って持ち帰るのです。
◆保険を選ぶポイント④
ポイントのその④は、持ち帰った見積もりを見比べるのと同時に見積もり以外の商品を見て、もう一度自分なりに比較・調査することです。インターネットでもチラシでも、他の生命保険の相談窓口に行ってもよいのです。
そうすることで、さまざまな保険から自分に合った保険を見つけることができるでしょう。
◆私が選んだおすすめ生命保険
私は、昨年12月に生命保険を見直しました。生命保険の相談窓口に行って、大手保険会社の生命保険から「医療保険(持病あり)+がん保険+積み立て型の死亡保険」(掛け捨て含む)の3つに変えたのです。
こちらは参考までですが、私が選んだ生命保険をご紹介いたします。
●メディケア生命「メディフィットReリリーフ」
医療保険は、持病があっても入れるメディケア生命のメディフィットReリリーフに入りました。(もちろん、普通のタイプもあります。)
この医療保険は掛け金が割高ですが、持病を隠して普通の保険に申し込んでしまうと、審査がおりなかったり、入れてものちのち受け取れるはずの保険金を受け取れなくなってしまうのです。
決め手は、掛け金の安さ、保険会社は住友生命が運営しているので補償内容が安心ということでした。
入院の時は、1日5,000円。もう少し上げようと思いましたが、相談員の方から「それよりも入院一時金をつけたほうがお得ですよ。」とすすめられました。
1日7,000円を5日間入院したとして35,000円の受け取り
しかし! ⇒ 5,000円を5日間+入院一時金25,000円としたら、50,000円の受け取りに!
確かにお得!しかも、月々の掛け金も数百円安くなったのです。
他の保険会社で決める時も、よく確認したほうがよいですよ。
●チューリッヒ生命「終身ガン治療保険 プレミアムDX」
私は、がん家系と言ってもよいほど親族にがんを患った者が多いため、チューリッヒ生命の終身ガン治療保険 プレミアムDXに入りました。
昔は、がん=入院や手術でしたが、今は通院して直る時代、入院や先進医療の補償は医療保険に任せて通院を重視、がんになったら掛け金を払わなくて済むようなオプションをつけてもらいました。
アフラックのがん保険と悩みました。掛け金の安さで、チューリッヒに決めましたけどね。
※注意点(よく検討しましょう)※
・がん保険は、契約してから3か月間は保険がおりません。
●オリックス生命「米ドル建て終身保険 Candle(キャンドル)」
死亡保険は、オリックス生命の米ドル建て終身保険
Candle(キャンドル)を選びました。もともと、銀行で外貨預金の積み立てていましたのでそれを解約してキャンドルに入ったのです。
こちらは、昨年2019年に出た新商品です。掛け金も積み立てたお金も増減するというリスクを伴うものですが、きちんと保険の払込期間を終えれば、死亡保険金として1.4倍くらいの金額を受け取れます。しかも、保険料の払込期間を過ぎて解約したいなと思ったら利息がついて戻ってくるため、貯蓄として年金の足しにもなるでしょう。
万が一、満期を迎えずに死亡しても、受け取る時点での為替レートになるものの、掛けた75%以上でほぼ戻ってくるのです。掛け金は5,000円から。貯金がてら入ってもよいですよ。
※注意点(よく検討しましょう)※
・毎月の保険料は、ドル=円のため掛け金が変わります。
・受け取る時のドルのレートによっては、掛けたお金より少なくなる可能性があります。
(詳細は、オリックス生命のホームページや生命保険の相談窓口でご確認下さい。)
◆生命保険の相談窓口
最近、どこに行ってもさまざまな保険を相談する窓口があります。銀行なら、ファイナンシャルプランナーと言って、あらゆる将来のためのあなたに合った資金計画やアドバイスをしてくれて生命保険もその一部にあります。
しかしながら、やはり保険の相談窓口に行けば、あらゆる保険のパンフレットを用意しており、さまざまな保険会社の保険を比較して選ぶことができます。
今や、生命保険はお店で洋服を選ぶのと同様、あなた自身で保険を見比べて選ぶ時代なのです。(私は、買い物ついでにイオンで見積もってもらいました。)
なお、家に訪問してくれる窓口もありますが、断りにくくもなるため、余程のことがなければ窓口に出向くことをおすすめしますよ。
◆まとめ
生命保険は、すすめられるままに入るのではなく「あなたが自信を持って見極め入る時代」。
いかがでしたか?
本当は、貯金で賄えるのが一番望ましいのですが、いざという時に貯金では無理がある金額だったら困りますね。
だからと言って、ランキングの上位だからというのは決め手にはなりません。インターネットや電話で調べるのもよいですが、わかりづらいので相談窓口で説明してもらうとよいですよ。
あなたが、どんな保険に入るのも入らないのも自由。しかしながら、月に一度、外食したつもりになって保険に入っておくと安心です。